体系的メモ書き法

ものごとは「アタマ」に覚えさせず,必ず「紙きれ」に覚えさせるべし.

その日その日の「メモ断片」がいつ散逸してもいいように,こまめに “転写” と “逆転写” するのがワタクシなりの流儀.まずはじめに,A4反故紙をA6サイズに4等分カットして居場所のいたるところら “山積み” して,備忘メモをどんどん書き散らしていく.一日分まとまったら,「day planner」であるA6反故紙1枚にまとめる.別途「month planner」のA6反故紙を用意して,向こう一ヶ月分の┣┣" 撃ち予定をリストする.day planner から必要事項を “転写” .逆に month planner から day planner に “逆転写” することもある.最後に,month planner から市販の蛇腹 「year planner」(システム手帳用で国産品なら数百円)への “転写” と “逆転写” をする.こうすれば┣┣" 撃ちの漏れ落ちはなくなる.永久保存するのは year planner のみと決めている.

これらの┣┣" 撃ち予定は,ワタクシのサイトの「活動鳥瞰表」でもオンライン公開しているが,それはあくまでも副次的な公開にすぎない.基本は紙のメモ書きの束.それらを “転写” と “逆転写” で体系化する.以前は,A6サイズのメモ用紙の適当なフォルダーがなくて困っていたのだが(紙束はすぐ散逸するものである),その後,渋谷〈ワタリウム美術館〉のショップでちょうどいい革フォルダーを見つけて以来ずっと愛用している.

思い起こせば,こういうメモ書きシステムの祖先型は1992年にはできあがっていたので(蛇腹の year planner を使い始めたのがこの年),かれこれ四半世紀も続いていることになる.何事も長く続けるためには,よそいきの特別扱いをするのではなく,逆に日常生活の部品の一つとして組み込むのがもっとも効果的で,ワタクシ流のメモ書き法もすでにそうなっている.

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