広島の音楽仲間たち、タケウチフミノさん（ヴァイオリン／二胡奏者）と、野村彰浩さん（キーボーディスト／作曲家）のセカンド・アルバム『UMBRA』がリリースされました！

今日は、『Farewell Yangguan』という曲に、私が参加した際の感動をお伝えします。

この楽曲では、Ableton Live（エイブルトン・ライブ）という音楽創作アプリに収録されている「ancient greek harp（古代ギリシャの竪琴）」という音色を活用しました。

これは古代ギリシャの竪琴をイメージした音源で、コンピュータ上で合成されたにも関わらず、まるで本物の竪琴のようなリアルな音色を奏でます。

CDを聴くだけでは、生の楽器との区別がほとんどつかないほどです。

タケウチフミノさんの伸びやかで情緒豊かな二胡の音色、そして野村彰浩さんのオーケストラさながらの華やかなピアノアレンジに対して、最適な音色を見つけるために試行錯誤しました。

やがて「これしかない！」という音色に辿り着いたのです。

最初にこの曲の音源を聴いた時、「もうすでに完成している。一体、どこに音を加えればいいの？」と途方に暮れました。

私は他のアーティストの楽曲に音を加える際に、こう思うようにしています。「大丈夫、いつも通りリラックスして音楽と向き合えば、きっといい音を生み出せる」と。

野村さんと何度もやり取りを重ね、時間をかけてようやく完成に至りました。

その過程は、お子を生み出すのを手伝う助産婦さんのような気分でした。

最初に途方に暮れていた自分に、「大丈夫だよ、きっといい音が生まれるんだ」と、声をかけてあげたくなります。

『UMBRA』は、ジャケットデザインなど、すべてご自分たちで制作されているそうで、お二人らしいセンスの良さ、そしてできあがった音への思い入れにあふれた素晴らしいアルバムです。

フミノさん、野村さん、Kiyoさん（ドラム）、渡辺祐平さん（ベース）、赤須翔さん（ギター）の昨夜の音楽食堂ONDOでのライブは最高でした！！

↓私の大好きなKiyoさんの曲。"Avalon​`​s Super Vision"
　音のシャワーを浴びていやされます💓

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