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子供の病気の技術を大人に活かす#2売れる音楽を作る7

洋楽の「脳を癒す曲」を見つけました。One DirectionのMagicという曲です。実はこの曲、1Dの他の売れた曲の良かったフレーズをてんこ盛りに混ぜ込んだような曲で「あれ?どっかで聞いたことある」と思うことが多いはず。

・透明感がある声
・複数のボーカルの声が多重の音を作っている
・同じメロディの繰り返し

というだけでも脳が好きそうな感じですよね。

今までは日本語をベースに考えてきたので、洋楽の癒しの曲を分析することで音楽療法的に効果のある曲の法則を導き出してみたいと思います。

この曲の特徴は今までのような「痛みを癒す」というようなものではなく「怒りの回避」だと思います。この曲をひたすら聞いていると怒らなくなる。腹立たしい気持ちが消える曲というか、とにかくイライラしない。

日本語の歌詞の法則は英語の歌詞の場合全く参考にならないと思いますが、メロディの構造なんかは逆にわかりやすいかも。


B-b-b-baby c’mon over
(ベイビー こっちにおいで)
I don’t care if people find out
(誰かに見つかってもかまわない)
They say that we’re no good together
(僕たちは一緒にいないほうがいいし)
And it’s never gonna work out
(うまくいかないって みんな言うけど)

But baby you got me moving too fast
(君が僕をすごい急かすんだ)
‘Cause I know you wanna be back
(だって僕とまだ一緒にいたいよね)
And girl when you’re lookin’ like that
(君がそんなだから)
I can’t hold back
(僕は我慢できなくなるんだ)

‘Cause you, you’ve got this spell on me
(だって君が呪いをかけるから)
I don’t know what to believe
(僕は何を信じていいのか分からなくなるよ)
Kiss you once now I can’t leave
(1回キスするだけで離れなくなるよ)
‘Cause everything you do is magic
(だって君のすることすべてが魔法だから)
But everything you do is magic
(だけど君のすることすべてが魔法なんだ)

So l-l-let them take a picture
(みんなに好きなように写真を撮らせて)
Spread it all around the world now
(今すぐ世界中に広がればいい)
I wanna put it on my record
(その写真を公表して)
I want everyone to know now
(今すぐみんなに知ってもらいたいよ)

But baby you got me moving too fast
(君が僕をすごい急かすんだよ)
‘Cause I know you wanna be back
(だって僕とまだ一緒にいたいんだよね)
And girl when you’re lookin’ like that
(君がそんなだから)
I can’t hold back
(僕は我慢できなくなるんだ)

‘Cause you, you’ve got this spell on me
(だって君が呪いをかけるから)
I don’t know what to believe
(何を信じていいのか分からなくなる)
Kiss you once now I can’t leave
(1回キスするだけで離れなくなるよ)
‘Cause everything you do is magic
(だって君のすることすべてが魔法だから)
But everything you do is magic
(だけど君のすることすべてが魔法なんだ)

Everything you do is magic
(君のすることすべてが魔法だよ)
They say that we’re no good together
(僕たちは一緒にいないほうがいいし)
And it’s never gonna work out
(うまくいかないって みんな言うけど)
I wanna put it on my record
(僕たちのことを公表して)
I want everyone to know now
(今すぐみんなに知ってもらいたいね)

Everything you do is magic
(君のすることすべてが魔法だよ)
Everything you do is magic
(君のすることすべてが魔法だよ)
Everything you do is magic
(君のすることすべてが魔法だよ)
Everything you do is magic
(君のすることすべてが魔法だよ)

‘Cause you, you’ve got this spell on me
(だって君が呪いをかけるから)
I don’t know what to believe
(何を信じていいのか分からない)
Kiss you once now I can’t leave
(1回キスするだけで離れなくなるよ)
‘Cause everything you do is magic
(だって君のすることすべてが魔法だから)
But everything you do is magic
(だけど君のすることすべてが魔法なんだ)

C’mon
(さぁ)
Kiss you once now I can’t leave
(1回キスするだけで離れなくなるよ)
‘Cause everything you do is magic
(だって君のすることすべてが魔法だから)
But everything you do is magic
(だけど君のすることすべてが魔法なんだ)

肯定感の強い歌詞ですね。ネガティブな歌詞を希望で否定している。3分5秒の曲で言いたいことはI can’t hold backEverything you do is magicが全体の半分くらい。シンプルです。あまりいろんなことを人に伝えたい曲ではない。「すっごい好き!後先考えず!」みたいな内容ですよね。


この曲を聞いたときに2つの曲を思い出しました。

これとこれ。


どちらもサビのメロディが低音から始まって高音にたどり着くと、今度は低温に下がっていく山登りみたいな曲。

上げたら、下げる。

どういう感じで下げていくかが個性の見せどころなんでしょうが、曲を通してみると決して暗い曲ではないけれど、サビの部分は哀愁があるほうが合うのかも。そしてあまり歌詞に深い意味がなく、同じ音の繰り返しが続くほうが曲のいい部分が脳に残るような気がします。

この上げ下げの中には「深く考えさせない」という効果があるような気がするので、小難しい歌詞だとうわべだけという印象でおわりがち。いっそ意味のない音の羅列のほうがまだ「良い歌詞」として印象に残りやすかったり、繰り返し聞きたくなるような気がします。

だから1DのⅯagicの歌詞の内容がシンプルなのは適切なような気がします。
こういう曲すべてが「いい曲か?!」と言われたら、もっと売れた曲もたくさんあるし好みは分かれそうですが、この「上げたら下げるフレーズ」は「脳にとって良い曲か?」と言われたら確実にそうだと言えると思います。



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