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Modern,Merfolkについて(プレミアム予選突破、モダン神top8)

割引あり

はじめに

今週末にチャンピオンズカップファイナルに出場する予定の方はいらっしゃいますか?デッキありますか?僕はありません。

ということで、私はパイオニアから逃げていた。記事を書いている暇があるのかというところもあるが、特にいいアイデアも無いので現実逃避を続けている。

さて、先週末金曜に新弾イクサラン:失われし洞窟が発売したこともあり、パイオニア環境は混沌としている。そんな中、市場に新しい魚が揚がったらしいとのことで早速使ってみることにした。

結果について

先週は

金曜日:FNM 3-0

土曜日モダン神Top8

日曜日プレミアム予選抜けとかなり上振れした結果であった。

まず、金曜日のリストについてであるが侵入警報はガチ。で弱い

以上。

土曜日。気を取り直して組みなおした。期待の新人2種を入れることに。

これも3マナ
同じ3マナですか?

結果はSE一没。動画上にてぼこぼこにされた笑

対ヨーグモスは正直かなり厳しい。 (別のヨーグモス使いの方から見せてもらった海外のサイドボードガイドには、マーフォークには当たりたくてしょうがない的なことが書いてあった笑) しかし適正プレイであればチャンスはあったなと反省している。R7をミスで落としている為、抜け順位が変わったのも自責である。

日曜日。この日もパイオニアをやる気にならず、現実逃避。

まあ昨日のデッキ意外と強かったしということで、ちょっといじって出場。

変更点は 否定の力メイン1と四肢切断1を入れ替え。大祖師も抜いて呪われたトーテム像に。(モダン神勝ちたかったのでリスト公開制だとメインの否定の力見えたらリビエンぶっぱできんやろ!とか考えていたのは秘密である 大祖師もぶっちゃけリビエンにしか入れないし、ヨーグモスはかなり無理寄りなので鱗にも効くしとトーテム像に。)

結果はたまたまなので割愛。振り返り~みたいなのもやりたくもあるが、これも割愛。


リストの解説

ざっくりとしたリストの解説が欲しいとのことであったので、新カードの雑感、旧レシピからの変化及びそれに付随する変化点をざっくり上げていこうかと思う

直近のリストは下記。
ここからメイン四肢切断を1増量、否定の力をサイドへ、大祖始の遺産を呪われたトーテム像へ変更している。

変更点

霧の呼び手の減量
否定の力の減量
広がりゆく海の減量

深根の巡礼の採用
ティシャーナの潮縛りの採用
リシャーダの荷運びの採用

各カード解説の前に

銀エラは置いてきた、はっきり言ってこのオークの世では無理である。

ついでに令和の銀エラも

だって普通に置いても死ぬし、ロードから出してその後から出しても死ぬんだぜ(ロードが)

チャオズを頑張って連れてきたら天津飯が死んでいた、みたいな。これは大きな戦力ダウンである。銀エラの絵は最高なんだけどなぁ…


閑話休題。

既存カードたちのリスト解説をつらつらと書く。

細かい部分だけにしよう。まぁ興味あって一回使おうかなって人の為にも簡単に記述する。

ロード①アトランティスの王

脳筋①

多分一番有名な、通称:ロード。自分以外の同種を強化し、島渡りという回避能力を付与する。

これがある為、島を置く相手にはめっぽう強い。ただ、非青系統にはただの筋肉スリヴァーのため、そこまで圧は無い。

勝つまでに2~3体並べることが前提の為、他に強化相手がいないと裸の王様。

ロード② 真珠三又矛の達人

脳筋②

上に同じ。アトランティスは相手の種族も強化する博愛主義者だが、こちらは自分の領民にしか繁栄を与えない。どちらにせよ領民がいないと裸の王様。

ロード③ ヴォーディリアの呪詛抑え

頭脳派

第3種目のロード。他にもロード能力持ちはいるにはいるのだが、上二種と基本やることは変わらず、脳筋に拍車をかけてしまう。

こいつは勢い余って自分が殴りだす

こいつは非生物呪文にかなりプレッシャーを与えることが可能で、かつ瞬速でバフする諸葛孔明みたいなやつ。見えてないこいつをケアしてブロックせねばならない時もあり、本当にいやらしい。

