機嫌よく暮らす

  それは突然のことだった。幼稚園に息子を迎えに行くと、彼の目は潤み始め、次第にぎゃーっという叫びに変わった。普段は穏やかな息子が取り乱す姿に、先生方も驚いていた。車の中でも、自宅に戻ってからも、それは暫くおさまらず、落ち着いた頃に話を聞くと、わたしが「お靴履こうね」と言ったこと、そして先生が靴箱に連れて行こうとしたことが気に入らなかったらしい。何でも〝言われなくてもちゃんとわかっていた〟と。その後、担任の先生から電話を頂き「実は昨日もあんな風に泣いたことがあったんです」と。「自分を出せるようになってきたのかな」そんな捉え方をされているようだった。敏感な息子は、集団生活の中で疲れを感じやすい。夏休み明けなのだから、余計にだろう。しかし、本当にそれだけだろうか。この些細な出来事は、恐らくただのポーズであって、本質は別のところにあるような気がする。わたしは自分のこのところの不機嫌な態度を省みる。実は夫からこんなことを打ち明けられた。「最近〇〇くん(息子)、俺によく聞いてくるんだよね。ママ怒ってないかな?って。ママの顔色伺ってるんだよ」幼い頃の自分がそこにいた。これではいけない。そして自分自身がnoteに書いた言葉を思い出した。

赤ちゃんが求めているのは「機嫌のいい母親」なのだそう。

 勿論、息子は赤ちゃんではない。けれど、赤ちゃんに限らず、誰だって機嫌の悪い人よりも機嫌のいい人と暮らしたいのは同じだろう。そこでまず、わたしが機嫌よく暮らせるポイントを探していくことにした。自分の機嫌は自分でとる!

1.たっぷりの睡眠

基本中の基本。わたしはショートスリーパーではないので、寝不足だと不機嫌になります。

2.体力をつける

他の人に比べて、体力がなく疲れやすい。疲れると苛々する。運動、食事を見直して体力づくりをする。

3.一人時間を充実させる

わたしは一人の時間がないと生きていけない。お一人様万歳!好きな音楽を聴く、お風呂にゆっくり浸かる、読書、映画を観る、マッサージをするetc...

4.お洒落なお店で美味しい食事

美味しいもの大好き!月に数回はお洒落なお店(これ大事)で美味しい食事をする。

5.スマホを使いすぎない

スマホに触れる時間が長いと苛々する気が。いや、苛々するからスマホを触るのか。鶏かたまごか、どちらにせよ使いすぎないことが大事。

6.一円でいいからお金を稼ぐ

「わたしは生産的なことをしていない」と時々悩み、落ち込んだり苛々したりするので、その無駄な悩みを取り除こう大作戦。内職を始めようかとも思ったけれど「納期に追われて奥さんが苛々している」なんて話を聞いたので、ここは以前やっていたランサーズに再挑戦してみようかと。

7.一日の始まり(朝の時間)を大切にする

何事も始めが肝心。瞑想をしたり、ノート(紙の)に気持ちを書いて自分自身と向き合う。テンションの上がる音楽を聴く、文章を読むのもよし。スキップしたり、鼻歌歌ったり、鏡に向かって笑顔を作ったり、人工的に気分をあげるのも。ちなみに高校生の頃、オードリーヘップバーンの写真が表紙の「一週間で女を磨く本」という本に目を通して気分を上げていた。

8.夫に甘える

オエーって思われそうだけど。一日五分でもいい、スキンシップを取ったり、おしゃべりしたり、夫婦ふたりきりの時間を持つ。

9.部屋をきれいにする(物を減らす)

耳に痛い。けれど、やはり汚い部屋や山積みの食器を見るとなんだか疲れる。まずは物を減らすことから。尊敬する樹木希林さんも、暮らしを楽にするために徹底的に物を減らしていた。

10.「できなくて当たり前」と心に刻む

目指せ不完璧主義!何事も〝できなくて当然〟のスタンスで。食洗機を導入したり、「もう何もしたくない!」という日のために紙皿や紙コップを用意したり(これ、主人の母が年末年始にやっていた)「逃げ」を用意してもいいんじゃないだろうか。

  以上。機嫌よく暮らすというのは、不機嫌になることを取り除くことでもある。とりあえず今日は機嫌よく過ごせています。

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