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イギリス散歩「Cherryburn〜鳥好きな方に知ってほしいThomas Bewich」

お久しぶりにイギリス散歩にお誘いします♪
今回は、近代木版画の父と呼ばれている
Thomas Bewich(トマス・ビュイック)の
生家である
Cherryburnにご案内いたします。

トラオさんの本棚の端っこにある
一冊の自伝
『MY LIFE』Thomas Bewich
1年前にこの本のことは
聞いたことがありました。
小さな田舎の家に生まれ
自然をこよなく愛した人が
丁寧に自然を描き出し、版画にし、
イギリスに住む鳥や動物の図鑑を作ったと
いう話。

この本が読めるようになればいいのに
と思っておりました。

右端の茶色い本
この表紙もビュイックの版画
ナショナルトラストで
版画の実演をしてくれた女性が
「ビュイックは目が離れていたので、
細かく絵が描けたっていう
話もあります」と
言っていましたが、
そんなこともないような。
鶫さんにぜひお見せしたい一冊なんです。

と前置きが長くなりましたが、
お庭もとっても素敵だったので、
ご案内しますね。

こんな高台にある田舎のお家
どんなに遠くからでも
歩いて帰ってくる人だったそうです。
この家が生家。
冬でも窓を開けて寝る子だったとか。
とても健康で頑強だったそうですよ。
この窓から見えてる建物は
後から建てられた家です。
今はワークショップがあります。
石造の家に石垣
わたしが愛するイギリスの風景です
18世紀から変わらず時を
見つめてきた家です
さあ ワークショップと博物館へ。
版画の実演を見せてくれます。
この3羽を日替わりで実演
この日は1番下の鳥さんでした
版画の道具たち
当時は本も全てこうして
印刷されていたのですね。
こんな牛も
細かさにびっくりです。
実演した版画は
おみやげにくれます。
わたしたちがもらったのは
ヘロン
青鷺です
ヨーロッパでは朝を象徴する鳥とか
昨年ファウンテンアビーで
お会いしました
小さな博物館があります。
カモノハシ
カモノハシさんの剥製もあったけど
何だかかわいそうで撮れませんでした
わんこたち
かもめの子供
これはさっきみた
ビューイックの生家
1781年
ひつじ
スカンク
kangaroo ratって
いるようですね。
カンガルーネズミらしい
羽ペンを使っていた頃の話ですものね
お庭は小鳥たちのさえずりが
美しいですよと
博物館でビューイックの奥さんからの
手紙を文字に起こしていた方が
教えてくれました
さあ庭へ出てみましょうか
小鳥たちの美しい声にとりまかれます
入り口にはトリカブト
コロシの匂いが?
あら、しないわよ
バーベナのなかま ヤナギハナガサ
ナツシロギク
ハチも忙しそうです。
キバナコスモスかなと
思ったのですが
調べると
キクイモって出てくるのよね
コスモス
コボウズオトギリ
昨夜の雨に飾られています
りんご
ヨーロッパイチイ
山矢車菊
コリダリス
ナスタチウム
雨粒が美しくて
つい葉っぱが主役になります
自然には太刀打ちできませんね
かわいいきのこさんも
もう秋ですね

ロビンにも出会って
小鳥の声も美しく
雨上がりの庭は
本当に良いものでした。

本当に小さな村の一角にあるこちらの
ナショナルトラストは
カフェもなく、週に2日しか空いていません
予約制になっているのは
版画の実演があるからかな。

このあと、近くの少し大きめの村
Corbridgeに移動しました。
トラオさんが住みたい街の一つに
入れているそうです。

レンズ豆のスープとチーズスコーン
わたしの影も仲間入り
素敵な街です
川沿いをお散歩
のどかです
たくさんのカモメたちが休んでいました

手仕事に興味のあるわたしには
とっても興味深い版画の作業。
こんなに色々もらってきました

今の便利な世の中があるのは
先人の積み重ねのおかげですね

長いお散歩にお付き合いくださって
ありがとうございました♪☕️

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