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子供の病気の技術を大人に活かす#2売れる音楽を作る17

私の子供は脳性麻痺による障害がありましたが特定の音楽を聞かせると毎回体調がよくなりました。それらの曲に共通している要素を探して脳に良い曲で音楽療法的な家庭療育を行っていくという趣旨で考え始めたものでしたが、脳に良い曲というのは誰が聞いても心地よいと感じるものなのでヘビロテ必須の中毒性のある曲のはずです。これは必ず商業的に成功を収めるはずだと思い、音楽関係の人を見つけるたびに「この要素を含んだ曲を作曲してみてよ」とお願いしていたら本当に売れました。私はこの理論を多くの人に使ってもらいたいと思っています。ぜひ曲を作れる人は試してみてください。

今までの記事はこちら。

【aeoとiuの鬱音の法則】
・フレーズの最後の音が母音の「あ(a)」「え(e)」「お(o)」で終わっている曲はよく聞く➡良い音
・フレーズの最初もaeoの母音で始まるともっと良い
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」+休符で終わっている曲は嫌がる、歌の途中でも「い」と「休符」が入っていると嫌がる➡悪い音(鬱音)
・同じ母音の繰り返しでaa⤴,ii⤴,uu⤴,ee⤴,oo⤴のように後ろの音程を上げると鬱音になる

【iuの例外と回避方法】
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」で終わっても「い」と「に」の場合は問題がないことが多い(き、し、ち、ひ、み、り、ゐはダメ)➡悪い音の回避
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」で終わっても次のフレーズの最初の音が「い(i)」で始まるなら問題がないことが多い。う段も同じだが、い段はい段、う段はう段の場合だけよくて、い段とう段が絡んだ場合はダメ。➡悪い音の回避
・打楽器の音程でaeoを作りiuを回避する
・母音のaua、iuはゆるやかな鬱音。繰り返すと否定のテクニックが効かないことがある

【繰り返しの法則】
同じ歌詞や同じフレーズの繰り返しも好き➡良い音

【ai加点の法則】
母音が「あい(ai)」「いあい(iai)の単語が入ると良い➡良い音
aiaiと繰り返すものはもっと強い効果がある➡良い音
aiを伸ばす音はさらに強い効果がある➡良い音
aaaiのように連続する母音は強い効果がある➡良い音

【促音の法則】
「きっと」「ずっと」「もっと」「ちょっと」という促音も好き➡良い音
これの繰り返しはもっと良い

【無音の鬱音の法則】
音の数が増えてくると無音ができた瞬間にその場所が悪い鬱音になる

【歌詞による鬱音回避の法則】
・サビの中にある鬱音は被害が大きいので入れない
・「ポジティブな意味の単語」の量と「ネガティブな意味の単語」の量が1:1だとネガティブな言葉の威力の方が大きいので、「明るい歌詞」と「暗い歌詞」があるなら明るい歌詞の分量を多くしないといけない
・暗い意味の歌詞の後には希望の意味の歌詞で否定することで負担を軽減できる

【聞き減りをさせない曲の構成の法則】
・「希望の意味の歌詞」で歌を終了させると人は繰り返し同じ曲を聞きたくなる
・間奏は長くてもよいが、前奏はないかサビ同然のメロディがないと疲れた脳は長い前奏に耐えられない
・「聞く」という行為に集中できるように音の層が厚い曲が良い。クラッシックのオーケストラのように楽器の数が多い曲が良い

【リズムと音の上げ下げのह्री法則】
・音を下げるときに良い効果がある(Oṃ)
・特定のリズムで癒しの効果がある(〇〇● 〇〇〇〇)
・歌詞の語尾を「~が」「~だ」「~です」「~ます」とすると下がる
・wowなどの音を繰り返して下げる音を増やす
・音の下げ幅が大きいほど良い
・ショパンの構造の曲
・ファリャのリズム Falla : Danse espagnole ●〇〇 〇〇

【おん きりく ぎゃくうん そわかのリズムと音の上げ下げ】
〇  〇〇〇 〇〇〇〇  〇〇●
おん きりく ぎゃくうん そわか
⤵   ⤴  →→→→→  ⤵⤵⤵


今日考えてみたいことは「リズム」です。私の子供の言語の先生は大学で教えている人なのですが、「吃音障害が止まる曲がある」と私が相談したときに「リズムじゃない?リズムだよ」と言っていました。

この時はリズムよりも「下に下げる音」が重要だと気づいた瞬間でしたが、やっぱり先生が言うように「リズム」をしっかりと考えるべきだと思っています。私は音楽の知識もセンスも0な強烈な音痴なので、考えてもわからないです。とりあえず「これはそれっぽいな」と思う曲を集めてみたいと思います。


まずはこの曲。

つまり変拍子ですね。

ファリャのリズムが良いとずっと言ってきていたんだけど、それは何かというと音が脱落するタイプの変拍子ということです。

さらに複雑に増やしていくとこう。

でもやりすぎるとこの曲のように明らかな鬱音だらけになります。

程よいレベルというのがあると思います。Avishai Cohenくらいがちょうどいい。

私が鬱音と呼んでいる音の1つを聞いてみてもらったところ、ある男の子は一目で「ああ、わかった」と言っていました。おそらくそれには正しい呼び方が存在しているのだと思います。


それはもしかしたらこの曲をヒントにわかるかもしれません。

古いドラマの主題歌です。

ドラマのオープニングにこういう曲があるとそのままドラマに引き込まれていきますよね。

この曲に似た曲があります。

そしてさらにこの曲に似た曲があります。

ここまでは鬱音はあまり多くはありませんが、似た曲の中には鬱音だらけの曲もあります。

この曲は鬱音だらけです。

モーツァルトからベートーヴェンへ、そしてシューベルトへ。

似たフレーズを引き継ぎながら、鬱音を消していった流れがあります。

私の子供はモーツァルトが嫌いでベートーヴェンが好きです。そしてベートーヴェンよりもショパンやシューベルトが好きです。クラッシック音楽は人間が聞き飽きなかった曲の集大成です。聞いても聞いても聞きべりがしない構造が凝縮したもので、それは脳に負担をかけなかったから残ったのだとしたら。

後に生まれた作曲家がつくった曲には意味があるということですね。

私にはわからないけれど音楽に詳しい人なら、作曲家たちが何を抜いていったのかがわかるのではないかと思います。それこそが鬱音の本当の呼び方なのではないかと想像しています。

鬱音はいくつかの種類がありますが、歌詞に関係のない鬱音はこれです。もしもこれがちゃんと理屈として理解できるようになったら、この鬱音を含まない日本語以外の歌を作って海外で売れるということも可能だと思います。








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