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;2023.12.10. //詩

;山田カミーユ-姚子;偽名;2023.12.10. ver.1.01.//詩

;詩//yōko
   やめて、ね?
   わたしの
 
   ね?鼻さきで
 
   眼を、ね?
   そらすの
 
 
 
 
 
;詩//yōko
   あなたが、ね?
   ほら
 
   ね?
   ほほ笑んだら…ね?
 
   …ね?
 
   海にどろの雨が降る
 
 
 
 
 
;詩//yōko-sāsya
   14歳の夏のおわりには
   わたしはたぶん、死んでいるから
 
   笑って
 
 
 
 
 
   あるかも
   ね?
 
   お願いが
 
   わたしをわたしをわたしをそっと
   そっ
 
   そっ
 
   だきしめて
   息が、もう
   とまってしまうまで
 
 
 
 
 
   愛せますか?
   きみは
 
   誠実に、きみは
   ぼくを
 
   たとば、そう。あたまのなかがくらくらしそうに
 
   …消えて
 
 
 
 
 
   愛せますか?
   きみは
 
   はっ
   は
   はっ
 
   誠実に、ぼくを
 
   眼の前が、そう
   くらくなるくらい
 
   はっ
   は。…消えて
 
 
 
 
 
   愛していられる
 
   まだ、きみが
   生きていられたから
   きみは
 
   …消えて
 
 
 
 
 
;詩//yōko-sāsya
   たぶんわすれないと思う
   きみがぼくにも
 
   もう、してくれたこと
 
   ちっ。どろみずに
   ちっ
   まざりこんでゆく
 
   ちっ
 
   あめは?
 
 
 
 
 
;詩//ver.1.01. yōko
   殴って。ぶって
   蹴って
 
   ぼろぼろにして
 
   裏切って。見棄て
   あざわらって
 
   生きていられない
 
   見て。見つめ
 
   …おまえは
 
 
 
 
;詩//ver.1.01. yōko
   見て。見つめ
   視姦して
   姦して
 
   生きていられない
 
   汚して
   眼で。妄想で
 
   うばって
   息を
   どろみずに顔をなすりつけて
 
   踏んで
   後頭部を
 
   かなしみをさえも
 
   こなごなにして
   …おまえは



;構成;砂沙

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