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妊娠中フランス人パートナーに言われた、自分を取り戻すための愛の一言

こんにちは!
このnoteではポッドキャスト番組
「毎日5分パリのテラスのキャリアカウンセラー」から
毎月のおすすめエピソードをシェアしていきます😍


妊娠中フランス人パートナーに言われたこと

今月のおすすめエピソードは
Sakiさんの妊娠中のエピソードからシェアしたいと思います。

※ちなみに10月28日のエピソードで
無事出産した旨ご報告がありました😍

今回のテーマは「愛、自分の核」になります。

突然ですが今記事を読んでくれているあなたは
「自分の核」「本来の自分」ってどんなものだと思いますか?

社会で決められた「母」という役割、
誰かの「子供」、または会社の中での「自分」。
誰かに求められた存在ではない本来の自分。

もし「本来の自分でいられていない」
「本当の自分ってなんだろう?」
そう思う方がいたら読んでほしいと思います。

Sakiさんは妊娠中、
フランス人パートナーさんとの会話の中で
すごく大きな気づきがあったそうです。

それはある夜彼がとても悲しい顔をしていたことが発端。

すごく悲しそうな顔をしている彼にSakiさんは
「珍しいな、どうしたんだろう?」と思うと同時に、
きっと自分のことで悲しい顔をしているんだろうなと
心当たりがあったそうです。

妊娠して体も変わるし、
ホルモンの変化もある生活。

毎日やらないといけないことで
日々体も心も変化のある毎日。

自分の言葉で意地悪になってしまったのかな?
傷つけてしまったのかな?

そう思っていたSakiさん。
実際彼にお話しを聞いたら意外な一言があったんだそう。

「違う、そうじゃなくて俺の好きなSakiちゃんが遠くなっている」

一瞬Sakiさんは
「え?どういうことだろう?😐」
と思ったそうです。

色々聞いてみたら、
彼もSakiさんの感じていた
ホルモンの変化があること、
子供が楽しみにしていること、
そんな日常の変化を感じていたそう。

毎日やることもあるし、
bébé👶(フランス語で赤ちゃんのこと)のことで
用事もやらなくてはいけないことも沢山ある。
さらに体やホルモンの変化もある。

でも問題はそこではなく、
今までのSakiさんから変わってしまってきている、
頭の中がそれ一色になっていることが問題。

そして彼からある質問をもらって驚いたそうです。

「100%お母さんになっている。Sakiちゃんはどこ?」

彼からこの質問をされて
Sakiさんは頭が妊娠・出産・母になることで
いっぱいになっていた・・・と気づいたそう。

100%母になりにいく感覚に甘んじていた

彼に今までの「わたし」と変わっていると言われて
Sakiさんは心当たりがあったそうです。

今まで独身時代、妊娠前、友達と何を話していたっけ?
彼と何を話していたっけ?
そんな疑問がふと頭の中によぎったことが理由です。

友達と会っても、
会った友人たちが妊婦友達が多いから
しょうがないかもしれないけど
そこでも100%妊娠・出産の話になっている。

彼に対してもそんな感じになっている。
頭の中が妊娠・出産・母親になること
それでいっぱいになっていたことに気づいたそうです。

そこで彼に対してごめんと謝って、
「毎日けっこうやることあるけど、
でもちゃんとやらなかったら
こどもが出来てたときに心配になるかもしれない。」

そう返答したそうです。
彼からはそうではない!
とお叱りがあったそうです。

彼が話していたのは用事のこと、ホルモン、
体の変化などのお話しではなかったらしいのです。

「感覚の話、Sakiちゃんの感覚が母親になりにいっている」

そう言われてはじめてSakiさんは
今までの「わたし」をおざなりにして
自分が母親という存在に100%なりにいく
感覚に甘んじていたと気づきがあったそうです。

母親になること、
子育てに集中することって
まったく悪いことじゃない。
いいことだと思う、とお話ししていたSakiさん。

でもそこに100%傾いて
「わたし」がいなくなることを許してた。

自分で気をつけて
それをしちゃいけないなって
気づいたんだそうです。

さらに彼からは
「最近自分の時間取った?自分のために何かした?」
そんな質問をもらったそう。

好きな本を読んだりはしていたけど、
自分の中の中心になっていた「赤ちゃんのためのもの」
に触れる情報や時間が多かったな〜と振り返るSakiさん。

そしてSakiさん自身が好きなものに
触れる時間を作っていなかったということに気づいたそうです。

明らかに前と比べると減っていて
自分のことを二の次にしていた感覚があったみたいです。

彼とのやりとりの中で
Sakiさんは

100%母親になりにいくだけが
選択肢じゃないんじゃないか?

自分という人を100%しつつ、
子育てをしてもいいんじゃないか。


自分という人を100%しつつ子育てをしてもいい

全力で母親になりにいく自分に対して
渦中にいながら気づかなかったSakiさんに
パートナーの彼が
Sakiさんをみてくれることで、
愛のある行動によって
気づかせてくれたことが
「嬉しかった」そう語っていました。

日本人の私たちにとって「母親」と「自分」の両立って難しい

この会話を聞いて
すごく難しい話だなと私は思いました。

日本人である私たちにとって
女性は子供が出来たら「ママ」「母親」という存在になる。
(もちろん全員が全員じゃないけど)

自分のプライベートや個人の自由よりも
「お母さんであること」が正しい。
自分もそうなるものなんだと思っていたからです。

自分の人生よりも
お母さんとして子供のために
自分を犠牲にしたり子供を思う姿が美しい、
そんな感覚があるんです。

逆に子供よりも自分の人生を楽しんでいたら
まわりにどう思われるんだろう?

