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[2024PJCS本戦56位]エルフーン+珠ブリジュラス

こんにちは、さかな(@hep_lumineon)です。ネオラントが好きです。
去年からPJCSに挑戦し、今年初めてpjcs予選通過、本戦通過したため、書くなら今しかないと思い、構築記事を投稿しました。

使用構築と結果

・予選
24-6、最終154位
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こっちは悪ウーラオス

・本戦
13-6、最終56位
××⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎××
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こっちは水ウーラオス

予選、本戦いずれもエルフーン+珠ブリジュラスを軸にした構築で挑み、自分にとって最高の結果を得ることができました。

構築作成の経緯

エルフーン+珠ブリジュラス

第一回予選では、とりあえず国内外の有名強者(Kasty氏、テルさん)のPTをパクりつつ、スタンパで挑む。いわゆる当時の勝ち馬ポケモンを使っていたにも関わらず、自分のプレイングスキルが低すぎたせいで敗退(23-16)
第二回予選に向けて作戦練り直す。昔から雨パを擦っていたので、まずはペリッパーブリジュラスのスタンを使用してみた。弱くはないがレートでなかなか勝ちきれない状況の中、逸株さん(レートでいつも上位にいる方)とマッチング。自分のチョッキブリジュラスが、相手のエルフーンの嘘泣きと相手のCSブリジュラスの珠流星群で破壊された。早速パクることを決意。(Twitterで調べて知ったのですが、剣盾の頃からエルフーンジュラルドンを使われてるみたいですね。)
珠ブリジュラスの技構成は流星群ラスカノボディプレス守るとし、嘘泣きエルフーンと合わせて元々のPTに組み込んで使ってみたところ(ペリッパーは泣く泣く解雇)、驚くほど勝てるようになった。CSブリジュラスは特殊方向にはかなり打たれ弱いが、当時はチョッキ耐久型が流行っていたのもあり、アタッカーブリジュラスを考慮されにくく、放置されることが多かった。そのため、突っ張ってくる水ウーラオスやランドロスを追い風+珠流星群で、ハバタクカミを追い風+ラスターカノンで、ヘイラッシャやクレセリアを嘘泣き+流星群で倒すことができた。
また、エルフーンに袋叩きを採用することで、ブリジュラスが流星群でC二段階下がった後も火力を出し続けることができた。珠であることがバレたあとはボディプレスを警戒されることはかなり少なく、幾度もガオガエンを倒してくれた。
また、自分が2回目の予選を抜けた時期から、ベテさんを筆頭に、頑丈パワフルハーブブリジュラス+追い風トルネロスで実績を残す方が多くいた。当たり前のようにアタッカーブリジュラスが警戒されるようになり、本戦の時期は予選よりも動かしづらくなった。一方で、相手からパワフルハーブエレクトロビームをとても警戒されるようになり、本戦では水ウーラオスの草テラスやタケルライコ交換で受けにくる相手にかなりのアドバンテージをとることができた。相手視点では、頑丈パワフルハーブとチョッキじきゅうりょくのどちらもケアしないといけないという状況の中で、突然珠流星群やB上昇珠ボディプレスを差し込めるのがこの構築の一番強い点だと思う。

残りのポケモンの決定

基本選出はエルフーン+珠ブリジュラスを先発とし、残りは以下のどちらかor両方を満たせるポケモンを採用した。
①後発で出してスイープしてくれる
②エルフーンブリジュラスの苦手なポケモン・構築に強い(主に、サーフゴー、イエカシラ、ランドロス、トルネロス、イーユイ、リキキリンを筆頭に各種トリパ)

予選も本戦もブーストエナジーハバタクカミと襷イーユイを使用。
残り2体は、予選ではチョッキ悪ウーラオス・ヨプ暁月ガチグマを採用し、本戦ではチョッキ水ウーラオス・オボンウルガモスを採用した。