これが刷られたことでコンボ・トロン等に対してメインから勝率が上がり、他の肉デッキでは絶望的だった相性をある程度改善することができた。

死せる生に至っては、こいつでサクッた生物が全部戻ってくるか、カウンターされるかの最悪の二択を迫れる。最近は激情入りが増えているので完全に安心できないところもあるが、相性は良いと感じている。

激浪の形成師

革命児

キッカーすると1枚島に出来る能力持ち。結構強い。テンポよく出すタイミングと最後に島にして走ったりするタイミングが重要。結構ムズイ。

これの能力は誘発型能力かつ場にいる限りなので、能力の解決前に除去すれば不発になる。
類似のものとしては束縛の力線などがある。
こういった(束縛の力線など)は解決前に発生源を無くすと特に何も起きない。

余談だが、束縛の力線を解決前に割るとカードが領域移動しないので、クリーチャーなどは引き続き召喚酔いに影響されない。


マーフォークのペテン師

最強

とりあえず適当に出して強い。余っていればエンド時にとりあえず放り込んで殴りだす。

モダンはでかい生物と殴り合いになるケースが多いので、かなりテンポを取れる。

サーガのトークンはそのまま倒せる。他にはドラゴンの怒りの媒介者なども地上に落ちて1/1になる為、そのまま刈り取れるのでなかなかいい性能をしている。

霊気の薬瓶

やはりDST版が好き

大体マナアーティファクト。蓄積カウンター2個だと太陽の指輪、3個だとスランの発電機である。(どっかで言ったような気もする…)

