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「梯子」#シロクマ文芸部

逃げる夢を見た
走って 走って
辿り着いたのは小さな家だった
そこであなたと
こじんまりと暮らしていた

逃げる夢を見たような気がした
小さな家から一歩も出ずに
隠れて 隠れて
ふたりっきりの毎日に
窒息しないようにしながら

いつも梯子をかけていた

高いところにいるあなたと
低いところにいる私の間に

これをかけたら
そちらに行けるし
こちらにも来られるもの

登ったり降りたり
降りたり登ったり

たまには
あなたを乗り越えて
屋根裏部屋に腰掛けたりもするから
とっても役にたつ

喧嘩をしたときは
梯子を外してしまえばいい
なんてこと
するわけがないでしょう
そんな子どもじみたことなんて

いっそ壊してしまう
あらやだ まさか
新しい梯子を買いには
もういけないもの

そんな日はね
一緒に登るのよ
屋根の上へ
夜に紛れ込みながら

そうして寝転がって
いつの間にか眠くなって
二人並んで
逃げる夢を見る
この小さな家に隠れる夢を

仲直りはあっけなくできるけど
喧嘩はしないようにしているわ

冬だけは特に


🍏🍎

小牧部長、今週もなんとか無事に提出いたします。

出発前で気忙しい一週間があっという間に過ぎていきます。
この後に及んで、足りないものがあって買い足したり、愛用していたiphone8がいつ壊れるのかヒヤヒヤしすぎて、思い切って機種変更したり、ギリギリになってバタバタざわざわどかどかしております。(だってこの円安ではイギリスで壊れて新しいのなんか高くて買えないもん)

というわけで、困った時は得意分野で凌ぎました。

ほっとできるのはきっと羽田のチェックインが終わってからです😊
無事に明日の夜、出発できますように。

いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。