変化を受け入れ取り入れる

今年もあと半月ですね。
年々1年が早く過ぎていく気がします。
年が明けたらあけたで明けた気がしないなんて言っている気がしますが…
今年は100年に一度のウィルス危機に翻弄され暮らし方も変わらないといけない1年になりました。
皆さんは変化について行けてますか?

変化といえば、犬業界も変化しないといけない時期です。
昔のようなトレーニングをしていたり、金儲けのための生体販売をしているようでは人間は進化できていないということです。
変化を受け入れて自分自身を変えていくことが大切です。
自分を変えるには痛みが伴うかもしれません。
心が折れるようなことが起きるかもしれません。その時のために支えあえる仲間を作っておくといいですよね。
馴れ合いではなくそれは違うんじゃないと言ってくれる仲間だったり、正しい情報に導いてくれる仲間が必要ですよね。

考え方が違うとどうしても相手を貶めるような言動が多くなって犬猿の仲のようなことが多いのが犬業界な気がします。
横のつながりが希薄なんです。自分が正しくて自分の考えに賛同しない人は敵みたいな…
それって、もったいないんですよね。
自分の意見を持つのはいいことです。でも、相手の意見を聞いて、それが正しいのかを判断する冷静さを持ってほしいなと思います。
自分が正しいなら理路整然と論理的に伝える。感情的にならずに。
そして、間違っていた、認識が違っていた、知らなかったを認める強さが必要だと思うんです。
自分の知らないことを他人が知っていることはよくあることだし、自分が知らなかったならそこで学べばいいし、調べればいいこと。
なのに、自分の無知さを棚に上げて相手をたたくことは逆に自分を貶めていることになるし、学ぶチャンスをなくしてしまいます。
犬業界…特にトレーニング業界がなかなか変われないのはそういうところにあるのかな?って思います。

私はシステムエンジニアでもあります。(二足の草鞋(;^_^A)
システム業界は本当に変化が速いです。早すぎてついていけないほど…
昔の技術に固執していたら仕事なんてできないんですよね。
どんどん新しい技術は開発されエビデンスが出され取り入れられていく。
その中で仕事をもらい生きていくにはそれなりに学び続けないといけないんです。
そうしないとあっという間に取り残されて稼げなくなります。

トレーニング業界も同じだと思います。
科学が「犬」を解明し、犬という不思議な動物がどのように学習し行動しているか。そして、問題行動といわれる行動はなぜ起こっているのかわかってきています。
科学的にも統計学的にも…ボディランゲージは統計学的なものかなと思っています。犬に直接どんな気持ち?と聞くことはできないですからね。
それは、脳科学でも解明はされつつあるようですけどもともとは観察から生まれた統計学的なものと思っています。
その結果を踏まえて私たちは犬にどうしてほしいかを伝えるし、教えていくんですよね。
だから、学び続けないといけない。頭でっかちになったっていいじゃない。それを上手に取り入れて人間が得意とする「創意工夫」を目の前の愛すべき毛むくじゃらに還元していけば。
上っ面だけ学ぶのではなくすべてのことが線で結ばれ深いところまで理解出来たらきっとわんこたちは、喜んでくれるでしょうね。
学ぶことは面倒くさいです。散歩に行くより面倒くさい。
でも、わんこが目の前でリラックスして寝ていたり、うれしそうに歩いたりする姿を見れると思えばうれしくないですか?

命ある動物と暮らすことは楽しくもあり大変でもある。
でも、その大変さがいつか自分を成長させてくれていると気が付く時が来ます。
犬はいつだって正しく私たちにフィードバックしてくれています。
スパルタ教師だけど…。わかりやすく優しく教えてはくれないのでそれを理解してあげてくださいね。

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