仮想的自殺未遂(とラブレター)

アカウントを消していた間のことについて。

今年の1月28日の夜中にメインで使っているアカウントを消した。というか壁打ち用とリア友との連絡用以外の全アカウントを消した。5個かな。たぶん。

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遺書。こんなこと言っておいてあれだけど本当は戻ってくるつもりなんてなかった。なさすぎてこのツイートをスクショするのすら忘れていた、ので瑞希くんのスクショを借りています。だめだったらごめんね。

その日は好きだった子と会って、それからこんこんに行って、終電を逃してふらふら歩いていた気がする。とても冷える夜で、雨が降っていたことだけは覚えている。つらくて死にたくて、でもぜすたでいる限りこんな夜にも誰かが話しかけてくれるのは知っていて、そしてそれは間違っていると思った。アカウントを消してから、「何か嫌なことがあった?」とか「もしかして自分のせい?」とかいろいろな人に言われた。けれど消した理由を強いて挙げるなら、ぜすたであることで得られた居場所が嫌いになったからじゃなく、好きで好きで本当に居心地が良かったからだと思う。だから殺さなきゃいけなかった。好きだから殺すってメンヘラみたいで笑えるね。メンヘラだけど。

それでしばらくはぼんやりして過ごしていた。バイトも辞めてしまったし、卒論も就活も来年に持ち越しで春休みを迎えて何もすることがなかった。「ただ、一さいは過ぎて行きます。」の感覚。違ったらごめん太宰。

たまに壁打ちアカウントに泣き言を書き込んでは反応がなくて安心した。エゴサしてたまに自分の名前を挙げてくれる人を見かけて、戻りたくてたまらなかったけどいなくならないといけないと思った。推しのアカウントだけを「ごめんね」って名前をつけた非公開リストに入れて毎日見ていた。未練未練未練。あとすごく暇だったのでめちゃくちゃTSUTAYAに行っていた。「ミスト」面白いよって聞いて借りて観て落ち込んだりしていた。いやさすがに楽しい映画ではないことくらい察しろよ。

短歌もやめた。ぜすたをやめるために。賞も取ったことがなかったしうたの日の評価もあまり良くなかったけれど、わたしの短歌を好きだと言ってくれた人が何人かいてくれたから申し訳ないなとは思った。でもうたの日はときどき覗いていて、知っている名前を数えては未練でぐずぐずになっていた。そんなことばかりしていたからますますつらくなってしまって、つらくなってどうしたかというと短歌を詠んでしまった。馬鹿か?

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ぜすたには消えてもらわないといけなかったので別名義を作った。白繭ねむり。「漢字+ひらがな」のペンネームちょっといいなと思っていたので。

ちょっとだけ、ちょっとだけ「誰か気づいてくれないかな」って思ってしまった。これがきっと敗因そのいち。

そこから先は一瞬だった。アカウントを消している間に連絡をくれた仲の良いフォロワーがいて、その人だけならフォローしてもいいかなと思って新しくアカウントを作ってしまった。敗因そのに。

敗因そのさん、というか気持ち的にはこれがほぼ全て。3月4日。ぜすたのアカウントはもう消えていて、でも仲の良いフォロワーと会うことになった。過程は端折るけど結局こんこんに行った、行ってしまった。ごめんね気まずかったよね推し。実はその前に工房見学は予約していたんだけれど。借りていたものがあったからそれを返して、そしたらもう二度と会わないつもりだった。でも推しの顔を見たらやっぱり好きでまた会いたくて、ここにいたくなってしまった。あとはこんこんで久しぶりに会えたフォロワーさんとお話ししてたら勝手にいなくなったのが申し訳なくなった、っていうのもある。結局その夜に前と同じIDでアカウントを作り直して今に至る、という感じです。

たぶんもうアカウントは消さない。失敗しちゃったから。もしいなくなることがあればアカウントを残したままつぶやかなくなると思う。そうならないことを願うけど。

以上がわたしの仮想的自殺未遂でした。以下はおまけのラブレターなので読んでも読まなくてもいいです。


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