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仙台① : この雪はなに? | 旅行記

2月の3連休。夫と仙台旅行にいきました!
1日目、東京駅発の新幹線(始発)で向かい、朝8時に降り立った仙台駅は。

仙台駅

曇り! 足元は雪!!! 雪がない部分は、凍りついてツルッツル。
8cmヒールの危機です。気温は0度。0度……?

寒い。寒すぎる。
この日は東京も寒かったらしいですが、仙台の寒さはなんというか、刃物で切られるような風で底冷えしてしまう、そんな寒さでした。

素敵カフェでモーニング「café 青山文庫」

祝日の朝早くということで、閉まっているお店も多かったのですが。仙台といえば……カフェ!!!

ということで。

Café青山文庫 -本と珈琲とインクの匂い-

仙台駅からすぐ、商店街の中にある青山文庫さんへ。東京にも高島屋の中に姉妹店があるのですが、せっかくですしということで。

こちらはたくさんの本に囲まれて、美味しい飲み物やお食事がゆっくり楽しめる、知る人ぞ知るお洒落カフェ。

色が選べる高さのあるクリームソーダや、ビーカー型のグラスでコーヒー氷と共に提供されるアイスコーヒーなども有名ですが、なんといってもモーニングが凄い!

モーニングセット(フライドエッグ)

トースト、卵(フライド・ボイルド・スクランブルから選択)、ジャム、小倉あんバター、ひとくちデザート、サイドディッシュ(ヨーグルトorサラダ)。

この大ボリュームのセットが、ドリンクを注文すると無料で着くのです。怖いですね……。やりすぎでは???

パンは厚さがあり、ふわっふわ。卵料理が選べるのも嬉しいですね。そしてなにより、ドリンク。

目の前で完成するカフェオレ

ドリップコーヒーと選べるミルク(豆乳やアーモンドミルク、オーツなど)を、店員さんが目の前で落とし注いでくれます。黒と白が螺旋状に絡まり注がれていく様子、綺麗でした。

私は鉄観音烏龍茶、夫はカフェオレを頼んだのですがどちらも3杯分はあるのでは? という大容量。ゆっくりせざるを得ないよね! という気持ちになり、朝からまったりと過ごしました。贅沢な朝食……!

お店が徐々に開き始めたので、ぶらぶら散歩しながら腹ごなし。駅に戻り、次はお昼ご飯です。


駅ナカで立ち食い寿司「塩竈 しらはた」

駅ビル、S-PALの中にある立ち食い寿司のお店です。大人気で、並んで待ちました。店名のとおり、塩竈の名店「しらはた」さんの支店です。

塩竈や松島も行きたかったのですが、旅程的に今回は残念ながら行けそうもなく……。
せめて、塩竈を味わいたい! ということで。

塩竈今日の7貫

おすすめ7貫に、エビのお吸いものをつけて。

美味しい……肉厚ジューシーな鯵、ぷりんぷりんの甘い帆立。1組に1人板前さんがつき、丁寧に握ってくれます。ありがたい……!

石巻のタチウオ

私はタチウオ、夫は七ヶ浜の白魚を追加注文。
タチウオは表面をさっと炙って塩で提供されました。炙りってなんであんなに美味しいのでしょうね。この世のすべてを炙って出してほしい。

立ち食い寿司、なかなか行かないので経験としても楽しかったです。あんまりゆっくりできないのが難点だけれど。筋トレして足腰鍛えるか……。

そのころ、駅の西口側では太鼓と楽器の音が。
人だかりができており、テレビカメラも入っています。なんだろ?

受験生応援だ!!!!!!

そう、東北大学二次試験は2日後。
大きなリュックを背負った子が何人も激励されていました。受験期だ……。
頑張れ…頑張れ…万が一ダメでも、意外とその後でなんとかなったりするんだけど、それでも、いまは合格する大学で人生のすべてが決まっちゃうって思うよね…分かるよ…応援してるよ……!

という、縁もゆかりも無い人間が受験生をそっと応援していたのでした。なんか、親の気持ちになってしまうね……。皆に幸あれ。

今回の旅行は、「なんか最近疲れてるよね」「ゆっくりしたい」「旅行いくか」「仙台どう?」「いいよ」というやりとりが発生し、直前で宿や新幹線をとったという経緯があります。

ゆっくりしたいなら秋保温泉の旅館でまったり…というプランは特に頭を過ぎらず、いつも通りグルメ重視の動き回る旅となってしまいました。反省。まあ、普段まったく運動をしないのでいい機会と思えば……(凍った地面に足を取られて転ぶ音)


広瀬通で東北フレンチ「LA PAIX」

午後は商店街をぶらぶらしたり、お土産屋さんをまわったりしていました。我が家はお土産を直接郵送する文化があります。帰りの荷物が減るのと、遠方の人にも渡しやすいので。同じお店で買って直接渡すなら、すべてまとめて自宅に送るのもおすすめ。

仙台駅周辺は来るたびに「都会だな〜」と思いますね。東京とそんなに変わらないくらい、人もお店も多い。住みたいな……。食べもの美味しいし。寒いけれど……。

宣言通りまったりした後は、早めのディナー。
広瀬通駅近く、電気ビルの地下1階を目指します。

東北の食材をたくさん使ったフレンチが楽しめるというLA PAIXさん。姉妹店にワインバーもあるということで、店内にはしっかりとしたワインセラーもありました。

この日のコースメニューはこちら。

地図が乗っているメニュー初めてかも

産地が書かれていて分かりやすい!
お料理が来るまで、こちらを眺めているだけでも楽しかったです。

お魚とお肉のメイン、スペシャリテまである豪華なコース。どれも美味しかったですが、特に好きだったものをいくつか紹介。

近海産魚介と蔵王産野菜のMIYAGI仕立て

野菜の陰には、北寄貝やブリなどのお刺身が隠れています。魚介がどれも新鮮で厚く美味しいのはもちろんのこと、レタス、トマト、カリフラワー、人参などの野菜が多種多様ですべて味が濃い!

野菜も売りのお店とは聞いていましたが、しっかり美味しいので前菜から嬉しくなりました。

福島県産シャモのバロティーヌ

シャモ、大好きなんですよ……。鶏肉より弾力があり、肉の旨味が強いんです。
フォアグラも好き。好き×好きの最高ひと皿。

力強いシャモにこってりとしたフランス産のフォアグラが合い、金柑の甘酸っぱさと菜の花のほろ苦さが脂っぽさや重さを中和していきます。

関係ないですが、お皿も1枚1枚が美しくてお料理が絵のようでした(関係ありそう)。

女川町産帆立とオマール海老

アメリケーヌソースでいただく、帆立とオマール海老。美味しいに決まっているビジュアル。大優勝。

どちらも火入れがレアで、お刺身でも焼きでもない絶妙な食感。帆立も海老も甘い。大きい。スペシャリテの名の通り、特別な1品でした。

食べ切れるかな!? と不安になるボリュームを超えて、最後のデザート。
とちおとめのソルベは珍しくしっかりと酸っぱいタイプで、するするっと胃に吸い込まれていきました。見た目も麗しく、嬉し楽しい最後の1品でした。

よいお店だった!
仙台に旅行したら、また絶対に行きます。

こんな感じで、一日目は終了。
食べてばっかりだね……!

なんと、2日目はもっと食べます。

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