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ハズトレって

ハズトレやれば嫌なことも大丈夫になるって信じるのは考え方によっては危険だなぁと思っています。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です

流行りのものではない

少し前からハズトレ…ハズバンダリートレーニングという言葉をよく聞くようになって、ハズトレやれば嫌なことも嫌じゃなくなるよ~なんて言葉もちらほら聞こえてきたりして…

なんとなく流行りになっているような感じがして嫌だなぁと思っています。
日本は真面目な一方で横文字や流行りに弱くて間違った理解のままな人も多い気がします。

トレーニングは流行り廃りではなくそのトレーニングについて正しく理解し、何を目的としてやっているのか?
トレーニングを受ける側はどのようなメリットがあるのか?を知る必要があると考えています。

トレーニングを受けるがわにデメリットがあるものはトレーニング自体間違っていると思います😅

取り組む前に考えたいこと

ハズトレとは、まず楽しく取り組む必要があり、受ける側に、なにかを強要するものではありません。
そのトレーニングが楽しい、もっとやろうと思ってくれる工夫や演出をするのがトレーニングを提供する側です。

この楽しく受けてもらえる工夫や演出が難しいからどうしても動物たちに無理を強いてしまいハズトレ失敗となってしまうことが多いのではないでしょうか?

そういう私もどうしたら楽しい工夫や演出ができるのか?と悩んでしまい結局、「それ嫌!」と言われてしまいます😅

先日、私の師匠の一人、青木愛弓先生がアシカのハズトレ動画をアップしているのを見ました。
アシカに内視鏡を口から入れるトレーニングの動画です。
その動画は楽しそうな動画でした。
嫌なら逃げられる状況でかつ、きちんと動物とコミュニケーションがとられていて嫌ならやらない。
動物の準備が整ってからスタートしている。
少しずつ取り組んだ結果なんですけど…

ハズトレとは

ペット動物でも取り入れるべきトレーニングです。
擬人化しやすく無理をさせやすい環境にありますけど…それをまず理解して、犬は犬です。
その上で、犬が知らないもの、犬が初めて見るものを嫌なものにしないところから始めます。

病院が怖いのは知らないものが多いからなんですね。
知らないから怖いんです。
それなら、知らないのではなく知っていて、なおかつ、いい印象を持てたら少しハードル下がりますよね。

注射にしても、人より痛点が少ないとはいえ刺せば痛いんです。
でも、その痛みは噛まれたりする痛みよりは少ないはずです。
その痛さを倍増させるのが未知との遭遇なんです。

未知との遭遇が痛みを倍増させるのであれば、未知との遭遇にならない取り組みをすればよいのです。
それが、ハズトレの第一歩です。

歯磨きをするのであれば顔を触るもしくは、触る前に一定の場所に顔をのせるところから始めることもできますよね。
どうやったらその行動までたどり着けるか?
新しい刺激となるものはないか?
その辺を細かく見ることがハズトレの一歩であり肝となる部分だと思います。

方法ばかりにとらわれない

セミナー等にいくとこういう場合どうしたら?という質問が多いことに気がつきます。
飼い主さんだけでなく、プロの方も…
ピンポイントでやり方を知りたい気持ちはわかりますが、方法よりも基本となる考え方や確認すべきポイントを知る方が応用ができると思います。

もし、何かのセミナーを受講されることがあるのであれば方法ではなく考え方や取り組み方法を身に付けられるようにした方が良いと思います。
難しいことですけどね。

基本がわかれば応用ができます。
まずは、楽しくないかも知れないけど基礎を学んでくださいね☺️

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散トレの参加者募集
1/19 小金井公園

ゆるゆると数組の飼い主さんとわんちゃんと一緒に社会化のためのお散歩会です。
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