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看護師ワーママが 家族全員で新型コロナに感染して 初めて分かったこと 自宅療養期間中の食事事情


コロナに感染し自宅療養となったら外出はできず、ホテル療養のように3食準備してもらえません。子どもと共に療養するとなると、体調の回復や体力の維持のためだけでなく、生活リズムを維持するためにも、食事の準備は大切です。

今回は、隔離生活での食材確保や、体調不良の中でも食事の準備はどうしていたのか?自治体によっては、自宅療養セットも届けてもらえるのですが、届くまでの期間はどのくらい?などをまとめました!

ここでの情報を参考に、事前に準備できることや、自宅療養で隔離期間中の食材確保のお役に立ててもらえれば、と思います。

1週目 体調不良との戦い

今回、濃厚接触となったというお知らせが保育園から届いたのが、夕方頃。以前にも濃厚接触となったことがあり、その時は何もなく経過したので、それほど心配していませんでした。
ところが、翌日子どもが発熱し、経口補水液とゼリーや果物、子どもが熱でも食べやすいものの他に2日分ほどの食材を夫に買いに行ってもらいました。(子どもが急に熱を出したときのために、経口補水液は常備していたのですが、なんと賞味期限切れ!常備の意味がない!)

この時に生鮮食品などの食材も購入してもらいましたが、翌日から私も夫も体調不良となり家事が辛い……
ですが、子どもたちは元気(次男はぐったりしていたのは発熱した日のみ)なので食事は作らないといけないという状況です。関節痛や熱を解熱剤で抑えてご飯作り。とは言っても、そんなに立派なものは作っていなくて、具沢山のお味噌汁や、参鶏湯のセットがあったのでそれに野菜を加えて煮込む程度。
それでも、解熱剤を使って無理やり熱を抑えて家事をしていたので、私だけ発熱が続いていたのかもしれない、なんて思っています。

発症して3日間ほど、食事を作っていましたが、4日目に力尽きてお弁当の配達を注文することにしたら
「はじめから、出前を頼んでいたらよかった!(涙)」
と、かつてないくらいに出前のありがたさを感じたのです。

一番しんどい時期は、はじめの一週間ほどでした。なので、まだ買い出しができるときに冷凍食品を買って、熱があるときはそれらで対応してもよかったのかな、と思います。

メルカリから果物を購入

ちなみに、個人的にとっても助かったのが、メルカリで注文した「みかん5kg」でした。
次男がみかんが大好きで2歳にして1日4〜5個食べてしまうので、買い出しに行けなくなったときに、「みかんはどうしよう」と悩むほど。

ふと、メルカリで農家直送の果物を販売しているのをみて、配送で届けてもらえるし、しかも家庭用だとちょっとお得に購入できることを知り注文。
当日配送を希望していた訳ではありませんが、販売者さんの対応が早く、当日中に配送してくれました。そして、翌日には届き最短で美味しいみかんが手元にやってきました。メルカリにも農家さんにも感謝!

自宅療養者セット

自治体から配送してもらえる自宅療養者セット。同じ自治体に住む友人は、保健所の方から「自宅療養者セットは必要ですか」と聞いてくれたそうですが、子どもたちと私のコロナの陽性が確定し保健所から連絡がかかってきたときには、保健所の方からの申し出はありませんでした。
あとから、物資についての情報を知り、保健所に問い合わせでみたところ、

「家族全員がコロナに感染していないと、物資は送れません。同居者が1人でも、感染が確定していなければ買い物に行ってもらって大丈夫です」とのこと。

このとき、夫はまだ確定診断されていませんでしたが、発熱もあり限りなく黒に近かったのです。そのような状態でも買い物に行って良いのですか?と尋ねると「買い物に行ってもらって良い」とのお返事でした。
そして、夫の感染が確定した2日後に保健所より連絡があり、このときも保健所の方からの自宅療養者セットについての提案はなく、こちらからお願いして配送の手続きをしてもらいました。