モダンでソルリング、使えます

冗談はさておき、後から引くと弱い。それでもブン回りに寄与する為、外せない。
2t目以降引いた時に、相手と状況に応じては展開よりも置くときもある。

今までは2個置き安定だったが、後述するティシャーナの潮縛りの兼ね合いで3にする価値が上がった、と同時に置き方が難しくなった。後は大体書いていること通り。

海と空のシヴィエルン

ウナギの神

モダホラ2で出た、数多の魚の意思の集合体。だからサブタイプが神だと思っている。

簡単に言うと、3マナ3/4、殴ると引ける、他の魚に護法①がつき、他に2体魚がいると破壊不能。書いていることはほぼオリカである。

あまり言うことはなく、出せさえすれば強い。殴り合いには本当に強いので頼れる。逆にコンボにはただの遅いドローなので大体減らす。ダブった時はピッチの弾にすればよい。


リシャーダの荷運び

つよわい

通称:リシャポマン。地味に島渡りを個人で持っている。

後述する深根の巡礼との相性が良く、オークにも焼かれないので安心して置ける。

また、従来の環境では独創力が多かったこともあり霧の呼び手を優先していたが、アミュレットや鱗の台頭に合わせてこちらに変更した。

2マナランドや墨蛾などを抑えられ、意外と強い。


四肢切断

Φマナは偉大

モダンのソープロ。食らうけど。

当面メインサイド合わせて4枚は変わらないと考えている。

特にこういった殴るタイプは先後で勝率が顕著に変わるため、後手の際に返すカード(最近で言うところの攻める立場と受ける立場を逆転する)起点として重宝する。

とはいえ、複数枚固め引くととんでもないことにもなりかねないので、3枚推奨。


天上都市、大田原

こっち派どっちの絵も良い

メインから罠の橋をメタれる良カード。エンチャント、PW、アーティファクト、クリーチャーが戻せる。

土地でない、がついていないので、ウルザの物語や墨蛾の生息地なども触れることは覚えておくと良い。強いのでダブるリスクもあるが二枚。


魂の洞窟

AVRはこれがトップレア

タイムリーに再録した1枚。カウンターを否定できる。逆に緻密はカウンターできる。

基本的に入れるリスクが無いので4枚。カウンターが環境にいないなら減らしてもよい。青が出ないので、後述の深根の巡礼と相性が悪いため注意が必要。


変わり谷

土地のくせに殴ってくる

最強。4枚。3マナでヴォーディリアと組み合わせて2マナ要求出来たり、序盤の攻防でテフェリーに合わせて瞬足と絡めて撃墜したりと使い方は無数にある。

マナフラ受けにも良いので減らすことはまず無い。
忘却石では死なないことを覚えておくと良い。



虚空の杯

これもトッパーで再録した

2から3枚。続唱系が多いなら3で少ないなら減らしてもよいかも。

赤黒想起に効くこともあるが、あまり入れない派。


潮流の先駆け

大体バニラ

対クリーチャー用。マナクリとか戻せたり、サーガのトークン消したり、濁浪とかも戻せる。

リアニした激情とかも戻せるので、悪くない。返し出てきたらこれ死ぬけど。

インクの染みの瞬速も意外と機能する。基本はバイアルから出す。


緻密

忍耐とか激情と比べて緻密って感情はどういうこと?

みんなご存じモダホラ2サイクル。

デッキに合っており、ヨーグモスやアミュレット、オムナスに入れたりする。

2以上推奨。


大いなる玻璃紡ぎ、綺羅

日本語のフォントが好き。綺羅のキラは色が深くてカッコいい

除去耐性をつけるカード。今ドレスダウンもほぼ出てこないし、きれいに捌きにくい。

みたまんまの強さ。0~2枚推奨。個人的には1。

ハーキルの召還術

特定の相手には凄いことが起こる

特定の相手に対する必殺技。鱗とハンマーにはどう頑張っても負けるパターンがある為採用。もっと殺意マシマシなら2枚でもOK


墓地対

墓地対としては重いけどヨーグモスと鱗にも入れられる
墓地対としてはバランスが良い
最も軽いがリビングエンドとか独創力に効かない

エレヒの石、大祖師、墓堀りの檻、って感じだが今は多分左から順に強い。

エレヒはヨーグモスと赤黒想起にも入れられるし、リビングエンドにもまぁ入れるかなって感じ。大祖師はヨーグモスにもそんなに効かないし、リビングエンドは有利だし、って感じ。合わせて1-2推奨。

呪われたトーテム像

再録前は高かったイメージ

必殺技②。これも特定対策。ヨーグモスとかマナクリデッキやクリーチャーコンボ(フード系、アスモやサムワイズコンボ)とかに入れる。東屋のドライアドも確か止まるはず。

上記が、今回私が採用している旧カード群のざっくり解説である。
逆に採用しなかったものも、簡単に私の所感のみ述べる。

霧の呼び手の減量
→弱い。オークで死ぬし、無力なマッチが多い。独創力もいなくなったため解雇。

否定の力の減量
→後述のティシャーナとやりたいことが被る。採用はしておいた方が安心だが、最大2枚の印象。今4枚は枠が無い。

広がりゆく海の減量
→個人的には頑張って採用したい。激浪の形成師と合わせて5枚までは欲しいゲームが多い。以降どこかの枠をこじ開けようと考えている。

新カードについて

せっかくなので新カードについて書こう。

深根の巡礼

なんで呪禁ついてんの?


