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12年ぶりに弓道を再開しようと思う

こんにちは、tomoです。

私は高校時代、弓道部でした。全然強くない普通の高校生だったけど、弓を引くのが楽しかった。

高校を卒業してからは弓から離れていたが、また再開したいと思う気持ちはずっとあった。

ずっとあったもののなかなか一歩を踏み出せなかった。それがようやく、まだ弓を引いてはいないものの、再開に向けて一歩を踏み出すことができた。同じように、再開したいけど悩んでいるという人に向けて、弓道を再開するにあたっての経緯、そして再開した弓道を続けることができるのか!?ということをお伝えできると幸いである。

再開を決めるまでの不安あれこれ


まず、肝心の弓道場が通える範囲にあるかが大事だ。高校の頃は、学校に行けば弓道場があったのに(当たり前だが)、社会人の場合は私営や市営の道場を探して通うしかない。

私の場合、運よく自宅から自転車で通える範囲に弓道場があった。道場があることを確認できたら、次の問題は、弓道連盟または弓道会に入るか否かである。

弓道場には、大体その道場を管理する弓道会が存在する。

市営のような自治体が運営する道場では個人で利用することももちろんできるが、主にその道場を利用するのは弓道会の方々だから、個人で利用するにはアウェイ感に堪える必要がある。それに、上達のために指導を受けようとすると弓道会に入った方が遠慮なく教えてもらえる。きっと入っていない人間にも教えてくれるだろうが、私のような遠慮しいな人間には絶対に無理である。

また弓が借りられることもメリットだ。弓には重さがある。(弓の重量ではなく引く力のことだ)弓道を始めたばかりであれば、10kg以下の軽い弓を使い、筋肉がつき射が安定するにともなって自分にあった弓を購入する。

ブランクがある人間がいきなり重い弓を引くことは難しいので、初めは軽い弓で慣らすことが望ましいが、道場では弓の貸し出しをしていない場合がある。だが弓道会では(初心者用の教室をやっている場合などは特に)初心者用に弓を貸し出している場合が多いので、久しぶりに再開しようと思えば弓道会に入って弓を借りるのが安牌なのだ。

しかし社会人弓道となると、高校弓道のように和気あいあいとした雰囲気でもないだろう。体配とか(射の前後も含めた体の所作)めっちゃ厳しそうなイメージ。年配の人が多そうだし馴染めるか心配。会の集まりが頻繁にあると嫌だなぁ。。と、不安の種は尽きない。

道具の初期費用もそれなりにかかるし。弓がけ(ゆがけ。手袋みたいなやつ)、矢と矢筒、道着だけで5万以上は必要。弓も安くても5万はかかるのかな。もっとお金がかかる趣味も当然あるが、気軽に始められる額でもない。(ただでさえ私は飽き性なのだから)

実家に置いていた高校の時の道具は処分されていたため、一から揃えないといけなかった。

でも、やりたいという思う気持ちに従ってみた

新しい趣味が欲しいという思いはあった。(弓道が趣味ってかっこいいよねという下心も)再開すれば通うことになる道場の環境もよさそうだ。それが今後、私自身にどんな変化が起こるかわからない。だが一度再開すれば、また離れることになっても再再開することは容易だろう。

何より、「あの時やってればよかった」と後悔したくなかった。何年もやりたい気持ちが消えなかったのだから、その気持ちに従ってみてもいいんじゃないか。

まぁ何はともあれ見学だ、と弓道会にアポを取った。

ドキドキの道場見学

見学に伺った日は、弓道会が道場を専用利用する日だった。
対応してくださったのは、会の運営事務をされている方。黒の着物をお召しになり、周りの方々から「先生」と呼ばれていた。もうこの時点で高校弓道とは違う。(ブルブル)

けれどとても気さくに話してくださり、「何も道具持ってません!これから揃えます!」「高校の時の段位は…….初段か二段だったと思います!」と、やる気があるのかないのかわからない訪問者に丁寧に接していただいた。

入会等のお話を聞いた後は、しばらく練習を見学した。その日は、初心者教室を修了してしばらく経ったころの方や、初段ほどの方が多いとのことだった。高段位と思われる先生が一人一人指導されていて、和気あいあいではないものの張りつめた空気というわけでもなかった。また、その先生は指導の合間にも、「昔やっていたならすぐに段が取れるようになりますよ」と気軽に話しかけてくださった。

直に練習を見学したことで「馴染めるかどうか不安」は多少払拭された。社会人としての礼儀と最低限のマナーを守っていればやっていけそうだ。

道具を買う

再開する覚悟ができたところで、熱が冷めないうちに弓具店に向かった。個人でやってらっしゃるこじんまりとしたお店。

そこで弓がけ、矢、道着を買う。あれよあれよと決まり計5万7千円。
しまった!こんなに現金持ってない!と思うも、○○Payが使えるお店だった。ほっ。

矢はカスタマイズをお願いしたので受け取りは少し先。ということで、それ以外の道具を持ち帰ってきた次第。

何だかんだ、実際に引き始めるのは年明けになりそうだが、とりあえず道具を買うことで後戻りできないところまで歩みを進めることはできた。

早く的前に立って、矢が的に中る音を聞きたい。


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