左右
はじめは左腕がなかなかうまく動かなかった。それに比べると、右腕は意識が届きやすく、大抵は意識が抜けた左腕を崩されて攻撃をされた。それが今逆になっている。左腕の力が強いと言われる。しかし僕が力みを感じているのは右腕である。意識がそれなりに届くようになった左腕から崩されることは少なくなった。自分の攻撃は大体左腕から通り、それによって態勢が崩れたところに右腕の攻撃を通すということがほとんどだ。
普段使っていなかったからこそ力みがない左腕。普段から使っていて力みが強いがゆえに体幹の力が伝わっていない右腕。自分がしてきた意識的な努力が生んだ左右差なのだとしたら、努力とはなんだろうか、今していることは果たして体のつながりを作るものなのか、切るものなのか、どちらなのだろうかと思う。
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