最近、コロナ後遺症について調べています。
いろいろとわからないことが多いのですが、とりあえず気になるのは『コロナ後遺症は過大評価されているのか?』です。
つまり、後遺症が普通の風邪やインフルエンザと同等であれば、『コロナはただの風邪』という最近のムーブメントも納得できるものです。
しかし、ちょっと前にLancetに掲載された論文はそれを否定しうるもののようです。
今回の記事は『CNNに掲載された論文のレビュー記事』の引用がほとんどです。論文のひとつの解釈として、よろしければどうぞ。
◆論文について
CNNの記事は『Lancetに掲載された論文』のレビュー記事です。
おおもとのLancetの論文のタイトルは『SARS-CoV-2感染後の神経・精神リスクの軌跡:1284 437人を含む2年間のレトロスペクティブ・コホート研究の分析』というものです。(タイトル翻訳:DeepL)
この論文は『新型コロナ』と『その他呼吸器系疾患』の発症後の『神経疾患および精神疾患の発症リスク』を比較したものです。
つまり、いわゆる『新型コロナの後遺症と呼ばれるものの発症リスク』が他の疾患と比較し異なるのか?が分析されたもの、でいいでしょう。
比較はハザード比という指標で評価されており、私のような素人では精査できないものです。全文は以下です。興味のある方はどうぞ。
https://www.thelancet.com/journals/lanpsy/article/PIIS2215-0366(22)00260-7/fulltext
◆Long Covid risk extends two years after infection. Here's how to assess your risk
CNNの記事は以下です。
一部抜粋引用します。
◆まとめ
Lancetの論文の最後に記載されていた要旨を引用します。
論文のレビュー記事はCNN以外でも見ることが出来ましたが、おおむね上記と同じような印象でした。
◆おわりに
今回の論文およびレビュー記事を以って『コロナ後遺症は大変だ!コロナはヤバイ!』と騒ぎ立てるつもりはありません。
なにしろ、今回の論文は私のような素人では粗探しすら不可能です。
『コロナはただの風邪』と考えている日本の専門家の方に精査して欲しい内容です。皮肉でもなんでもなく。
素人考えでは、これまでの懸念(持続感染。神経系への影響。)を裏付けるものではあると考えます。
『コロナはただの風邪』であって欲しいとは思っていますが、今のところはまだ違います。
引き続き、専門家の方々に期待したいですね!