カミイーユイは①スイーパーの役割を期待して採用。いずれも特殊高火力全体技をもっており、エルフーンの嘘泣きとの相性も良い。また、②のポケモンのうち、メンハ持ちトリル要因、イーユイ以外にはそこそこ強い。
次に、物理要因として、ウーラオスを選択。①について、範囲技はないものの、追い風を守るで切らされる前に攻めきれる点はやはり強い。ここまでの四体だと襷パオジアンや襷悪ウーラやガオガエンを厄介に感じたので、それらに強い水ウーラを選択した。チョッキを持たせて②のサーフゴーやランドロス、イーユイになんとか有利を取れるレベルとなった。(予選の時はイエカシラを重く見て悪ウーラにした)
最後の補完枠は前日まで悩んだが、ここまでで先制技に非常に弱くなってしまったため、ゴリランダー、タケルライコ、ウーラオス、パオジアンに弱くなく、先制技を牽制でき、火力も出せるポケモンを探した。そんな夢みたいなポケモンはいなかったが、最近スタンパに強いことで注目されているウルガモスに怒りの粉を覚えさせることで何とかなりそうなことに気づく。スイープ性能は諦めて②のために虫の抵抗と熱風と水テラバーストを覚えさせたところでPTが完成。予選の時に使ったガチグマは十分なスイープ性能を持っていたが特殊耐久の低さがどうしてもネックだった(対パオジアンはしんくうはを入れてごまかした)。

個体解説

エルフーン

図太いH252 B236 CD4 S12振り
ほぼHBぶっぱ。Sは袋叩きを打つためにブリジュラス+1。
A132振りまでのガオガエンのフレドラを確定耐え。陽気パオジアンのつららおとしは乱数62.5%耐え。
技構成については、採用経緯より、追い風と嘘泣きと袋叩きは確定。
ムンフォについては、パオカイのマルスケと襷を削れるマジシャも選択肢であったが、イーユイの特性込みムンフォで無振り水ウーラオスを倒すなど、ムンフォで良かった場面の方が多かった。
持ち物については、エルフーンに猫騙しが飛んでくることはほぼないが、心臓に悪いので隠密マントで良かった。こごかぜのSダウンがないのとムンフォでCダウンしないのが嬉しい。
襷はイーユイに持たせることを優先。
本戦では(おそらく)いじっぱパオジアンのつららであっけなく倒される場面が多かったため、強気にヤチェにしてもよかった。
テラスは炎で、試運転時には、雪パや炎オーガポン相手にきることで、試合最後まで居座り味方のサポートをし続けてくれた。最終的に炎二体になったのもあり、雪選出されないことが多い。

ブリジュラス

控えめH12B4C236D4S252振り
エース。残念ながら流星群を当てないと勝てないので、1割で負ける。
耐久に割くかどうか悩んでいたが、頑丈ブリジュラスとの同速も含み、できるだけ抜ける相手を増やすようにぶっぱ。ただ、控えめでも珠ラスカノでHぶっぱカミに中乱数であり、これ以上火力を下げるわけには行かなずに準速にとどめた。
予選時は鉄砲玉のような使い方をしていたのと妖テラスは読まれると思って霊テラスにしたが、パオウーラに弱かったので、やっぱり妖テラスに変更。本戦では初手パオウーラと3回程度あたり、いずれも妖テラスをきって活躍してくれた。
あと、特殊5体PTなのでディンルーが重く、基本的に先発で出されたが、珠+4ボディプレで倒すか致命傷を与えることができた(252振りディンルーでも乱数62.5%で落とせる)。

ハバタクカミ

臆病H164 B100 C140 D4 S100振り
Sはブースト込みで追い風下準速ブリジュラス抜き。
火力と耐久は煮詰めきれておらず、感覚で割り振ったが、本戦ではようきウーラオスの水流連打を高乱数で耐えて勝った試合があったため結果オーライ。
こごかぜもマジシャもムンフォも使いたい場面が均等にあったので抜けなかった。挑発はリキキリンやポリゴン2、モロバレル、ドーブル用で入れたが使う機会はほぼなかった。
追い風ミラー時や追い風しない時に上を取るためにブーストエナジーにした。特にスカーフ水ウーラオスに壊滅されるのが怖かった。
テラスは妖精で、追い風ミラーでちゃんとスイーパーとしての役割を担ってくれた。

イーユイ

控えめCSぶっぱ残りS
打ち分け・守る・行動補償を目的に襷を持たせた。拘り前提で相手が行動してくることも多く、守るが刺さる場面が多かった。
熱風は本戦でウーラオスに当てたら勝ちという場面で外して負けたが、それ以外は全部当ててくれたので良し。
オーバーヒートはバークアウトと迷ったが、嘘泣き+オーバーヒートでだいたいのクレセリアやポリゴン2を倒せるのが魅力的。当てれば。
テラスは猫騙しや神速をかわすために霊にした。本戦では相手のゴリランダーに霊テラスを読まれてウドハンを打たれたが、そのおかげで襷で耐えつつ反動で倒し勝ちをもぎとったので超結果オーライ。

