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乃木坂46 33rdアンダーライブへ向けて

 乃木坂46 33rdアンダーライブが、9月末から開催されます。今回は、全国各地を巡って来た最近の流れとは変わり、横浜アリーナでの3日間のみ。これは29thのアンダーライブを思い起こさせます。

・集客など

 私は全日モバイル先行で申し込み、二日目は一次、二次ともに落選し、一、三日目は当選。ツイートを見る限りは全ての日に落選者がいて、満席になることが予想されます。全国ツアーが終わって一ヶ月後という日程に加えてキャパを考えると、一つの大きな挑戦だったと思いますが、まず一つ課題をクリア出来そうです。
 ライブそのものに関しては、私は全く心配はしていません。人数が少ないので体調面は心配ですし、無駄に走り回らされるようなライブにしないで欲しい、とは思っていますが。

・アンダー曲

 33rdのアンダー曲は『踏んでしまった』。
 28thからずっと、イケない恋愛、もしくは失恋系の歌詞が続いていましたが、27th『錆びたコンパス』以来の骨太の歌詞と言えます。私の好みとしては、圧倒的にこちらです。ただ、何をもって「人間は罰を受けるべき」なのかはよく分からず、薄っぺらい現代文明否定論みたいな匂いがあるのは残念ですが、恋愛系よりはずっと良いです。

 曲は猛烈なアップテンポで、コールを入れるのが困難なほど。全国ツアーではセンターの松尾さんを中心にキレのあるダンスを見せてくれました。アンダー曲だからクール系でなければならない、とは私は全く思わないのですが、松尾さんに合っていることは確かです。というか、センターの人柄にある程度合わせて作詞し、曲を当て嵌めているのだろうと思います。

 フォーメーションは、どうもはっきりしない面もあるのですが、松尾さんの両隣が小川さんと中西さん。その外側に向井さんと佐藤璃果さん。これがフロントです。
 後列も含めて、期生シンメなところもあれば、そうでないところもあります。私自身は、フロントは松尾さん以外は身長低めなメンバーを集めたのかと思いましたが、単なる憶測です。
 それはともかく、Wセンター制だった32ndとは違い、このフロントメンバー5人を中心にして、ライブを構成して行くのだろうと思います。

・フロントメンバー

 センターの松尾さんは、高身長でキレのあるダンスは既に定評があり、笑顔もどんどん魅力的になって来たように思います。初選抜となった32ndでは三列目中央に位置したのは、表情まで含めたパフォーマンスへの、全幅の信頼を伺わせます。トークは本人的にはそこまで得手でもなさそうですが、訥々と語るMCは結構好きです。のびのびやって欲しいですし、それが好循環になるはずです。

 センター脇は、中西さん。ほんの一年前、ステージ裏で怯えていた彼女は、もういません。スター誕生のコントで演じる多彩な演技や表情、そして歌唱力は、乃木坂46の一翼を担うに相応しく、ミーグリの人気からしても、次のシングルで中西さんが選抜入りする可能性は非常に高いです。
 だからこそ、一つやって欲しいことがあります。それは、アンダーライブでの『Actually…』披露です。

 五期生のミーグリの傾向からして、一度選抜に入れば、しばらく(もしかしたら二度と)アンダーに戻って来ることはないでしょう。当然今後のアンダーライブで、中西さん以外のメンバーによる披露があっても一向に構わないのですが、既に盛り上がりが定着している中西さんセンターによる披露があれば、更に盛り上がるのではないか、と思う訳です。『Actually...』のような曲はクールに決めることの多いアンダーライブ向きでもあるのでは、という思いもあります。

 佐藤璃果さんは、アンダーのフロント起用は既に三度目ながらも、その全てが端です。彼女からすれば、狙うはアンダーセンター、それが無理ならセンター脇、を望んでいたのではないか、という気もします。ライブの構成的にも、センターはもちろん、センター脇と端では目立つ出番の数がやや違って来るのも確かですので。
 もちろん、端では手を抜き目立つところだけ頑張るような人ではないですし、活かすべきチャンスは必ず来るはずです。
 個人的には、彼女の歌に注目しています。理々杏さん、中村さんが選抜入りし、林さんが休業中の今、アンダーの歌メンは全員五期生。吉田さん、向井さんと共に、先輩側の歌を担う役割が、璃果さんに求められるように思います。
 セットリスト次第な面もあるので、それを『チャンス』と表現するのは無理があるのですが、そうそう都合の良いチャンスなど回って来ない以上、この機会を活かして欲しいです。

 もう一人のフロント端、向井さん。これで三作連続でフロント端の起用です。
 かつて前髪をビショビショにして暴れ回っていた向井さんも、パフォーマンスの進歩は著しいものがあり、特別な派手さはないものの、ダンス、歌共に安定感抜群です。不器用ながらも少しずつ、少しずつ進歩して来た成果が、いよいよ花開いたように、私は感じています。恐らく運営の評価も上がっているからこその、この起用なのでしょう。
 パフォーマンスだけでなく、先輩としての存在感も素晴らしいものがあります。先輩の卒業のたびに大泣きしていた末っ子的存在だったのが、前回のアンダーでの清宮さんとのやり取りのエピソードや、活動自粛中の中西さんを爬虫類カフェに誘うなど、今やしっかりした先輩。情熱はしっかり保ったまま、優しく美しく成熟して行く様子は、アイドルを応援しているからこそ見られるものでしょう。このライブでもきっと、後輩達を導きつつ、自身の成長も見せてくれると思います。

 全員について書いていてはキリがないのでこのぐらいにしておきます。そして、フロントメンバーである小川さんに関しては、五期生で最も贔屓しているメンバーのため、稿を改めて別の記事にします。

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