仕事を全力でしていたら母親失格になるんじゃないか。

子育てと仕事の両立、
自分の人生との三立は
とってもワガママで難しいんじゃないか。

そんな不安さえ生まれてくる時があるんです。

以前、海外の友人に質問されたことがあって
うまく答えられなかったことがあります。

「日本人結婚しているカップルはなんで
お互いのことをママ・パパって呼ぶの?
彼にとってパートナーは彼のママじゃないよね?
なぜ名前で呼ばないの?」

そう聞かれた時に「え?」と質問の意図がよくわかりませんでした。

ママはママじゃん

って思ったけど、
これってSakiさんが彼に言われた
「感覚の問題なのかもしれない」と感じました。

日本に住んでいて自分が親やメディア、
教育や環境から自然と「自分もこうなっていくんだ」
そんな感覚を疑うことをしたことがなかったんです。

Sakiさんの彼との話によって
自分がもし今後子供が出来たとしたら?
パートナーがいたとしたら?

その未来に新しく
「自分という人を100%しながら子育てを楽しむ」
があらたしく選択肢として生まれた瞬間でした。

彼の愛ある行動がわたしを「わたし」に戻してくれた

Sakiさんは彼の言い方や示し方もとっても重要だなと
言動を通して気づきがあったそうです。

「わたし以上にわたしが自分のことを
大事にしていくれているかどうか。

気づいてくれて、
見てくれて、
悲しんでくれて、
伝えてくれるっていう人いるって
すばらしいことやなって思って。

(彼は)それを愛を持って伝えてくれたんですよね。」

エピソード終盤ではお話ししてました。

「俺の好きなSakiちゃんが遠くなっている」

そんな愛があるが故の言い方を、
言葉をもらって気づけたことが嬉しかった、
そうお話しされていました。

彼の言葉は
全力で日々に忙殺されていた
Sakiさんを引き止めてくれた
言葉になったんだそうです。

そしてSakiさんは
こんなことをお話ししていました。

「何回も立ち戻ると思う。
いま子供がいなくてもこれなのに、
大好きな人との子供が生まれたら
またやっぱり全力になると思う。

でもそうしながらも
何回も気づかせてもらったことに
立ち戻るって大切。」

理由はフランスは子供が出来たら
父母でもあるけど
カップルであること、
男と女であること、
個人と個人であること。

そこが重要視されているからなんです。
だからこそ個人としての自分を大切にする、
そんな気づきをシェアしてくれました。

他のライフステージのときにも「わたし」に立ち戻る

Sakiさんがエピソードでお話ししていたことは
妊娠中の渦中のお話しでしたが、
実はこれって妊娠・子育て中だけのお話じゃないんです。

社会人になって忙しい毎日の中で自分を見失う。
やらなければならないことで日々に追われてしまう。

「ちゃんと出来なかったらどうしよう?
やらなかったらどうなるんだろう?」

そんな不安で

「わたしがわたしであることをないがしろにする」

これって誰しもが経験したことが
ある感覚だと思います。

でもSakiさんが彼からの言葉で
自分に立ち戻ったように
自分の感覚を置き去りにしないことが大事なんです。

Sakiさんは彼とのやりとりで
小さい頃の記憶まで
立ち返るような感覚があったんだそうです。

「社会人になる前の大学生のときの
感覚を広げて楽しむ自分。

中学生より前の、小学生の時の自分。

それよりもっと前の、
もっともっと好きなこと、
絵を描くことや
好奇心を楽しんでいた自分。

もともと持ち合わせていた感覚っていうところまで
遡って大事にさせてくれた彼からの
一言がすごく大きかった。」

Sakiさんがこれから大事にしたいことは
まわりが言ってくれることを受け取って、
自分が気づきを得て、
さらに大切にしてそれをしっかり言語化して
まわりの人や誰かにシェアしていくこと。

これをやることによって
自分が自分のまんなかにいて

「わたしでいることを大切にしよう。」

Sakiさんが愛のある言葉をシェアしてくれていました。

今回の関連エピソード

<パリのキャリアカウンセラーSakiさん>
・パリ在住、起業9年目、企業のカウンセリング・コンサルをやっています。
・ 世界の好きな場所で、 好きなシゴトで、飛び立ちたい方へ!
起業スクール“メゾンコワーク”代表
・他にもパリビジネス出張の通訳 、日本のpodcastTOP50 ランクイン
🎧Podcast「毎日5分パリのテラスのキャリアカウンセラー」⏩https://open.spotify.com/show/3vTdlwWXWIxLB7UThDBatN?si=dba4870e78e043c4

📷インスタグラム⏩https://www.instagram.com/saki.paris_freelance/

🎧 podcast「好きをシゴトにする女たち」起業スクールメンバーで立ち上げたラジオもあります。⏩https://open.spotify.com/episode/3goSdKzcvohG2G96Hz2LAV?si=Frzak1MnReGlSkDy0p8rGA

<この記事を書いた人Emily>

・Sakiさんのポッドキャストが大好きな元会社員、今はライフコーチ。
・Sakiさんの起業サロン「メゾンコワーク」でビジネスを学び、
心からやりたいことを見つける。
・働き方・生き方にモヤモヤしていた会社員時代から今は好きな仕事をフリーランスに、念願の夢だった海外移住へ向けて準備中。
・今は過去自分がモヤモヤしていた経験を元にポッドキャストで発信中。

📷インスタグラム:https://www.instagram.com/emily.choiceforwomen/

🎧ポッドキャスト:https://open.spotify.com/show/1VSsdGmAJ7roOvoBYQNfe7





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