依頼から2〜4日後に配送するとのことでしたが、実際に届いたのは2日後。なので、役所からの物資が届いたのは、子どもが発熱した日から1週間後でした。

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写真は届いた自宅療養者セット。レトルト食品の他に、衛生用品もセットされていました!4人家族であっても、1人分×5日分のみの支給。

濃厚接触となったら外出を控えるように呼びかけていますが、自治体からの自宅療養者セットが届くのにもタイムラグがあるので、食材確保は優先事項として認められているようですね。

自宅療養者セットについての説明は、担当者の方によって対応が異なる可能性があります。必要なときには、忘れずに申し出するようにしましょう。

2週目 体力回復と食材が集まりはじめる

そうこうしているうちに、もともと加入しているコープの個人宅配で注文していた食材が届きました。コロナに感染したことを知った友人が食材をたくさん詰めて送ってくれたり、両親が仕事の休みの日に買い出ししてくれたり……ぞくぞくと、食べ物が集まってきました。

災害用の備蓄もあったので何とかなると思いつつも、1週目は冷蔵庫の食材が減っていくばかりで少し心細くなることもありました。2週目以降は体調も少し回復したことで心の余裕も生まれ、集まった食材に囲まれ、ありがたい気持ちでいっぱいになりました(涙)!

子どもの食生活

正直なところ、ずっと自宅にいて遊びも限られた生活の中で、食事の時間をきっちり守るというのは難しいと感じました。元々、2歳6歳男の子、普段でも最後まで座って食事をすることのできない、落ち着きがない2人。

食事を食べては遊んだり、気づけば子どもたちだけでお菓子をあさって食べていたり……食生活は乱れましたが、今だけ、と割り切ってあまり厳しく管理することはしませんでした。実際に、保育園に登園すればいつもどりの生活に戻るので、それほど心配することはないかと思います。

番外編

今回は利用しませんでしたが、食材確保のために調べていたUber Eatsやネットスーパーについてご紹介します。

コンビニ宅配も対応
Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館は、飲食店だけでなくスーパーやコンビニの宅配にも対応しています。それぞれのサイトで住んでいる地域を入力し対応しているお店を探します。体調が回復して食欲があれば、Uber Eatsや出前館を楽しんでもよいのかもしれません。

ネットスーパー
Amazon食品スーパーライフやイオン、イトーヨーカドーなどの大手は、1日の配達便数も多く、店舗や条件によりますが最短当日中に配達が可能です。地域や店舗によって利用できないこともあるので、ホームページから確認します。コープの個人宅配は事前に申し込みが完了してから利用開始となりますが、ネットスーパーはそのようなタイムラグなく、ネットから利用できます。

私たちは両親が近くに住んでいたことや、コープの宅配も利用できたのでネットスーパー、Uber Eatsなど利用しませんでした。でも、体調が悪いときには「今これ食べないな」というものがありますよね。そんなときに、利用してみてもよかったのかな、と思います。

さいごに


☑️濃厚接触となった時点での、食材確保。感染したことが確定するまでは買い物も可能
☑️普段から経口補水液の期限を確認しておく。
☑️生鮮食品はネットスーパーやコープの個配などで何とかなる
☑️メルカリも食材確保に利用できる
☑️期間は決まっているので、体調が悪いときは割り切ってレトルトや冷凍食品を利用し、家事より体力回復を優先する

コロナに感染して、「買い物ってどうしたらいいんだろう?」と思っていましが、食材に関しては大きな問題なく何とかなりました!ただ、私たちの場合は、大人も軽症で経過したのでこのような経過でしたが、もし誰かが重症になり、その人の健康観察と子どものお世話となると大変さが違ってくるとは思います。なので、家族で対応しきれず困ったことがあれば各自治体で自宅療養中の相談窓口があるので、連絡してみるのがよいと思います。

次回は、自宅療養となった間の支援制度や保険申請、書類関係についてご紹介します!


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