見出し画像

パターンの符号と基礎線及び主要箇所の名称について

こんにちは!今回の記事では、型紙作製で必要な「符号」と「基礎線」、そして主要な箇所の名称について、分かりやすく解説していきます。型紙作製は、ファッション産業において非常に重要なプロセスですが、その際には情報の正確な伝達が不可欠です。そこで、型紙作製に使われる主要な用語に焦点を当ててみたいと思います。これからの記事でも、この用語を積極的に活用していきますので、ぜひご覧ください。それでは、さっそく詳細を見ていきましょう!

各項目を照らしあわせて下さい。

【符号】

・O点、BN(バックネック)

パタンナーの間(製図上)ではO点といいますが、通常はBN・BNP(バックネックポイント)の方が使われています。このポイントが製図においての基点となります。トップスはこのポイントを始点として作図していくのが基本です。

・NP(ネックポイント)

サイドネックポイント(SNP)ともいいます。
衿ぐりの両サイドのポイントの事。このポイントから肩傾斜を求めたり、衿の作図をする際の目安したりと重要なポイントです。

・SP(スリーブポイント・ショルダーポイント)

肩先の事で袖山と同位置です。肩幅の設定点です。

・FN(フロントネック)

前衿ぐりの最深点。前天下がりの設定点です。

・BC(バックセンター)

後ろ中心。0点(BN)の直下。

・FC(フロントセンター)

前中心。

【基礎線】

・O線

O点を基準したX軸の基礎線の事。

・B.L (C.L)

バストライン (チェストライン)の事。鎌深からの水平線と同意。
胸まわりの出来上がりの基準となる線。

・W.L

ウエストライン。腰まわりの基準となる線。

・H.L

ヒップライン。尻まわりの基準となる線。

・袖丈線

袖丈の基準となる線。

・袖幅線

袖幅の基準となる線。

・袖口線

袖口上がりの基準となる線。

【主要箇所の名称】

・後天幅

後ろのNP〜NPの幅。

・後天下がり

O線からNPへ直上した高さ。

・前天幅

前のNP〜NPまでの幅。

・前天下がり

前のNP〜最深点までの高さ。

・肩傾斜

NPからX軸方向を基準とした角度。

・鎌丈

O線〜バストラインまでの高さ。

・鎌底

アームホールの最深部分。

・背丈

O点からウエストラインまでの高さ。

・着丈

BCの長さ。又はO点(BN)〜後ろ裾の最下点までの高さ。

・BAH(バックアームホール)

後ろ袖ぐり。

・FAH(フロントアームホール)

前袖ぐり。

・背幅

BCからBAHの最深点の幅。

・胸幅

FCからFAHの最深点の幅。

・後丈

後ろのNP〜B.Lの高さ。

・前丈

前のNP〜B.Lの高さ。

・打合い

前開きなどの重なる部分。(FC〜前端)

・袖山

SP〜袖の最深点(袖幅線)までの高さ。

・袖下

身頃の脇から続く袖のハギ目。

これらの用語を理解する事で型紙作製の情報伝達がスムーズになるので覚えておきましょう。ぜひ、今後の型紙作製に役立ててください。

まだまだ、紹介しきれていない名称や符号がありますので今後の記事の中でその都度、紹介していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?