見出し画像

しつけはいらない?!

いろいろな情報を目にする度に疑問に思うことがあるんです。
しつけがいらないとか、ストレスが悪いとか…
擬人化が悪いとか…

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

本当にしつけはいらない?

これって、しつけってなに?ということから整理しないといけないと思っています。
しつけと称して罰が蔓延る現代。
子供にたいしてもそうですけど…しつけってなんでしょうね。

しつける側の思い通りにすることがしつけなんですか?
しつけはいらないの「しつけ」ってどのようなものと定義しているか今一度考えてみてはどうでしょう?

しつけとは

しつけ仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。ドイツ語では、しつけのことを、die Zuchtというが、これは人に限らず動物(家畜)の調教、訓練の意味もあり日本語のしつけと同じである。
なお裁縫(特に和裁)では、ちゃんとまっすぐに縫えるように、「あらかじめ目安になるような縫い取り」をしておくこと、それに沿って縫っていくことを仕付けと言う。
以下では人間のしつけについて記述する

---- Wikipediaより

しつけとは?でググるといろんなサイトが出てきますね。
しつけってそれだけ曖昧なものなのかな?って感じます。
しつける側に委ねられるというか…だから、混沌とする気がします😅

Wikipediaにもあるように、しつけというのは社会で暮らしていくなかで必要となる所作、立ち振舞いを学びトレーニングすることです。
伝統的なほめかた、罰しかたも含むとも書いてありますが…
しつけはいらないというひとは、この「罰しかたも含む」ってところをとっていらないといっているのかな?ともおもいますが…どうですかねぇ~

伝統的な「罰しかた」は否定されているのでここは科学的に証明されていることを使っていきましょう。
言葉が通じない動物に罰を使ったところでこちらの意図は伝わりませんから…

で、社会で暮らしていくなかで必要となる所作や立ち振舞いを練習するときに失敗させないことも大切ですけど、失敗したときに止めることやトレーニングの内容を見直すことも必要になります。

しつけられる側だけでなくしつける側も柔軟に取り組み、そして、きちんとやめることをしっかりと教える必要があるんです。

行動をしていることを止めることはとてもエネルギーのいることですが抑制を学ぶためには必要なことです。
私たちもそうやって「我慢」を学んできたはずです。

子供の頃、買ってほしいものをねだっても買ってもらえなかった経験ありませんか?
お誕生日まで待ったり、クリスマスまで待ったり…

小さいことで言えば、おやつを食べたくてももうすぐご飯だから我慢しなさいもそうですよね。
少しの我慢が大きな我慢を育てるのだと思うんですよ。

犬もそうだと思います。
我慢…抑制を学ばなければ抑制できないのです。
それを教えることも「しつけ」です。
行動を止めることがストレスなのであればやりたい放題がいいのか?ということになりますよね。
人間社会で暮らしていくためには、その社会にあった最低限の所作を学ばないといけないのです。

叱ることがしつけではない

まだまだ、しつけと称した勘違いは多いのですが…
ちょっと困ったことがあると「叱らないから」とか「
叱る必要がある」とか…思っているひとが多いと思いますが叱る必要はありません。

叱るから拗れるんですよ。
わんこたちはどのように振る舞えばよいかわからないか、それ嫌だよと伝えているかだと思います。

私たちが嫌なことって部屋を荒らすとか吠えるとか唸るとか噛むとかくらいじゃないですか?
ごはん食べないも困るけど…

ひとつひとつ紐解いていけば良いと思うんですよ。
なぜそのような行動をするか…

例えば…
部屋を荒らすのって、運動足りてますか?とまず聞きます。
お散歩どの程度いってますか?と…

部屋を荒らす多くが退屈だからです。
退屈だから暇潰しできるものを探していろんなものを噛んでみたら楽しかった。
ただそれだけのことが多いです。

この場合、何が必要ですか?ってことです。
叱るのは当然ですか?

唸ったり咬んだりの場合は、自分が危険にさらされてると感じてることが多いので嫌だよ、やめての意味が多いです。

嫌だと言っている相手に嫌なことをやり続けることは正しいでしょうか?
自分だったら…と考えることできませんか?

自分だったら…と考えるときの落とし穴が、人間は予測する事が得意な動物であることです。
先のことが見えすぎちゃうんですね。

嫌なことでも自分のためと思ってしまったら頑張れてしまうんです。
でも、今、この一瞬を生きている動物は予測が苦手な動物です。

経験による予測はできても未経験による予測はできないんです。
だから、注射をした一瞬の痛みが記憶に残る。
その後、気分が良くなったり、悪かったものがなくなったことが注射をしたからという学習に結び付かないんです。

定期的な治療をしていると気がつくかもしれませんが…

このようにその行動のなぜ?を紐解けば叱る必要はなくてどのようにすることが良いのかわかりますね。

話はそれましたけど…しつけですが…
根気強く立ち振舞いを教える。
そのためにはその行動をしっかりと止める事も大切です。

長くなってしまいました。
叱らないって奥が深くてお伝えするのも難しくて…
長くなりがち…基本はなぜその行動をするかな?という視点と思いやりです。

あとは、古典的条件づけで条件づけられた反射的にふっと落ち着ける言葉や匂い、存在です。
飼い主さんから発せられる言葉が犬たちの心に届く取り組みをしていきましょう。

難しいことではありません。
なにも求めない、可愛いね、いい子だねの言葉とその直後のおやつや大好きなものだけです。

何かしたからご褒美でなくなにもしなくても、そこにいるだけでごほうびをあげたらいいんですよ。

-------------
お知らせ

お散歩トレーニング以外でははじめての自主企画セミナーです。
リードワークをマニアックに学ぶ時間とクリッカの基本のきをみんなで体験してみようという内容です。

「9/8 夏目真利子先生のリードワーク座学&ミニワークショップクリッカを使ってみよう」

詳細は以下のイベントページをさんしょうしてください。
https://www.facebook.com/events/346612609390345/?ti=cl

皆さんのご参加お待ちしております。

参加申し込みは、以下のサイトからお願いします。
https://smilehappiness006.stores.jp/items/5ce2121e0b921179b1001b74

お問い合わせは、こちらのメールアドレスまで smile2happiness@gmail.com 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?