どうする?がんと診断されたときの病院選び③

とりあえず通いやすさで選んだ大学病院。
脳腫瘍で有名ではないけれど、大きな手術ができるところ。

紹介状を提出して、予約外で受診。
先生は画像を見て、手術しましょうと即決。

そして、直後に術前一式のオーダー。
これは、手術に向けての検査です。採血、心電図、呼吸機能検査、レントゲン。ぐるぐる院内を回る内に、ああここで手術をしていいの?とよぎりました。

けれどきめてしまったこと。
迷いながら迷いながらもベルトコンベアーにのせられたよう。

この後、私は脳腫瘍によって脳が傷ついたことによるてんかんを併発していたので、薬の内服開始になるのですが副作用が辛くて……とても、他の病院を探す余裕なんてなくなりました。

更に、手術までは働いていいということで、そこに有給休暇当てるために休みを取らずに働く――つまり、平日は病院に行けず他の病院へセカンドオピニオンや病院探しをするのをやめたのです。

母親からは他の病院に有名な先生がいるよ、などと言われましたが。
もう決めたのに、「他の病院のことは言われたくない」と言い返していました。

今ならば思います。
手術したら終わり。
他の病院にはいけない。直前までいい病院をさがせ!です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?