水ウーラオス

意地っ張りH76 A156 B4 D92 S180振り
過去の流用個体。Sは最速ドーブル抜き。
火力増強したかったが、特殊アタッカーに対して突っ張る必要があるため+カイリューなどへの打点としてアイススピナーが欲しかったのでチョッキを採用。Cぶっぱカミの通常ムーンフォースは確定耐え。火力に振ってないカミのマジシャならダブルダメージで2回耐える。
襷悪ウーラや襷パオジアンにも強く出たかったため格闘技はドレインパンチを採用。
水流連打で味方のブリジュラスのBを上げるムーブをやってみたかったが、要塞型ブリジュラスでないため、そんな場面は来なかった。
テラスは対スタンを意識してモロバレル、ゴリランダー、水オーガポン、タケルライコに強い草タイプ。スタンに対してあまり躊躇せずに選出できる点は良かった。

ウルガモス

控えめH252 B116 C116 D4 S20
実戦でほとんど使えてないため、実力は未知数だが、机上論ではめっちゃ強い。
CはHB4振り化身ランドを水テラバで確定一発できるラインを意識しつつ11nまで振った。Sは無振り100族抜き抜き抜きとし、残りを耐久に振った。
先制技牽制のための怒りの粉は、水テラスと合わせてハバタクカミやイーユイを水ウーラオスからまもる目的も含めた。
PT単位で非常に重いイエカシラやイエブリに対して、虫の抵抗で時間稼ぎを狙い、その間にイーユイにダメージを稼いでもらう。
トルネランドやイーユイも重いので、水テラバ採用。ピンポではあるが、相手目線で日本晴れしづらいはずなので相性が良いと思う。本戦では一回も打たなかった。
炎技は最も期待値の大きい熱風を採用。本戦では数回打って全部両当てしてくれた。

基本選出について

7割程度の試合は以下の選出。
先発: エルフーンブリジュラス
後発: 相手のPTに刺さりそうなポケモン
手順①追い風流星群もしくはラスカノで相手を一体持っていくor大きく削る。相手の先発二体がS遅いポケモンの場合や、ブリジュラスが場持ちしそうな場合は嘘泣き流星群や袋叩きボディプレスで攻める。ブリジュラスに格闘技が飛んで来そうな場合は積極的にテラスを切る。
手順②エルフーンかブリジュラスが倒されたら、追い風ターンが切れないうちにイーユイやウーラオスでスイープを狙う。相手が追い風パの場合はハバタクカミを積極的に出し、相手が先制技持ち中心のPT(ライコ、ガエン、ゴリラ、ウーラ、パオジアンあたり)の場合ウルガモスを積極的に出す。

その他、襷イーユイが刺さってる場合はエルフーンイーユイを先発、ドブベトンにはカミイーユイウーラオスから二体を先発などと決めていた。

重いポケモン、PT

・トルネランド水ウーラブリジュラス
出し負けしたら終わる。ハバタクカミをいかに出落ちさせないかが重要。
・イエカシラ、イエブリコータス、トリル全般
ウルガモスのむしのていこうで誤魔化しつつ、イーユイで攻めたいが、試運転できてないのでうまくいかないかも。ガチクレセは嘘泣き+流星群orオーバーヒートでクレセを倒せば勝ち、外せば負け。

その他

他の予選を抜けた方や有名強者の方を見ていて、正直自分のプレイングスキルは彼らに匹敵していないと判断しました。そのため、今回のように、できるだけ相手の裏をかきやすいPTに辿り着きました。また、この構築はいわゆる地雷構築に相当するため、型バレ防止につとめました。レートを潜ったのは予選構築で30戦程度、本戦構築で5戦程度で、代わりに、ブリジュラスの型をパワフルハーブ頑丈型にしたりウーラオスの型を変えたりして潜り、相手のPT選出やどう行動してくるかの確認に時間を割きました。正直自意識過剰な対策だったとは思いますが、おかげで本番でプレイする時に「バレてるかもしれない」という邪念を感じずに思い切った行動をすることができました。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも構築に興味を持っていただけた方いらっしゃったら、ぜひ仲良くしてください。
ホノルルのPWCSも行く予定です。

応援してくれた仲間たち、そして全ての対戦相手に感謝です。

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