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宇宙タイミングなのか...!? (前編・思考さんぽ)

若干具合をくずす。1回やすみ。

復活後、外出(少し遠出)が必要だと気づく。

前から行こうと思っていた展覧会、塩田千春展・魂がふるえるに行った。六本木はまぁまぁ遠い。ひさしぶり。いろんな言語が聴こえる。大江戸線の長いエレベーター、以前より増えた多国籍な顔ぶれを見てロンドンの地下鉄を思い出す。日本のほうがずっときれいなので、なんだかいい感じのバランスだ。

行く途中の電車で声のメルマガを聴く。力を抜いてラブを入れると疲れない、らしい。

展覧会を見ている最中そのことを意識する。力を抜く、ラブをいれる。展覧会は何かを吸収しなきゃという気持ちになりがちなので、力が入ってしまうことが多い。そしてよくクタクタになる。

これは高校の頃できた思考パターンだろう。美術科で油彩を専攻していたころ、作品のヒントを求めて美術館に行ったりした。心身のバランスをかなり崩していたころ。辛く重い時代。飢えたような虚しさ。文字が理解できない、自分の名前を書くのも難しくなっていった。絵を描くことを辞めた。アートに近づけなくなった。近くの画材店にも恐怖で入店できなくなった。20歳くらいの頃、少し落ち着いたかなと思った頃も、世界的な美術館に行ける機会があって訪れたが酷いめまいを起こした。’誰も助けてはくれない。アートもわたしを救ってはくれない。たすけて’ その頃の自分に愛を送る。

必要なときに助けはくる。そういう世界に住むと決める。養生園でも、そうアファメーションした。あの頃の巨大な虚しさはだいぶ小さくなったかな。ゆっくりでも刻は流れる。時代も変わった。

力が入ってるなと思ったら、抜く。ラブ。
塩田千春さんは主にベルリンで活動しているためか、インスタレーションの中にいると海外にいるような感じがした。養生園でみれいさんがわたしの作品を海外っぽさがあると言ってくれたことを思い出す。そのブックデザインを作るときに資料集めの段階で塩田千春さんの作品を調べたなぁ。その作品の中に今実際にいる。不思議。イギリス人のチューター(先生)は、そのわたしの作品を日本っぽさがあるねと言っていた。

これです↓ (怖いですが自分の作品はどんどん出していこうと思います)

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人は目的地を求めて故郷を離れる。多国籍な人たちと生活をしているとふと自分が日本人であることを忘れる。鏡に映った自分を目にして初めて黒い髪と黒い目のアジア人だと気づく。離れれば離れるほど、混ざれば混ざるほど、自分をもっと見つめ直す場所に到着するような気がする。スーツケースの山を見ると、その数だけの人の生を見てしまう。故郷を離れどこかに目的地を求め、どうして旅に出たのか。その出発の日の朝の人々の気持ちを思い起こしてしまう。(塩谷千春・魂がふるえる)

文化も習慣も何もかもが違う、わたしを知る人が誰もいない場所に立ったとき、不安でもあるけれど、孤独な清々しさが背中を押してくれる。空氣の澄んだ冬の朝のような、まぶしい光に満ちて追い風が吹く。

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いつもより疲れずに展覧会を廻れた。やった。今回の展覧会はいい思考さんぽになった。カフェで休憩。白砂糖がすごく入ったラテで頭がくらくらする。後ろの席に座っている人の英語のボリュームが大きくてつらくなる。そしてだいぶ聞き取れない。イギリスいるときも英語力はひどかったけど、さらにわからなくなってる...ヘコむぜ。

それ以外でも些細なことでも自分でも驚くくらいヘコんだ。白砂糖とりすぎたかしら...。

後編・どスピな本屋さん

以下展覧会の写真↓

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