見出し画像

生体異物除去食的な乳製品の取り扱い

生体異物除去食的な乳製品の取り扱いについて考えてみます。

生体異物除去食を試したいという方から「乳製品は食べていいの?」とよくいろんな方から質問されるのですが「乳製品」と一口で言うのは難しいので次のように分類します。


・牛乳(生の乳)
・ヨーグルト(発酵した乳)
・生で食べるチーズ
・加熱して食べるチーズ
・生クリーム(糖と結合させた乳)
・バター(脂肪)
・アイスクリーム(糖やたんぱく質などと結合させ冷凍した乳)
・練乳(糖と結合させた乳)
・脱脂粉乳(脂肪を取り除いたたんぱく質)


生体異物除去食的には次のように考えます

・「カゼイン」というのはセレクチンの一種なので糖鎖のリングのAタイプとBタイプの人は食べることができない。CタイプとDタイプは逆に必要としている

これが基礎ですがABCDそれぞれに特徴があります。

・Aタイプは糖を必要とする体質なので生クリームやアイスクリームは問題がない。
・Bタイプは菌に弱いのでヨーグルトや菌で発酵させたチーズは胃に負担をかけやすい。Bも糖質を多く必要とする体質なので生クリームやアイスクリームは問題がない。ナマモノは食べられないルールがあるので脱脂粉乳は問題がない。
・Cタイプは脂肪と塩と糖に弱い➡加熱して食べるチーズは脂肪がしみでてくるので体への負担が大きい。塩を多く使った商品は食べられない。
・Dタイプは脂肪を必要としているが動物性たんぱく質を必要としていない

これを踏まえて図を作ってみます。

私はAタイプなので自分の身体で人体実験できます。Aタイプは完成していますが他人の身体に関してはとても分かりづらいので?な部分が多くあります。Bタイプの男性は加熱して食べるチーズなのはどう考えるべきか私にはわからないので、B男性やそのご家族の方がこのnoteを見ていらっしゃったらコメント欄で教えていただけたら助かります。

この取り扱いは「食べても具合がわるくならない➡〇」で「食べると具合が悪くなる➡×」という分け方をしています。

難しいのは「おいしいから好き」とか「苦手だから食べたくない」という好き嫌いがどのように影響するかという問題です。

たとえばCタイプの男性は体質的に肝臓に負荷がかかりやすいので油の多い食べ物を食べるとしんどくなります。だけど揚げ物などがとても好きです。ダメなものほどおいしいと感じるのが生体異物の特徴です。毒ほどおいしい。

・食べてはいけないものでも美味しいと感じるので食べちゃった➡発症
・食べてはいけないものなので不味く感じて食べなかった➡未発症
・食べないといけないのに美味しいと感じなかったので食べなかった➡発症
・食べないといけないものなので美味しいと感じて沢山食べた➡未発症

こういうことになると思います。だから「好き嫌い」がどのように影響するのかという問題が病気の発症につながります。健康な時とすでに病気を発症してしまった後でもまた変わってくるはずなのでこの分類を決める作業はとてもセンシティブです。

私が特に難しいと思うのが「ヨーグルト」の取り扱いです。ヨーグルトは美味しいんですよ。飲むヨーグルトなんてゴクゴク大量に飲めちゃうんです。だから皆自分にとって食べられないものになってしまったら困ると思う人が多くて具合が悪くても「大丈夫!」と言いがち。

Dタイプの女性はほとんど私には判別がついていません。なぜなら動物性のたんぱく質を食べるのが苦手な体質の人なので乳製品はほとんどダメなような気がするんです。でも実際はどうなのかチェックしようとするとDの女性は「何でもおいしい!」「なんでも食べていたい!」「食べれないものがあるなんて嫌だ!」みたいな反発が凄くて、調査が全然進まないんです。D女性は全タイプの中でも最も食いしん坊なんですよ。特に真面目な性格の人が多いので「食育とは好き嫌いなくなんでも食べることだ」という理論に従順なので、食べれるかどうかの調査の過程でキレて話が先に進まないことが多くて本当に難しいです。怒りんぼだしね。

Dタイプの女性にとって参考になるのはインド人のご飯です。カースト制があるのでそれぞれに食べてもよいものが分かれています。この風習を長年続けることによってカーストごとに体質もはっきりと分かれてしまいました。カースト上位のバラモンご飯とうのはまさしくDタイプを表しています。でもDタイプの中にも3種類+1種類あるのでここの部分は凄く複雑なのだと思います。D-1とD-3で大きく異なるかもしれません。アーユルヴェーダの3つの分類は実際はDタイプをさらに3つに分けたものだろうなと考えています。

さらにCタイプの男性のヨーグルトの取り扱いは「発症後」と「未発症」の状態で異なるはずです。元気な時は食べてもいいけど症状が出たら沢山は絶対に食べれないのではないかと思います。もしも食べるなら無脂肪のヨーグルトならいいけれど、長期間大量に食べると発症後の人は症状が重くなるはずです。Cタイプの男性は猛烈なヨーグルト好きなので我慢は難しいです。


CタイプとDタイプの大きな違いは乳製品の中でもヨーグルトにあるように思います。

・牛乳:
・ヨーグルト:
・生で食べるチーズ:
・加熱して食べるチーズ:
・生クリーム:
・バター:
・アイスクリーム:
・練乳:
・脱脂粉乳:

これらに関して、

食べても具合が悪くならないなら〇
食べて具合が悪くなるなら×
好き?
嫌い?
発症している病気があるか?
発症前と後で好き嫌いや具合の良し悪しは変化したか?

という部分に対して普段アンケートを取っているのですが、生クリームやアイスクリームは皆食べたいもんね。食べれないことになったらケーキが食べれなくなっちゃうから皆正直に答えないんですよ。



まとめると。

まだ乳製品の分類は全然進んでいませんがポイントは乳製品は「脂質と動物性たんぱく質」の2つの成分にあると思います。脂質に弱いCタイプ、動物性たんぱく質に弱いDタイプ。だからCDタイプは食べられない可能性が高いものが多くあるはずです。そしてそれは発症時と未発症時で変化します。

AタイプとBタイプはたんぱく質を多く必要とするので食べても問題がないことが多いけれど、セレクチンや菌の影響から非加熱のものはダメ。冷凍していたらOK。砂糖と結合させてあればOKというルールがあるので結構大丈夫なんですよ。セレクチンが少ないヤギ乳やロバ乳は大丈夫です。

ヨーグルトは体にいいと言われ続けて何年くらいが経つのでしょうか?ヨーグルト発祥の地域の人達は長生きしていたという説は有名ですが「ヨーグルトを食べることができる体質の人は寿命が元々長いDNAを持っている」ということだと私は思います。ヨーグルトを食べることができない体質の人が無理して食べても体にいいわけはないです。ですがヨーグルトはとにかく美味しいので売る方も買う方も必死で体に良い理由を探そうと思うはずです。

美味しいものは我慢が難しいです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?