4.髄膜種が止まらない!術後の辛さ

術後1ヶ月で普通の生活に戻れるって聞いたのに。具合が悪くて悪くて起き上がれない2年間。


 というところですが、髄膜種の説明を。
 頭蓋骨を覆う硬膜にできる腫瘍。一般的には良性ですが、残すと再発率が高い。グレードⅠは良性、Ⅱ以降は悪性で大きくなるスピードが速い、あとはネットで調べてください)

 ③の前作までは、抗てんかん薬の副作用で具合が悪くて普通の生活がままならなくなってましたが、手術前に有給を取り、ようやく回復して元気になって手術に臨みました。

 ちなみに私の髄膜種は、傍矢状洞髄膜腫という、大きな静脈に接していました。なので、その付近は三センチ残して、あとはガンマナイフ(放射線)で抑えましょうというもの。

 古典的療法(いわゆる一般的)なものなんだな、と医療者らしく姑息にもフーンと思いなっとく。今思えばネットでチラリと見た、腫瘍を残存すると再発率が高い、を重視すればよかった。

 そして術後です。病院ではふらふらするし、看護もアレだし、放置されるし、なんだか散々でしたけど、具合は術後だからこんなもんかなと。
(手術、入院に関しては別の機会で語りたいです)


 で、手術後――地獄でした。
 起き上がれない。常に頭重感。20分も起きてられない。頭が重い、上げ下げできない。
 役所に出す書類も頭がくらくらして名前が書けない、住所が書けない、書類がよめない。PCを5分もやると横にならずにはいられない。冷や汗だらだら。

 テレビの音も明るさもつらい。10分のテレビで、びっしょり汗。
 家から三分のコンビニに行けずに、何も食べずに横になる。
 具合が悪くて、レジの行列に絶望して諦める。

 バランス取れずに杖をつく(半年)
 家から三分の駅までいけない、電車の中で一駅も立ってられない。
 
 嘘じゃん!!1ヶ月で何ともなくなるって嘘じゃん!!
 先生に言ったら不思議そうな顔で、抗てんかん薬の副作用かもねと3か月後に断薬。

 ホッとしたのもつかの間。次の日にてんかん発作を起こして救急搬送😿
 薬は止められないと再開です。

 しかもてんかん発作を起こしてからはしびれがひどいひどい。てんかんが怖くて怖くて、辛いし、どうしうもない。
 その時は毎日横になりながら、「人生はわんつーぱんち」その歌ばかりが頭をめぐっていました。 

 おまけに、入院中は全く眠れませんでした(脳浮腫を防ぐためにステロイド点敵をしたせい)。帰ったら眠れるよ、と言われ、軽度の睡眠薬しか対応してくれませんでしたが…。

 家に帰っても眠れない!!てんかんも怖い。具合も悪いから夜20時には薬を飲むけどねむれない。一時間後にもう1錠、でも眠れない。また二時間後にもう1錠。諦めて起き上がり、夜中2時に起きる。
 はやく朝になれと願うけれど、朝になればまた具合が悪くて、早く睡眠剤を飲みたいと夜になるのを願う日々。

 それが半年!!
 その頃の手帳には、「つらいつらいつらい、しんどい、つらい」

 半年後に、ようやく鍼灸で1時間眠れるようになった。それだけでもマシだ、と思うように受け入れました。

 ちなみに私はこれまで頑健で。バイト7件かけもち(病院)、夜勤明けで訪問してまた夜勤、30日勤務もへっちゃら。40度の熱をだしても平気で夜勤できる(新型コロナ前は医療も介護職も穴をあけられないからそれが通常)、そんな根性で生きてきた人間です。

 それが手術後は毎日、40度の熱がある時よりしんどい、そう思いながら這いずって生活していました。 



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