おはようございます、紅崎玲央です。
数学検定1級に向けて取り組んでいます。

ここ一週間は、線形微分方程式の一番重たい部分をやってきたと思います。この辺りが楽しいと思えるかどうかって、結局は積み重ねの理解が大事なんだと強く実感しました。

今週の学習記録はこちら。

ヘッダー画像はDream by Womboで制作しています（Style：Nightly v2）。

はじめに

「紙の本」と「電子本」だと、どちらがお好みですか？

僕は、ちょっとズルいのですが「どちらも好き」というのが答えです。それぞれの良さがあるので、書籍を購入する際にどちらか選べる場合は、ある程度の基準に従って購入する媒体を決めています。

今回は、紙の本と電子本のそれぞれの良さと、僕がどういった基準で購入しているのかを整理してみました。

紙の本の良さ、電子本の良さ

まず、僕が感じている、それぞれの媒体の特徴と良さを挙げてみます。

①紙の本

これは、いわゆる普通の本のことです。物理的に存在しているので、本棚に並べたり机の上に重ねて置いたりしますね。紙の本には、こんな良さがあると思います。

• 一覧性があり、視認性が高い

• 見た目や匂い、ページをめくる手触りなど五感が刺激される

• 綺麗に読めば、不要になった時に人に渡したり売ったりできる

「一覧性」というのは、視覚的に一度に多くの情報を得やすいということです。例えばページをめくった時の位置で情報を覚えたり、付箋や書き込みを入れたり、複数の本を見比べたりできるのは紙媒体の大きな魅力です。

一方で紙の本のデメリットとして、情報を探す際に時間がかかる可能性があります。つまり「検索性がない」のですね。そして何よりも「場所をとる」「重い」ということがあり、部屋のスペースを消費してしまったり、外出時に持ち運べる数量には制限があったりしますね。

②プラットフォーム上で読める電子本

これは、Amazon KindleやDMMブックスなどのプラットフォーム上で購入し、電子媒体で読める本のことです。このタイプの電子本には、こんな良さがあると思います。

• 検索性が高い

• 時間や場所を選ばず、スマホやタブレットでいつでも読むことができる

• 購入時に紙の本よりも安いことが多い

文字検索ができる書籍であれば、情報を探す際に単語で検索を掛ければすぐに調べられます。そして何より持ち運びが簡単なので、複数の本を同時並行して好きな時間に読むことができますね。

一方で電子本のデメリットは、紙の本の裏返しになります。さらには電子本ならではの特徴として、多くの場合は購入したプラットフォーム上でしか読むことができません。つまり購入しても自分で所有していないため、仮に何らかの理由でサービスが使えなくなった場合には読めなくなってしまう、というリスクがあります。

③pdf化した電子本

電子本の中でも、あえて区別したいのがこちらです。先程のプラットフォーム上で購入した電子本とは異なり、購入時にpdfダウンロードができる形式だったり、紙の本をスキャン&裁断…いわゆる「自炊」を行って、pdfデータとして所有する書籍のことを指します。このタイプの電子本には、②の電子本と比べて、このような良さがあります。

• 特定のプラットフォームに依存せず、データとして所有できる

• 好きなアプリ上で読むことができ、書き込みもしやすい

プラットフォーム上で読める電子本は僕らに所有権が無いのに比べて、こちらはしっかりと「データとして所有している」というのが大きな特徴です。読む際にも好きなアプリを使って開き、アプリの機能で自由に書き込みができるのが魅力的です。僕の感覚としては、電子本のメリットがありながら紙の本に近い感覚で読み書きできる、という感じです。

デメリットとして、pdf化した電子本を手に入れるために、多くの場合は手間とお金をかける必要があります。紙の本を購入し、裁断し、スキャンする…という一連の作業が発生し、裁断機やスキャナーを購入したりする必要もあるため、決して手軽とは言えません。

購入時にどんな基準で選ぶか

僕が実際に書籍を購入する時には、どの媒体を選ぶのかはある程度の基準を持っています。ここでは、数学の学習関連の書籍を購入する時の基準を紹介します。

改めて先ほど挙げた3つの媒体を並べてみますね。

1. 紙の本

2. プラットフォーム上で読める電子本

3. pdf化した電子本

まず、「教科書」「参考書」としてメインで使うものは、必ず①紙の本を購入します。そしてとにかく、ペンで書き込んだりマーカーを入れたりして使い倒し、自分専用の本にしていきます。紙の本の閲覧性を活かして、書き込みの位置で情報を覚えたり、また読み返す時に辞書的に使ったりします。

次に「問題集」として使うものは、基本的には①紙の本を購入します。そして多くの場合は、自炊して③pdf化した電子本として活用します。これは僕が学習をする場合に、簡単な問題練習はiPadを使ってスキマ時間にやると効率が良いと気づいたためです。pdf化した電子本を使うことで、問題のチェックやわからなかったことを直接書き込みながら学習することができます（Kindleなどで購入すると書き込みがしづらいんですよね）。

逆に、重たい演習書などスキマ時間に使わないものは①紙の本のまま置いておいたりしますが、そもそもこういったものってなかなか取り組めず、本棚の肥やしになってしまっている…ということが正直ありますね。

そして試験対策として使う「過去問題集」「模擬試験」については、これも必ず①紙の本を購入します。先程の「問題集」と違って、机に向かって時間を測って解いたり、解答用紙を用意して本番の感覚を大切にして学習したいので、そのまま活用しています。

最後に、「啓発書」など数学の読み物として購入する書籍は、だいたい②プラットフォーム上で読める電子本として購入します。準備もいらずスキマ時間に気楽に読めるし、購入したその瞬間に読めちゃうのも魅力ですね。

以上が、僕が数学の学習関連の書籍を購入する際の基準となります。

まとめ

今回は数学の学習にあてはめて考えましたが、普段の読書についても同じような基準で書籍を選んでいます。

手元に置いておいて何度も見返したい書籍は紙の本を選びますし、気楽に読みたい本やスポット的に情報を入れたい本は電子本を選びます。購入した後でどうしても欲しい場合は、両方の媒体を購入することもごく希にあります。

ただもちろん、完全にこの通りというわけでもありません。たとえば書店で見かけて欲しくなった本は、基準に当てはまらなくてもそこで買ってしまうことも。これもまた書籍と触れ合う楽しみだと思っています。