年の瀬、師走。

意外と、この1年の中で一番ゆっくり時が流れている気がする

今年はたまらなくクリスマスを楽しんでいて

初めての「私」の家でリースとツリーを眺めながら、
シュトーレンをスライスするアドベント。

クリスマスの曲を書いたりもした。

イルミネーションを見つければカメラロールに収めるし、

サンタさんに出会うとふふってなる。


毎日が死戦にいるような、ギリギリで過ごしてきた2023年、
色々がやっと落ち着いて、久々noteでも書くか〜な気持ちになって戻ってきた。

今年も、たっぷり長かった。

もちろん1年が過ぎるのはあっという間ではあるけど、卒論に追われていた1月が2,3年前のことに思える。

24年生きてきた関西を離れて、1人で念願の上京、
社会人として、働き始めた。

今までの人生の中で一番大きな変化だ!
と思っていたけど、意外にも、生活が変わった感じはなかった。

日中は仕事して、夜はダンスレッスンに行って、深夜に曲制作。

今まで学校にかけていた時間が会社に変わっただけで、時間感覚も、何かに向けて進んでいる感覚も、ほとんど変化がなかった。

大きく変わったのは周りの環境で、
数十年の社会人生活を想定した中での最初の1年としてゆっくり時が流れる会社と、
明日明後日の生活を賭けて光の速さで進んでいく舞台の世界と。
一番しんどかったのはそこの乖離だったかも。

24歳っていう年齢の重さが違いすぎる。焦りももちろんあるし、ずっと今のままのポジションをあと5年は続けられない。
周りがどんどん表舞台に出ていくことがたまらなく悔しいと同時に、この人たち私の友達なの!素敵でしょすごいでしょ!っていう自慢したい気持ちばかり膨れ上がる。


そういえば、2023年は「悔しい」って感情に支配されていた。
負けず嫌いの対極にいたはずの私がこんなことになるなんてびっくり。

確実に去年には手が届かなかった場所に足を踏み入れられるようになったのに、行きたい場所は近づけば近づくほど遠い。

夢みたいなものを追うようになったのはいつからかな…
今も夢がある!みたいな訳では正直なくて、
何がしたいって芸事を仕事にしたくて
それはすでに叶ってて
でもやればやるほど、今よりもっと面白い舞台があって
せっかくやるならそこまで行きたいなあって思って
PCのデスクトップを帝劇の客席にしてから早2年。
(2年前までは梅芸にしてたのだけど、こちらは叶ったのでね)

舞台を仕事にしようって思ったのは比較的遅かったけど、
そういえば踊ることと音楽はもう20年以上ずっと続けてきたらしい。
緩く、浅く、細々とやってきて、太く頑固にしたいかもって気づいたのがここ数年。


1つの道を極めし者への憧れと、
武器をいくつも抱えてどこへでも行ける自由への羨望との間で、
ずっと揺れ続けてる。


色々できるのいいね、
は器用貧乏の裏返しだと気付いてから、抜け出そうともしてみたけど、
やっぱりそれは自分にとって最大の褒め言葉で、唯一自信が持てることで、
今だって、出演することだけに集中した方が絶対に結果に繋がると分かっていながら、
曲作ることを意地でも止めたくないし
そのどちらもを見てくれる場所で生きたいと我儘張ってしまう


女学院の先生に、二足でも三足でも草鞋履いていきなさいよ〜!って言われて安心した自分がいた。
飛び級に極めし者×2,3を手に入れた人たちはほんの一握りいて、
いつか、いつかそんな風になれたら面白いかな〜ってずっとぼんやり夢見てる


いやぁ現実は厳しいよ、
それを突きつけられる度、
やっぱり悔しさが募る

今年はあんなに沢山嬉しいことがあったのに!ね!

来年はどんな風に生きようかしら

今の所、今よりさらにさらにもがく一年になりそうなのだけど

目標はいつだって同じ。

来年の今頃、今想像できない目標ができていること。


適度に頑固に、
適度に我儘に、
適度に気楽に、
爆走したいな〜〜〜というきもちです

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