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慶應大病院研修医の暴挙か快挙か

慶應大病院の初期臨床研修医約40人が、病院の注意喚起に従わず会食していたという。しかもその後、何と18人も関連する感染者が出たとのこと。これは、普通に考えたら許されざる暴挙であり、医師としての基本的な自覚の欠如が疑われると言わざるを得ない。

本当にそうだろうか?慶應大学の医学部に入るような学生は日本でもっとも頭の切れる集団の一つであることは間違いない。それなのに、医師として完全に間違ったことを敢えてこの時期にするのか?そんなに知能指数の低い集団か?

論理的に考えて、それはあり得ない。この新型コロナ騒ぎはどうしたら収まるのか。今の状況を直視して見つめるのであれば答えは一つしかない。ワクチンができるか、活動的な人口の60%が感染を完了するかだ。60%という数値は感染の再生産の係数が2.5とのドイツの数値を採用するならば、1を下回るときに感染が収束するため、(2.5-1)/2.5=60%から導かれる(まあ、簡易計算)。

それを考えると、若く健康な人がリスクが低いことは日本での実績からもはっきりしているので、30代までの若く活動的な人ができるだけ早く、できるだけ多く、医療崩壊を起こす前に感染を完了することが、もっとも救える命の数が多いという結論になる。3秒考えればわかることだ。

しかも、これから新型コロナに挑む医師たちはどんどん感染してしまうだろう。そうしたら1ヶ月間戦線離脱してしまうことになる。医療崩壊を起こす中でそうなれば大事な医師たちが死んでしまう。医療崩壊を起こす前に医師たちが感染していれば、復帰後はコロナを恐れず治療にあたる最強の医師になれる。

こんなことは、慶應の医大生くらい頭の良い学生であれば酔っ払ってノリノリでも余裕で考えつくに違いない。恐らく、誰かがこのことを発想し、意図的に会食を企画し、密かに皆の賛同を得て、意識的に実行したのではないか。会場でも全員賛成で大いに感染を広めるように盛り上がっただろう。

そう考えると、これは、実に英雄的な命を賭した医師として最高に賞賛すべき行為だったのではないか。

とも考えられるね。

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