4/20(土)日記

ましゅう、登坂と散歩。
よしたかは皆勤賞を逃す。

東京


浜松町駅で集合し、モノレールで東京流通センター駅に着く。
子供の頃、東京靴流通センターには世界中の靴が集まってると思ってた。
登坂は地元にしかないと思ってて、未だに池尻大橋の店舗を通るたびにびっくりするという。
東京流通センター周辺には倉庫とか工場しかなくて、人が生活するために存在してるけど、普通に暮らしてたら行くことのない基板のような街だなと思う。


少し歩いたら、急に海が広がった。


大森ふるさとの浜辺公園。人工ビーチを上裸の人が歩いていて、もう夏が来てる。
売店でみんなカレーを買って海を見ながら食べる。
おれとましゅうのは450円、登坂のは600円で。比べてみたら、登坂の方がスパイスっぽい辛口で、おれらのはかなり甘口だった。
甘口の方が好きだった。


ビーチを歩いてたら、こんがり日焼けした中年男女4人がベンチに向かい合いって座ってて、「めんどくさいよ!」「めんどくさくないよ!」「めんどくせえよ!」「めんどくさくないよ!」「めんどくせえよ!」「めんどくさくないよ!」と不毛なラリーをしていた。
理屈なしで声だけをぶつけ合っていて、見た目通りというか、こうやって生きてきたんだな、こうはなれないけど、そういう仲間を作れてるんだったらかなり幸せだよな、と思う。


住宅街を歩く。
ばくおに はがたけしがこっそり書いていた日記を読んで、全く知らなかったたけしの生活を知って驚く。

少し高台にある公園に行ったら、カメラで飛行機を撮ってるおじいさんがいた。そのおじいさんが着てたフォトコンの公式っぽいシャカシャカのジャケットの背に「写真の腕で誇るより 撮影モラルで勝負する」と書いてあって、負け惜しみだろ、だせーと思う。


羽田空港のかなり近くを歩き続ける。

ボス戦のような稲荷
よかった!
ヌ 多分ここだけ


ましゅうが「見たら『ゴールだ』って思う場所行く」と言って歩いてたら、

ゴールすぎた。
統一性のない椅子が散乱してて、釣りをしてる人がちらほらいた。
鳥居の垂れ幕に書いてあることが、でかすぎて、薄さを感じる。
飛行機が近くでバンバン飛んでて、海の向こうでは川崎の工場の火が見える。
かなり特異な場所だと思っていたら、ジョギング中の少年が鳥居の前を通る時におじぎをしていて、非日常な空間の日常を見られて嬉しかった。


電車に乗って大井町のすえひろ湯へ行く。
流行りのリノベ銭湯の感じ。この感じをおれたちが20、30年したあとに懐かしいと思って通うのかな、と思う。

大井町に着く。
駅前でお祭りがやっていて、半裸のタトゥー大道芸人が火を噴いて、歓声が上がっていた。
パフォーマンス終わりで、「最近の大道芸人は、『がんばったのでお願いします!』って言うんだけど、俺からしたら頑張ってるのって当然だから、そんなこと言ってる奴嫌いなんです」とトガりを見せてて面白かった。

夏にもほどがある


ここでタナバタのかじと合流。
GUの紙袋をガムテで補強して使ってたのがキモかった。
飲み放題韓国居酒屋で飲む。
かじが何故かおれの代金を払ってくれて助かった。

盛り上がってそのままましゅうの家に行って、始発くらいまで飲む。
道中で、誰か女の子呼べ!みたいなのを冗談で言ったら、ローソンでかじが色んな子に電話しててすごかった。

電話してた5、6人全員が、なぜか奇跡的に実家に帰ってて面白かった。
家の中で、特に落としたりぶつけたりしてないのに登坂のiPhoneの画面が急にバキバキになって使えなくなってて登坂らしいな、と思う。
かじに思い切り右の乳首つねられてずっとじんじん痛んだ。

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