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マスクの活性炭フィルターにドライヤーを当てて再利用を試みる。電子レンジはダメ!絶対!

私はマスク用の活性炭フィルターを使用している。自作したやつだ。

いわゆるシェディングとか匂い対策を期待したもので、まあまあ効果ありっぽいという感じ。そのあたりは以下にまとめた。

どんなやつか上の記事から抜粋するとこんな感じ。

こんなことをやっているやつは世界でも少数だと思うし、記事の日付を見る限り約1年前なので、1年本当にコレを続けたと思うとマスク変態とかマスク馬鹿とか言われても仕方ないような気がする。

で、この活性炭フィルターの再利用について今回の記事で軽くまとめる。といっても、タイトルで書いたとおりドライヤーを当てて寿命を長引かせるというだけである。なお、効果の保証はない。


◆活性炭フィルターの効果低下について

フィルターの効果については試験用マスクを使用してフィルターのみでどれくらい匂いが減るのかをたまに確認している。こんなやつ。(雑だなおい)

フィルター試験用マスク(単に中央をくりぬいているだけ)

とはいえ使用回数増による効果の減衰はいまいちわからず、なんとなく15回くらい使用したら新しいものに換えていたが、もったいなくなってきた。ほぼ無限に使えたりしないだろうか?

◇◇◇

理屈で考えると活性炭フィルターが濾過しているものは極小の微粒子になるので水蒸気の影響は大きいように思う。なにしろマスクを着けているときは自らの吐き出した湿度の高い呼気がモロに通過するのだ。

なんならそのせいで一瞬で効果が無くなりそうな気もする。というか、実際にそうなっており私が効果を感じているのは気のせいかもしれない。

ちなみに水蒸気くらいだったら放っておけば乾燥してなくなりそうなものだが、活性炭の多孔質形状の中に入った場合なかなかそうもいかないような気がする。これを除去したい。


◆電子レンジはダメ!絶対!

ということで、活性炭フィルターの再利用についてグーグルのチャットAI(Gemini(旧Bard))に相談したところ、天日干し、ドライヤー、電子レンジあたりを提案してきた。

熱処理することで中の水分やVOCが揮発し完全とはいかずとも機能が戻るっぽい。まあそんな気はする。

とりあえず一番楽そうな電子レンジを試してみたが、たしか30秒経たずにフィルターが溶けて直径1cmくらいの穴が開くのが確認できたため停止しレンジの扉を開けたら溶けたプラスチックの匂いが充満し地獄となった。

結果について Gemini に教えてやったところ『電子レンジで加熱するとフィルターが溶けてしまうことがあるんですね。』と感心していた。

理論的には水分が蒸発する際に高温となったか活性炭自体が高温となったか、もしくはその両方で、フィルター素材はおそらくポリプロピレンなので120℃くらいまで耐えられそうだが駄目だったようだ。


◆ドライヤー加熱

天日干しは花粉やその他屋外の匂い成分を吸着してしまいそうだし面倒なのでドライヤー加熱した。

フィルターがドライヤーの吐き出し口にくっつく程度の至近距離、最大出力で10秒くらい動かしながら全体を加熱する。私は曜日ごと+予備1回のフィルターを用意しているので、16枚を処理した。3分程度の作業時間だ。

結果として室内に酸っぱいような変な匂いが充満したので濾過した何らかのものが揮発したっぽい。プラスチックが溶けた感じはなかったが、やる場合は換気を効かせた風呂場等でやることを強くオススメする。


◆おわりに

これでどれだけ効果が戻ったのかは不明だが、このような手順で活性炭フィルターは寿命を延ばせるかもしれない。

私のように自作フィルターを使っている人はそうそういないと思うが、市販品の活性炭マスクをケチりたい(環境ゴミを減らしたい)方は試してみてもいいかもしれない。もちろん効果は不明だし自己責任でどうぞ。

ただし電子レンジはダメ!絶対!
(ドライヤーを使う場合も気をつけてください。)

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