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線香花火


せめて

最後

くらい


黙して
見守れ


華やかに
燃える刻
を占めていたのだから


最期の琉

が落ちたら
もう
燻ることはない


それを
踏み躙るのは
やめておけ


自身こそが
惨め


微温湯に浸りきった身
では
理解出来ぬやもだが

知れ



自分を

捨て置くこと





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