なぜ男はおっぱいを見てしまうのか

まず、これは主語が間違えているよね。女だって多分見てしまうのよ、だから"人間は"だね。性的感情とか赤ん坊の頃を思い出して、みたいのは今回は置いておいて、つまるところ"出っ張っているから"に尽きると思うの。その出っ張りの上にさらに出っ張りがある、凸の上に凸がある、だから乳房は魅力的なんだ。それをさらに魅力的に見せるのは谷間の凹み、山が2つあってよかったと言わざるを得ないな。出っ張りという意味ではちんちんだってそう、もっこりしているから見てしまうよね、別に恥ずかしいことじゃないよ。
私はかつて脚フェチだったけど、あれだって凹凸の織りなす曲線美だよね。足首の凹、ふくらはぎの凸、膝関節の凹からふともも、おしりにかけて凸凸、凸の上に凸がある、だからおしりは魅力的、さっきやりましたね。おしりの上には腰の凹があってそこから肩、首、頭と凸、凹、凸。人間は全身曲線美なんだ。だから今は一概に脚だけが好きだとは言えなくなってしまったんだよね。
凹凸がある位置っていうのは、結局のところ機能がある位置と一致すると考えることができると思うんだ、曲線とは機能美。関節や筋肉の関係上、凹凸は背中側の方に集中している。そして、その背中の方の凹凸をギュッと小さくしたみたいなのが顔面だよね。顔面には沢山の機能と、それに応じた凹凸がある、だからまずは顔で人の魅力を量るんだね。じゃあ前側で顔面以外に特別凹凸があって、重要な機能があるのはどこかって言ったら、そう、女性のおっぱいと男性のちんちんなんだよね。

逆のケースを考えてみよう、なぜ貧乳好きがいるのか、これも性的フェチズムとは切り離して考えられるよ。つまるところ、出っ張っているはずのところが出っ張っていない、その意外性だよね。裏をかかれたことによる心理的作用、これが大きいんだと思うな。そこにあるささやかな出っ張り、尊いよね。大事にしたいと思うのは必然。曲線が美しいのは言わずもがな、限りなく直線であることもまた美しいからね、スレンダーってやつ。細いと身軽そうだから、機能美すら感じるよね。
前にやりすぎ都市伝説で関さんが言っていたことなんだけど、人類の文明を発展させるために宇宙人がやったことは、地球にただ立方体の物質を１つ落としただけだというやつ、あれ妙に納得してしまったんだよね。立方体って自然には絶対に出来上がらない形だから、それを初めて目にした人類は自分達よりも格上の意思を持った存在を意識し、それに近づこうとして技術を磨いたというわけ。なんでこの話になったのだっけ、多分直線を人工物と重ね合わせたんだろうね、俺の中で。

じゃあマルってどうなんだろう。多分球体は自然が生み出しうる最も美しく機能的な形だよね。あれは凹み続けて、あるいは凸り続けて繋がってしまった姿なんだ、曲がり続けたのに丸くなるなんて、なんて皮肉なことだろうね。だけど、上の例にならって体型として述べるのであれば、あまり美しいとは思えないかな。人が丸くなるのは余計なものがつくからだよね、それは機能的じゃあないもの。男の乳房からはおっぱいが出ないから機能的とは言えない、だからそんなに気にならないのかもしれないね。つまり、目を惹かれてしまう身体の部位は、"凹凸感があり、重要な機能があるところ"という定義でどうだろうか。そういう意味で言えば、プロレスラーや関取が身を守るために貯えた脂肪は機能的と言えるから魅力の１つに数えられるね。それから"凸の上に凸がある"、これも覚えて帰ってほしいな。

あとあの話もしたいなあ、おっぱい派かおしり派か、またその理由はなにかってやつ。これちゃんと答えがあるんだけど、なんかこれ家族も見ているみたいだしこれくらいにしておこうかな。