概要

青い苦花。(ほんまか?)
要はアタックもしくは何らかの事象でマーフォークをタップすると呪禁1/1の魚が出る。

アタックは同時タップの為、1体でも10体でも殴って出るのは1匹なので注意。

警戒と相性悪い。
なぜか呪禁なので激情に耐性を持っている。

使用感

強み
・とにかくヴォーディリアの呪詛抑え・変わり谷との相性が良い。それなりに頭数が稼げるとほぼすべての非生物呪文を抑えられる。

・変わり谷をクリーチャー化してマナを出すと1/1が出る。

・ロードでの打点が飛躍的に上がる。

・激情・孤独に強い。相手の単騎殴りに強い。

・今まで殴ると返しの攻撃が受けれないな~、なんて時でもこれがあれば殴り合える。

弱み

・置き方が難しい。適当に置くと死ぬ。

・2回は誘発させたい為、若干めんどくさい

小テク紹介

これと変わり谷があると先に起動して、更地から破壊不能を既に持っている状態で「海と空のシヴィエルン」が着地したりする。

(例)場に島2 変わり谷1で「激浪の形成師」を持っているとする。先に変わり谷をクリーチャー化し→激浪の形成師をキッカー込みで出すと、ついでに1/1も出る。

イメージとしてはキッカー①で1/1を出せるみたいな感じで考えると良い。

島+ヴォーディリア+変わり谷+これ=目くらまし?みたいなこともできる


だいぶ仕込みが必要

ティシャーナの潮縛り

鳴り物入り

概要

期待の超新星。通称もみ消し君。書いていることが謎。もみ消しして更になぜアーティファクト、クリーチャー、PWなら能力を失うんだ…?

当然の瞬速、3/2、なぜかシングルシンボル。なぜだ…?


なんでや…?

???しか飛ばないくらいてんこ盛りである。

大体、マジックってCIPなり起動能力で有利を作る前提のゲームなので、どこかしら当て先はあるに決まっている。


顔が稲中みある

使用感

ただ強い。想定通り。従来苦手であったデッキに対してかなり相性の改善が見られた。これは後述する。

否定の力でカバーしていた部分を後からでも解消できる可能性が上がり、持っておらず後手をまくれず死亡というケースが幾分か軽減されたように感じる。

強み

・前述の通り、うっかり通ってしまった置物たちほぼすべてに有効。罠の橋以外。

・とりあえずダブってても適当に出せる。うっかりフェッチに当てようもんなら、青い石の雨である。すげーなこいつ。

・バイアルのカウンターを3にする強みが増えた。今までシヴィか綺羅くらいしかなかったところがこれがちらつくのはすごく圧力があると考えている。

キリが無いのでこのくらいで。

弱み

・特に無し。

・強いて言うならメインは少し重く、ブンに寄与しにくい。

・バイアルのカウンター管理が少し難しくなった。

相手がこれを使ってくる

小テク紹介

まぁいわゆる、もみ消しTipsなのだが、少し違うところもあるので適当に列挙する。

ティシャーナもみ消しtips

①誘発型能力系に対して当てる場合

一つの指輪系統:この系統は勝手に誘発するので、当てやすい。当てた後は機能不全になる。

ちなみに指輪はただで1枚引ける。

②ヨーリオン等の遅延(再起?)誘発系:モダンでは禁止だがヨーリオンはターンエンド時に再度誘発する。ここに当てるとヨーリオンの能力で取り除いているものは帰ってこなくなる。

地を這う海蛇

ちなみにこいつだとヨーリオンは飛行も失う。他にはちらつき鬼火等。


③続唱系:まず初めに続唱は誘発なのでもみ消せる

そういったデッキに入っている待機呪文については待機の最後の時間カウンターが取り除かれた際に唱えるという誘発型能力が誘発するのでここをもみ消せる。

もみ消した呪文は追放領域のままである。

特例①:虚空の杯


虚空の杯はそれに置かれているカウンターと等しいマナコストに呼応して誘発する。(仮に0とする)

そのため、0の呪文で誘発させてもみ消すと、以降は全て誘発しなくなるため待機呪文が通せるようになる。

なんと夢の、虚空の杯X=0二枚張りが実現してしまう。

有料記事でここからはもみ消しと異なるティシャーナの使い方を、特例として思いついた部分をまとめ記載している。後は、想定メタに対する有利不利、各サイドボーディングをまとめたものを記載する。興味がある方は買ってみてね。



特例②:英雄譚


ややこしい

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