新型コロナへの世間の関心は日に日に低下しています。まあ、そんなもんだと思いますが。

いちおう最近では第10波とされているものがひと段落したところ。そんな中、4月より新型コロナに対する国からの特別支援が終了する（している）とのこと。

現在の感染状況含めて、そのあたりをまとめておこうと思います。

◆最近のコロナ

NHKのサイトではトップの目立つリンク『コロナ・感染症特設サイトへはこちら』がまだ残っていました。そこからの現況は以下。

個人的に第10波は主要な感染株がJN.1くらいしか目立ってなかったので『スッキリ上がってスッキリ落ちる』なんて予想していましたが、所詮は素人、外しましたね。底が高いままちょっと長引きそうな傾向です。

ちなみに、これだけ見ると過去の感染波からは大幅に被害が低下してそうですが、コロナへの意識も変わってるでしょうし判断が難しい。今後出てくる死亡者数で見るしかないと思っていますが、それでも直近の被害は過去からすれば減少傾向になりそうです。

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それにしても見事にワクチンやら感染対策を緩和してから被害が減ってる感じはありますね。いろいろな要因はあるのでしょうが、個人的な解釈としては既感染者が増えたからかなあ、という感じ。

研究結果としてはウイルスが弱毒化してる印象は無いですし、免疫逃避性能増（感染力〇〇倍）みたいなのも見てきましたが、やはり実際にヒトが感染することにより得る免疫はそれなりに強いのかなあ、と。ただし、急性期の症状が出にくくなってるだけという可能性もありますけどね。（下水サーベイランスは結構高いところがあったりするので。）

◆通常の対応へ

さて。新型コロナへの特別扱いが4月から終わることは、昨年夏くらいには決まっていたようです。以下のような資料がありました。

余程の異常事態にならない限り『通常の対応へ完全移行』は既定路線だったということでしょう。まあ実際に被害は減ってる感じですけどね。

なお、厚労省のサイトではトップの目立つところにあった新型コロナ情報へのリンクが無くなり目立たない場所へ移動されていました。かわりに『紅麹関連の健康被害等情報』が出来てました。早い。

◆自治体（埼玉県）の場合

埼玉県のサイトには以下の情報が出ていました。

文章の印象としては『コロナが明けた』という感じでもない。『ウイルスがなくなったわけではありません』というのはその通りですが、じゃあなんで『通常の体制へ』となるのか説明が欲しいところ。

◆一般人としての影響

通常の体制へ変わることで個々人に影響が出るとしたら検査費や治療費でしょうかね。

特に抗ウイルス薬の値段はもともと高かっただけに負担額が大きくなります。NHKのサイトで以下のようにまとめられていました。

使うかどうかは別として、素直に『たけーな、おい』って感じ。

これらの抗ウイルス薬は感染初期（重症化前）に使用するか判断が必要なものでしょうし使用する人は激減しそうですね。入院費もこれまでより増えるみたいですし重症化したら結構な費用がかかりそうです。

それらの情報は以下リンクにまとめられてましたので、興味のある方はどうぞ。

◆おわりに

ということで、お金もかかることだし個々人の意識としては『出来るだけ風邪として済ませる』って傾向が強くなりそうですね。

ちなみに欧米のデータを見るとコロナ流行の谷が高くなってる感じはあり、最近の日本もそれっぽいのでエンデミックとはそういうことかもしれません。明確に夏と冬に流行してくれたほうが対応はしやすいんですけどね。

今後どうなっていくのか興味深いですけど、色々と評価するためのデータが無くなっていきそう。困ったものです。