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玄関を開ける瞬間

先日かわいいかわいい小さなおじさんが、私の帰りを待っていてくれました。
冷え切った身体で急いでお家へ入ってこの光景、、、なんと幸せなことでしょう💫

エジプトトゲオアガマの岩ちゃんに
「待ってくれてたの♡?ただいま♡♡」と、私はデレデレとニヤけてしまう。
あぁぁぁ、、、かわいい愛おしいぃぃ、、、。
こんな優しい気持ちに満たされながら、私はなんだか不思議な感覚にもなった。
それも、今ではかわいい我が子たちの為に早く帰りたい気持ちでいっぱいだが、昔は家に帰ることがイヤで仕方なかったことがあります。

専門学校を機に、岩手から東京へ上京した私は一人暮らしを始めました。
いざ専門学校の生活が始まると、私よりも夢に向かってすごくアクティブな人たちばかりで、まわりと自分を比べてはどんどんと自信をなくしていました。
もちろんそんな状態でまわりと馴染めるわけもなく、本当に「困ったちゃん」になっていました 笑
授業が終わりアパートへ帰っても、一人余計なことを考えては落ち込み、、またまた「困ったちゃん」、、笑
そういう時は、だれかに話したり相談することによって気持ちが軽くなったりするかもしれませんが、これがなかなかできませんでした。
なぜなら、、「夢をもって東京へ行ったのに、自信をなくし迷走してしまってるなんていけないこと」と、思い込んでしまっていました。
今思うと、なぜそんなに自分へプレッシャーをかけて、生きづらさをつくりあげてしまっていたのだろうと思います。そして、生きていればこの先もっともっと辛くてしんどいことも、泣けるほど嬉しいことも待っているというのに、今もですが当時はもっともっと視野が狭かった、、。
ただ、あの時は自分の居場所もなければ、この先ちゃんと自分の力で生きていけるだろうか?と、本気で思っていました。
そんなことを考えてばかりの学生生活だったので、アパートで一人になる時間がなんだか怖くてイヤで、とにかくバイトを掛け持ちなんかしたりして、あえて忙しい日々を送っていました。
バイト中は非現実の世界で、一人暮らしのアパートの玄関を開けた瞬間辛い現実の世界、、なんて風に捉えていたのかもしれません。

話しが長くなってしまいましたが、そんな思い出があったので、かわいい子たちの為にはやく帰りたいと思える今は、本当に幸せだと改めて感じたのでした。
この子たちが本当に私を待っていてくれているかは不明ですが 笑
でも、それでいいんです。「今」という現実は、玄関を開けるとかわいくて元気な子たちが待っていてくれるのですから。
当時の私に言ってあげたいです。そんな悩んでいる暇もないくらい、将来のあなたはたくさんの子たちと生活をする肝っ玉かぁちゃんになっていますよ!
そして、その子たちと旦那さんとお店をつくり、店長としていろんなものをしっかり守っていかないといけないのですよ!!
だから大丈夫。と、、笑

とは言っても、当時の思い出も不幸なことばかりではなく、成長できることもたくさん、ちゃんと笑えていた日もあります。そして、だれかから見た私の姿は、好きなことに挑戦できて楽しそう、、なんて見えていたかもしれません。
人生は本当に分からないものだし、でも、、自分次第でどうにでもできる。
この子たちを眺めながら、少々センチメンタルな気持ちが高まってしまったレレ美でした。

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