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海外MBA(アジア)受験記④~GRE/GMATの勉強法~

今回の記事では、MBAをはじめとする大学院受験の中で一番といっても過言ではないGRE/GMATについてお話します。

※本記事においても、完全に私の体験談や個人的な意見・感想となっています。

GREかGMATか


調べてみると、MBA受験=GMATという公式ができていることも多いと思います。
実際に多くのビジネススクールではGRE/GMATどちらのスコアの提出も可能なところも増えてきているようですが、GMATの方が好まれる、という情報をよくみます。

私は、GMATの勉強から始めて、GREに切り替え、GREを3回受験しました。
GREに切り替えた理由としては、その当時MBA以外のプログラムを受けようか考えており、その際にGREのスコアが必要となったからです。
勉強するなら、どちらも使えるGREを受けてしまおう!と思ったのと、調べてみるとGMATでなかなか点数が取れない方がGREに切り替えスコアメイクをしたという記事をよくみて、GREでの受験も悪くないのではないか、と思いGREで受験しました。

GMATの勉強

GMATの勉強のために買った参考書は2冊です。
①アルクのGMAT完全攻略
この本は日本語で解説などが書かれているため、最初に一冊通してやりました。最初の入りとして、日本語で解説などがあるのはありがたかったです。
ただ、練習問題が少ないと感じたので、2冊目を購入しました。

②GMAT Official Guide
最新版のものを新宿の洋書専門店の紀伊國屋で購入しました。
デジタル版もあるようですが、紙版にしました。分厚いOfficla GuideとQuantitative/Verbalの3冊セットです。
カフェで勉強する時にこれを持っていくと重すぎて肩が痛くなりますが、王道ですし問題数が沢山あるので毎日コツコツと勉強していました。

これ以外にも、分からない時や解説にしっくりこない時はオンラインのリソースを活用しました。
私がよく使っていたのは、GMAT clubとMagoosh、GMAT ninjaです。

GREの勉強

GRE対策で購入・利用したのは以下の通りです。

①参考書(Official GRE)
参考書に関しては、1冊、ETSから出ている公式の問題集のみ購入しました。正直これは買っても買わなくてもどっちでもいいと思いますが、公式が出しているものなので一応中古のものをメルカリで購入しました。

②Vocabulary Flashcard(Manhattan)
GREは圧倒的に単語数がTOEFLやIELTSと比にならないくらい多いです。
ネイティブの方も受ける大学院用試験なので、純ジャパの私には覚えきれないと半ば諦めつつも地道に勉強しました。
Flashcardは、順番を並び替えられるので便利です。
何周もして見て意味が想像つく単語が増えるようにしました。

③Magoosh GRE
これは本当に便利で解説もわかりやすく本当におすすめです。
私的に、Magooshの日毎の学習プランが、どのくらいを目安に勉強すればいいのかなど、参考書とは違い計画を立てやすかったです。
無料プラント有料プランがありますが、私は6ヶ月の有料プランにして、沢山の問題が解けるようにしました。
正直、このMagooshがあれば、公式の参考書はいらないのでは?と思うくらいの充実度です。
ただし、writingについては添削がないので注意が必要でした。

④アプリ:GRE Vocabulary Flashcards (Magoosh)
これは、電車での移動中などに単語を覚えるために使っていました。紙のFlashcardもありますが、アプリだと手軽に勉強できるので便利でした。

スコアと受験スケジュール

私は計3回GREを受験しました。

1回目
2022年10月初旬:初めてのGRE
朝早いのと、4時間弱の長期戦なので集中力がとても心配でしたが、思ったよりも集中できました。
GREも自分のスコアが終了後にすぐに出るのですが、点数は302点と目標スコアよりも低く、再度受けなければ、と帰り道にがっくりしました。

2回目
2022年11月初旬:無料で受けたGRE
シンガポールにある大学院のAdmission Teamの方とお話をし、興味を持ってもらえたようで、GREの無料受験コードをもらいました。
無料で受けられるとのことでしたので、再度挑戦することにしました。
前回からの1ヶ月間、必死に勉強したつもりでしたが、前回と点数は変わりませんでした。(涙)

3回目
2023年1月初旬:最後にしたいと思ったGRE
2回目に点数が伸びず、ショックだった私は受験の申し込み期間が迫っていることもあり、本当に焦りが続いていました。
3回目の点数が伸びなかったら今年(2023年)の受験は出来ないな、と本気で思い焦りと不安の連続でした。
毎日、単語やMagooshの練習を解き、3回目に備えました。
3回目の点数は315点でした。
3回とも私は志望校にスコアをその場で提出しませんでした。(あまり出来た自信がなかったので)
この点数は、正直満足のいくものではなかったですが、もう一回GREを受けるかこれで提出するか迷いました。

結局、私はGREのスコアは提出せずMBA受験を終えました。
理由としては、3回目のGRE受験後、志望校独自のAdmissions Testがあり、それを受験しスコアメイクができたからです。
ただ、そのAdmissions TestもGREやGMATの問題と大変似ており、勉強しておいて損はなかったと思っています。

最後に

GRE/GMATは本当に大変で、特に社会人で勉強時間を確保しにくので、何かを犠牲にしたり、休日は勉強尽くしで終わることも沢山ありました。
去年の夏は、朝早く起きて出社前に2時間程度勉強し、帰宅後も少し復習。休日は7~8時間以上は勉強する、という本当に受験生!というような生活をしていました。
友達や会社の人とのご飯もなるべく減らしたり、夜時間を確保できない場合はその分、朝早起きするなど、強い気持ちがないとできない選択だったと思います。

辛い勉強生活の中で、なぜこんなに頑張っているのだろう?と思うときには自分が合格している姿や卒業後に歩みたい道を進んでいる自分を想像したり、
この努力は本当に報われるの?と思うときには、たとえすぐに結果に現れなかったとしても、将来いつか使える時が来るかもしれない、数年後の自分が今の頑張って勉強している自分に感謝するように生きたい、と思いながらひたすら問題を解いたりしていました。

勉強だけでなく、仕事でも、辛いこと、しんどいことがあると思いますが、今していることは数年後のご自身が感謝したり誇りを持っているかもしれません。
そう信じて、私はGRE/GMATなどの勉強を続けてきました。
この記事が勉強を頑張っていらっしゃる方やGRE/GMATを受験されている方の参考となれれば嬉しいです。

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