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宅建士試験はどれくらい難しい?

こんにちは。level4です。

先日10月15日の日曜日に宅建士試験が執り行われました。
宅建士とは、不動産の売買を行う際に必要となる免許であり、免許がないと不動産業ができません。

私は大学在学中に宅建士の資格を取得しました。
勉強期間は7月15日に試験を申し込んでから10月15日までの3ヶ月間で、予備校は通わず独学で勉強しました。

今日は、来年に向けて宅建士を取りたいと思っている人に向けて、試験の難易度を中心に書きたいと思います。

【本記事の内容は試験初心者向けの内容です】
宅建士試験の初歩の初歩、これから宅建士を取りたいと考えている人向けに書きますので、勉強方法などについては続編をお待ちください。

◯宅建士試験とは
1年に1度10月15日前後に行われる試験で、全50問、試験時間は2時間の試験です。
出題範囲は民法14問、その他法令10問、宅建士法21問、統計1問、その他4問です。

宅建士の難易度

難易度を測る際には、個人的な知能や背景を排除しないと人によって難易度が変わってしまいます。
まずは私自身の塾講師という経験を生かしてどの大学のレベルかに模して個人的意見で書きます。

宅建士試験の難易度は大体「偏差値52〜54の大学」(日東駒専)レベルです。

ちゃんと数ヶ月勉強しないと受からないレベルという肌感覚です。

「1ヶ月で合格しました」とか「最短合格」とか謳うブログも多くありますが、宅建士の合格率が15%前後ということを考えると、その人達は記憶力の良さや勉強にかけられる時間の量が平均以上の可能性が高いです。
正直に誰でも取れる試験ではありません。

受験生で最も多いのが30代前半であることを考えると、ほとんどの人が仕事や家庭を両立しながら勉強する人だと思いますので、自分に合った情報を取捨選択しましょう。

偏差値52〜54はどのくらい?

偏差値50台前半なら難しくないじゃんと思われる方がいるかも知れませんが、日本人の半分以上が偏差値50未満です。このことを考えると一般的には「そこそこ難しい難易度」と言えます。
簡単に取得できるような資格はそもそも価値が低いとも言えるので、宅建士の需要を考えると適切なラインだと思います。

具体的な勉強時間の目安は後述の内容を見てみてください。

試験に求められる2つのチカラ

では、宅建士試験で求められる力は何か。ですが、
基本的には「暗記力」です。理論でもなく計算でもなく暗記が90%です。
また、もう一つ「読解力」が残りの10%の割合で求められます。

なぜ読解力が必要なのかと言うと、
宅建士試験では法律の問題が出題されるため、法律特有の言い回しなどを読み解く必要があります。
また、毎年必ず1問は「問題文を理解できれば解ける問題」も出題されています。

例えば、
【問題文】
「過去の判例では、AはBである」
明確に言えるのは次のうちどれか。
【選択肢】
1.AはBではない。
2.AとBは一致する。
3.AはBでないとは言えない。

のような問題が出題されます。(あくまで例)

また全くの初見問題も必ず出題されます。
ただ3〜4問程度(全体の10%未満)なので、国語が苦手な人でもそこまで不利とはなりません。

計算問題はでるの?

50問中1〜2問程度出ます。
代表的なものだと、仲介手数料の計算と建蔽率・容積率の計算が出ます。
しかし、これらは公式や手順が決まっており、それを暗記することで問題が解けますから、やはり暗記がメインの試験といえます。

暗算が得意とか、計算が苦手とかで差は出ません。

求められる知識量

私は2つの参考書を読み比べました。
どの参考書も大体500〜600ページほどです。

求められる知識量は500ページくらいの参考書の量と考えると少し多いなという印象でしょうか。

全て暗記と考えると人によって、それくらいの暗記量であれは苦ではないという方もいるかもしれません。

ただし、出題範囲の一つである「民法」は範囲が膨大なためほぼ全ての参考書で網羅しきれていません。
したがって、参考書では取り扱っていないような民法の問題も必ず3問程度でます。しかし、それはみんなが解けませんので差が出ません。

出題される内容

宅建士はほとんどが法律に関する内容です。
民法、宅建業法、都市計画法、建築基準法、景表法....
法律が苦手な人やこれまで大学受験や資格試験を受けてこなかった人は、最初の民法で心が折られます。

ただ、その代わり法律の基礎を学べるので不動産以外で使える知識が増え、相手の不当な行為に対して疑問を持つことができるのは必ずメリットになると思います。
(いつの時代も無知な人がカモにされる)

必要な勉強時間

人によって異なります。
偏差値60以上の大学を出ている人は、すでに効率のいい自分の勉強スタイルを確立しているでしょうから、必要な勉強時間も平均より短いと思います。
また、暗記が苦手な人なら平均より多くの時間を費やす必要も出てきます。

断定できませんが、合格に必要な工程は以下です。これらを全て実行するには、大体4ヶ月〜6ヶ月程度の勉強時間が必要になります。

1.参考書を一周する。(1.5ヶ月)
2.問題集を一周する。(1.5ヶ月)
3.問題集二周目。(1ヶ月)
3.過去問を10年分解く。(1.5ヶ月)

もちろん、過去問から解いて効率よく勉強するのもありですが、是非みなさんには実務で役立つ本質的な知識を身につけて欲しいので、参考書で一度法律の全容を知って欲しいです。
いつか必ず、人生の中で法律の知識はは貴方の役に立ちます。


マンツーマンで教えます

私自身、勉強期間は3ヶ月、独学で合格しています。
かかった費用は受験費用の7000円と参考書類の3000円で計1万円のみです。

SNS等で、合格までどのように勉強したのかなどを発信していると、しばしば勉強を教えて欲しいという声が寄せられます。
もともと塾講師を勤め教えるのが好きなので、そんな人の力になればと定期的に講座も開いています。
少数ですが教えた方全員が合格されています。

これから宅建士資格を取りたいと思っている人や、会社から取れと言われている人、趣味で取ってみたい人ももしかしたらこのnoteを読んでいるかもしれません。

お金をかけずに独学で学びたい人は、マンツーマンでサポートしますので是非コメントをください。

最近は本業が忙しく、なかなか講習会ができていませんが、希望者が多ければ開催しますのでご連絡をお待ちしています。

一緒に頑張りましょう♪
目指せ宅建士!

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