家の戸を開ければ
もう
包まれていた
虫の音や鳥の声に
毎年めぐり会う
慣れ親しんだ音たちだった
それでも
未だ見えないその姿
未だ知らない彼らの名
思うに私は
心にも……
虫や鳥を飼っていたのだ
今日はただ この日に耳を澄ませる

(朝もやの心に寄せる詩)
画像1

ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!