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SNSの効果は?金川紗耶の場合

 私の推しメン、乃木坂46の金川紗耶さん。
 正直、世間一般の認識では金川さんは、
「ああ、乃木坂の!」
 とすぐに思ってもらえる程の知名度はなく、それは恐らく今後もあまり変わらないでしょう。

 しかし金川さん関連のTikTokの再生数や、インスタのフォロワーの増え方を見ると、
「乃木坂ファン以外へのアピール度」
 が比較的高いような気がしています。
 やや願望混じりではありますが、数字を見つつ考えてみました。

・TikTokに関して

・再生回数比較

 まずTiktokの再生回数といいね数を比較してみます。
 一年前ですが、『Time flies』のために各メンバーが出したものでは、金川さんは150万回で、これより多いのは飛鳥さん、生田さんといった超人気メンバーでした。以下のようになります。

齋藤:370万回 21万いいね
生田:230万回 13.4万いいね
遠藤:150万回 9.3万いいね
金川:150万回 6.6万いいね
星野:130万回 6.5万いいね
山下:130万回 7.7万いいね

2022/12/29 筆者調べ

 YouTubeショートでは、山下さんや秋元さんらの方が再生回数が多くなっていますが、金川さんの再生回数がかなり上位であることは同じです。

 続いて、乃木坂がTikTokに力を入れ出したと思われる『ジャンピングジョーカーフラッシュ』の関連動画でも、かなり回数が多いです。

   全員:130万回 8.3万いいね
金川・弓木:120万回 7.2万いいね
遠藤・賀喜:110万回 8.8万いいね
柴田・田村:96.9万回 6.4万いいね
   筒井:85.7万回 5.9万いいね

2022/12/29 筆者調べ

 林さん、弓木さんと三人で撮った一連のダンス動画でも、金川さん単独の動画は再生回数が多いです。

       三人:210万回 11.0万いいね
     金川単独:180万回 12.1万いいね
 三人(おふざけ):170万回 17.4万いいね
三人(愛のしるし):140万回 6.9万いいね
     弓木単独:96.9万回 4.8万いいね
      林単独:68.0万回 4.3万いいね

2022/12/29 筆者調べ

 『銭湯ラプソディ』の単独動画ではさすがにそこまででもなく、田村さんとほぼ同数ながら、最下位。三期生三人の方がかなり多い状態です。

山下:120万回 5.9万いいね
与田:110万回 8.3万いいね
梅澤:81.8万回 4.8万いいね
田村:76.1万回 5.1万いいね
金川:75.4万回 4.6万いいね

2022/12/29 筆者調べ

 ばらつきはあるにしても、同種の動画では、金川さんの再生回数が多い傾向にある、とは言えるでしょう。ただし「いいね」の数はそれに比してやや少ない傾向があります。

・考察

 いいね数に関しては、熱心にいいねを押す深いファン層までは、作り切れていないとも言えそうです。もちろん、いいねの数が熱心さと比例していると仮定した場合の話ですが。

 再生回数に関しては、乃木坂46の公式TikTokでは、『甘いエビデンス』のキャンペーンで、デートに行っている風動画が出ましたが、それがあまり伸びていません(100万回未達)。
 また、『十七分間』の五期生達の動画も、あまり伸びていないものがほとんど。川﨑桜さんのエフェクト付き動画が100万回を超えている程度です。

 アイドルオタクがデュフデュフ笑って喜びそうな上記の企画が、あまり伸びていない。Twitterであれば爆伸びしたでしょうし、YouTubeでもかなり伸びたはずですが、違いはその辺にありそうな気がします。

 金川さん関連動画の、TikTokでの再生回数の多さについてシンプルに考えると、ダンスのアピール力のお陰ではないかと思います。
 変な面白動画やおふざけ動画ではなく、ダンスなりパフォーマンスなりをアップして人気になるのが、海外でのTikTokでの王道のようですので、むしろ金川さんのようなダンスでのアピールが、王道なのかも知れません。

 ただし再生回数の多さが金川さんのダンスのお陰か、BGMの影響なのか、は今後の数字を見て行く必要があるでしょう。

・Instagramに関して

・フォロワー数

 金川さんを含め、多くのアカウントでいいね数を公開していないので、見えて比較出来る数字はフォロワー数だけです。
 金川さんのインスタグラムのフォロワー数は、
10月末(開設直後)7万人→ 11月末 約10万人→ 12月末 約15万人
 となっています。乃木坂内で比較すると、以下のようになります。

2022/12/29 著者調べ

 開始時期によって差はつきますが、当然のことながら、人気メンバーはフォロワーが多いですし、長期間やっていると多めです。金川さんはまだ二ヶ月ですので、フォロワー数は少ないです。

 特徴は、その伸び率でしょう。最近に始めたメンバーで比較すると、下のようなグラフになります。与田さんや山下さんのような100万人近いメンバーと比べてもあまり意味がないでしょうから除外しました。

 開設直後のフォロワー数は調べられなかったので、ほとんどのメンバーを金川さんと同じ7万人としました。10万、15万などに到達した日は、Twitterで検索して調べたものですので、完全に正確ではないですが、それほどズレてはいないはずです。
 ただし久保さんと絢音さんは初めから多そうだったこと、15万人到達のツイートが見つからなかったことから、初めから15万人としました。
 縦軸がフォロワー数(単位:万人)、横軸が開設からの経過日数です。黄色が金川さんです。

2022/12/29 著者調べ

 何事も、最初は増加スピードが大きいものの、徐々に鈍化する。それが当然ですし、概ねその傾向を示しています。しかし金川さんに関しては、10万人に到達して以降の方が伸び率が高くなっており、明らかに他とは違う曲線を描こうとしています。

・考察

 この伸び率に関して考えられる筋書きとしては、乃木坂ファン以外からのフォロワーを多く獲得しているのではないか、ということです。

 乃木坂46のメンバーがインスタを始めたと聞いてすぐにフォローするのは、元々のそのメンバーのファン、次いで乃木坂46のファンです。開設当初の初速は、そうしたファン層の分厚さに拠ります。
 しかし、そうした人達がフォローし終えてしまえば、後は徐々に自力で、フォロワーを獲得して行く必要があります。その『自力獲得』の力が金川さんは強いのではないか、という推測です。

 自力と言っても、メディアへの出方(きつねダンス、ラヴィット)の影響も当然あるでしょう。更新頻度が高いのも当然、好影響だと思います。
 ただ何より投稿の内容が、「アイドルっぽくて可愛い」よりも「美人」要素が強いと感じます。
 インスタは比較的女性が多く見ているという話が正しいとすれば、ぶりっ子的要素=いわゆるアイドルオタク受けよりも、スタイルの良いクールな美人要素の方が一般的な女性への好感度が高いのでは、とも思えるのです。もちろんこれは、オッサンの想像に過ぎないのですが。

・まとめ

 以上、数値自体は客観的な数値ですが、その要因の考察に関しては、主観で書きました。一応一般的な通念を基にしているつもりですが、推しへの贔屓目も入っているでしょう。その辺りは、読んだ方に判断してもらえればと思います。

 私のようなオッサンには、インスタのフォロワー数やTiktokの再生回数なんてものが本当に知名度や影響力を反映しているのかは、かなり怪しいと思われます。ちょっとした誤差程度であることも珍しくないでしょうし、実際にお金を生み出すかどうかは全くの別物です。

 まあ、多い分には越したことはない、程度の意識で、のびのび撮影なり、インスタの更新をして行ってもらいたいです。

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