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犬の成長を優しく見守る

写真の子ではありませんが…
久々にパピーちゃんのトレーニングに伺ってきました。
とっても元気なかわいらしいワンちゃん。

お家に迎えてすぐのタイミングで声をかけていただきとても嬉しかった。
こじれる前に助言を求めてくれることがとても嬉しかったです。
こじれてしまったらその分時間もかかるし飼い主さんが取り組みを変えていくこともどうしても時間がかかってしまう。

強化の歴史はわんこだけでなく飼い主さんにも当てはまるからです。
わんこと飼い主さんはお互いにトレーニングしあっているということです。
飼い主さんは認められないかもしれないけどね(笑)

わんこはどう行動したら飼い主さんからおいしいおやつをもらえるか?を考えるし…
飼い主さんはどうやったらわんこがおとなしくなるか?を考えておやつを使います。
なので、「吠え」たらおやつを使って黙らせたりしますけど…
飼い主さんは、おやつを上げたら吠えやんだと思うかもしれませんが…
わんこ的には、吠えたらおやつがもらえたと思う。
これって両者が行動を強化…繰り返させてるってことなんですよね。

飼い主さんは「吠え」をなくすためにおやつを使い…
わんちゃんは「おやつを得る」ために吠えることを使っている…
行動ってそうやって定着されている。
それを頭に残しておいてほしいなぁと思います。

パピーちゃんの場合、成長に伴い行動や心(精神的)の変化もあります。
子供らしい行動から大人の犬に向けた行動が出てきたり、
好奇心より警戒心が強く出てくることがあるためその変化に驚いて「狂暴になった」と思わないでほしいです。

その変化を受け入れてわんこを追い詰めるのではなく理解してほしいです。
それを知っているのと知らないのとでは心構えも違っていきますよね。
犬を知り、成長過程を知っておくことは重要だと思います。
これも予防のひとつですね。

好奇心が強くより広く心が開かれているパピーの時に飼い主さんもパピーちゃんと一緒に遠慮のない接し方を学んでいかれるとよいと思います。
そして、「抑制」や「人間との接し方」や「触られることに慣らすこと」などを楽しく少しづつ取り入れていく。

ごはんの時は「マテ」をさせるのではなく安心して食べてもらえるように慌てなくても食べられるようにしてあげたいですね。
ごはんの時に不必要にマテをさせることで「守る」行動を育ててしまうこともあると思います。

マテやオスワリなどはごはんの時ではなく別の機会に取り入れていきましょう。
ごはんの時間をあえて作るのではなく関係性を作るトレーニングでごはんを食べるのでいいんですよね。
もちろん普通に定期的にごはんをもらってもいい。
でも、そこにちょっとした工夫があるときっとワンちゃんは楽しめるでしょうね。

ただ食べるのではなく考えて食べる。
どうやったら食べられるかな?を考える。
そして、どこにあるかな?と探して食べる…
いじわるじゃなく楽しんで食べる。
これも動物には必要な事なんですよ。

ちょっとしたことだけど考えてもらえたらと思うのでした。

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お知らせ

3/29にお散歩トレーニングを予定しております。
現在、絶賛参加者募集中です。

あたたかな日差しの下でお花や風をわんこと一緒に感じてみませんか?
わんこが何を感じて何を匂っているのか…
そして、ほかのわんこと距離を取ったり近寄ってみたり…
いつもの散歩ではなかなかできないみんなと歩く経験をして行きましょう。
ただただ犬に合わせて歩き、犬は飼い主さんを感じたりほかの犬を感じたりしながら社会化の促進をしていきます。
リードを通して犬と飼い主さんが楽しんで歩けるように…

このお散歩トレーニングでは、ヒールポジションで歩くことを教える場所ではありません。
知らないうちにヒールポジションで歩いていることはありますが…
犬に何かを強要させる場所ではないことをご承知おきください。

犬が犬らしく歩くことで犬が落ち着いていく姿を飼い主さんに感じていただきたいです。

お散歩トレーニングの詳細は以下のイベントページをご参照ください。
https://www.facebook.com/events/218633852823784

参加申し込みは、イベントページまたは、以下メールアドレス宛にお願いします。
smile2happiness@gmail.com

初めて参加される方はワンちゃんの情報もお知らせいただければと思います。

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