オプショナルタイム

人生の中でいくつもの選択肢があって

悩みながら選んだその道が

正しかったなんて死ぬまでわからない

皆一応に結婚したり

足並み揃えて家庭を築いたり

なんなんだこの世渡り上手たちは

社会の中で社内の中で

浮かない努力をして

僕のように浮遊しながら

あてもなく漂う屍は

死床も見つけられず

ただ泡を吹いているというだけなのに

赤ん坊に生まれ変わっても

運命が変わらないなら

僕はこの運命を受け入れて

前に進むしかない

鼻で笑われて

指を差されて中傷されても

傷ついた心に唾つけて

明日を迎えに行くんだ

差し替えの効かないメインキャストの僕は

オプショナルタイムをいくつも使って

人生を彩らせる


1円でもありがたいお気持ち_( ´ ω `_)