帰り道、クンビアを聴きながら歩いていたら、いつも通るコーナーにある家の庭からクンビアの調べが弾かれ聴こえる。
クンビアというのは陽気な音だ。

夕食どき、楽器を持ち出して演奏をしている。

そういえば、昨日はBBQをしていたし、その前の日は家の前にある大きな赤い丸いオブジェの前に座ってTHCを燻していた。

少し歩いたところにあるスーパーの前のコーヒーショップはワーキングプアの方々の溜まり場となっている。

そこには私の身の毛を弥立たせる鳩も大量に歩いている。道を塞ぐ程の数で。

（控えめに言ったけど、私は鳩が嫌いだ。この世に共存する者同士、勝手に大嫌いなんてのはおこがましいので、オブラートに包んで言ってみたけれど、やっぱり控えめに言って嫌いだ。何故だか強烈に怖い。）

私が一定の距離を保ち踏み出そうとした時に鳩たちが一斉に飛び上がったもんだから、私は大きな叫び声をあげてしまった。

後ろにいたブレイズヘアの女の子も同時に叫んだ。

+*#!!!  so scary....!

目が合い苦笑いをしながら通り過ぎたその子は、その家の住人だった。

帰り道の私と、家族でBBQをしていたその子は、また目が合って笑い合った。

ご近所さん。

好きなものと嫌いなものが似ている気がして、

思わず、フッと笑ってしまった。

love Latin vibes

夕暮れ時に聴くクンビアもまた乙なのです。

BKS
#17 「最近一人でフッと笑ったこと」
より。

そして
このお題を出した子のことを思い出し、思わず笑っている自分がいた。