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月曜出社の副産物。仕事するのも悪くない

雨の月曜日。

週の初めは大抵テンションがどん底なので、朝一の会議などいつも

「なぜかりーさんのお声だけとても遠いのですが私だけでしょうか…」

と申し訳なさそうに発言・ご指摘くださる方がいる。

咄嗟に「すみません、マイクが遠かったかもしれないです!!!今大丈夫ですか!?」

と機械のせいにしている。
本当に申し訳ない。ただテンションが低すぎて腹の底から声が出てないだけである。

そんな月曜日。しかも今日はあいにくの雨で、普段なら断固として在宅勤務を貫くところではあるが、本日ばかりはそうはいかない。

初めましてのベンダーさんが来社されることになっている。

ベンダーさんだって、仕事が取れるか否かの大事な場とは言え、月曜の朝から商談に行くのはダルかろう。

大人ですもの。お名刺交換などして、きちんとご挨拶しなければ。

一応私なりに気合を入れて出社することにした。

部下については、事前に連絡を受け、やむを得ない理由で在宅すると聞いていた。

じゃあ上司とふたりだなーと思って出社したら、なぜか上司の姿がない。

商談開始の10分前まで、きっと来る〜きっと来る〜と心のなかで貞子を思い出しながら待っていたのだが、結局なんの連絡もなく、真っ黄色のド派手なマグカップでコーヒーを飲みながらオンラインで参加してきた。

思うところは色々あったが、まあ人には言い得ない事情もあるのだろうと、ぐっと堪えた。
大人になるってこういうことだ。

そんなこんなで仕方がなくした月曜の出社。
嫌なことばかりではなく、いいこともあった。

それは、無意識に身体を動かせたこと。

在宅していると自分の身の回りはまるでコックピットのようになっていく。

手の届く数メートルの範囲にお茶、お菓子、コーヒーメーカーが揃えられ、トイレまで歩いて10歩。昼ごはんはUberすればこれまた一瞬で届く。

本当にほぼ動かない。

今日はドアツードア10分程度の通勤というのを踏まえても、6000歩弱は歩いていた。

オフィス(4フロアある)の上下を会議のたびに行き来する。
トイレは私のデスクからは1番遠い、廊下の端にある。
ちょっと人と話すのにも、チャットじゃなくて話しかけに行く。

この積み重ねで稼いだ6000歩。
出社して仕事するだけで、副次的に運動できてるとしたら、仕事もなかなか悪くない。

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