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成功体験なんてクソ食らえ

サックス講師としてレッスンを長らくやっています。

20歳の時からだから、もうすぐ23年になります。

600人以上のプロアマを指導してきました。

そして、レッスン活動と並行してレッスンを受ける機会もありました。

国内外の超一流の人から薫陶を受けました。

その後、コーチング理論を学びコーチとしても活動しているのですが、レッスンをしているとたまにものすごくムスッと反応する人がいます。

指摘されたことが悔しいのでしょうか?

自分はできているつもりなのに、そんなこと言われてショックとか思っているのでしょうか??

その理由の正確なところはわかりませんが、サックスをはじめとする芸事にはセオリーがあります。

守破離です。

まず型にハマることが大事です。

たとえ自分の考えとは違うと思ってもまずやってみることが大切です。

やってみると、考えてた以上の学びが隠されていることが多々あります。

しかし、それをやらずに頭だけで考えてやるかやらないか決める人がなんと多いことか。。

人間にはスコトーマという心理的盲点があります。

人生経験を積めば積むほど、成功体験が多ければ多いほど、自分の勝ちパターンのようなものができてきてそれにいつの間にかとらわれてしまう事が増えます。

しかし、一つの道で何かを極めたとしても他の分野でうまくいくとは限りません。

バスケットのレジェンド、マイケルジョーダンの野球へのチャレンジは失敗に終わった例でもわかることです。

世の中はどれだけ学んでも、学びきれないほど多くのことがあります。

何か一つ出来るようになったからといって世界がわかった、なんて傲慢すぎます。

僕自身、いろんなことにチャレンジするのですが、全て一からやり直すつもりで取り組むようにしています。

それは、高いゴールを持って、無知の知を意識しているからです。

それでもスコトーマは頭をもたげてきますが。。

雑多な話になってしまいましたが、レッスンを通じて感じたことを書き留めてみました。

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