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乃木坂46 個別握手会免除制度の今後

 私が以前書いた記事の中で、妙にアクセス数の多い記事があります。通算400部での個別握手会(オンラインミーグリ含む)免除制度と、四期生人気メンバーの免除タイミングを予測し、それに伴って六期生の募集が始まるだろう、と書いた記事です。


・35枚目時点の状況

 当たった点もありますが、外れたこともあります。それは、実際は35枚目シングルでも遠藤さんら人気メンバーの販売数を減らさず、普通に30部発売したこと、です。
 私が過去の完売表を見ながら数えた限りでは、35枚目も含めた通算をフルで全完売させた場合、408部になります。アルバム 9部+15部、シングル24部×1作+30部×12作です。

 次作の時点ではどうなるのか。いきなり「スケジュールの都合で不参加」とプツリと発売が終わるのか、所詮は私が数えただけの数字なので間違っていて、まだ発売が続くのか。現時点ではもちろん分かりません。
 賀喜さんは、昨年9月の夏休みに加えて、時折体調不良での欠席がありましたので、振替分も含めてもう少し続くかも知れません。
 田村さんは舞台のための不参加が何度かあってまだ400部にはギリギリ届いていないはずです。
 しかし遠藤さんは欠席も不参加もほとんどなかったはずなので、400部には届いていると思われます。

 ただそもそも『400部完売で個別免除説』は、概ね事実に沿っていそうとは言え、何ら公式なものではありません。
 オンライン化に伴う売上低下等の影響を鑑みて、制度の運用を内部で変えていたとしても不思議はなく、それを公表する義務もないのです。

 ただし個別免除は、基本的にはメンバーも歓迎することでしょうから、途中でルール変更することは避けるべき、ではあるはずです。地下アイドルの運営なら平気でやるでしょうが、乃木坂46が目先のお金目当てにそうしたことをする理由は、ないと思われます。


・メンバー達の望み?

 メンバー自身は個別免除を望むだろう、と言うのは、握手会やミーグリはシンプルに重労働だと思われるからです。
 私が乃木坂ファンになるより以前のこと、有吉弘行さん(当時AKB48の冠番組のMC、だったはず)が、
「メンバーは『握手会が本当にツラい』と言っている」
 と証言しているのを、何かで見た覚えがあります。当時アイドルファンではなかった私は、
「そりゃそうだよな。体力的にもしんどいし、ワケ分からんキモオタの御機嫌取りさせられるんじゃ」
 と思っていました。

 自分がオンラインミーグリに参加するようになったこと、推しの金川さんの言葉に触れるにつれて、きっとツラいだけじゃないよな、とも思うようにはなりました(そう思いたいだけかも知れませんが)。
 しかしやはり、しんどい面も厳然としてあることは、容易に想像出来ます。

 何度も来ていて信頼関係のあるファンが相手なら、楽しいこともあるでしょう。しかしそんな相手が多いとは思えません。
 暴言を浴びせて来るクソはもちろん最悪ですが、即座に通報しているでしょうし、それほど大勢は来ないはずです。
 微妙なのは、善意のファンです。善意があると言っても、善意から発せられる心無い発言は決して珍しくありません。ご指導ご鞭撻のつもりでトンチンカンな『アドバイス』をしてストレスを与えて来る者もいるでしょう。

 仮にそれらの嫌なことがなかったとしても、5秒、10秒の間に画面上に現れる相手とある程度コミュニケーションを取り、今後の人気のためにも良い印象を与えねばならず、しかもそれを1.5時間×5部=7.5時間続けねばならないわけです。
 自分の将来が掛かっているオンライン面接を立て続けに7.5時間こなしたら、誰もがヘトヘトになるでしょう。決してラクな仕事ではありません


・ゴールはあまり動かさないはず

 そう考えれば、ミーグリだろうと握手会だろうと、それが免除されてある程度の立場も保障されるのは、誰もが目指す立場だろうと思います。だからこそ、その免除制度の仕組みをコロコロと変えるのは、メンバーのモチベーションに大きく影響を与える可能性があります。
 そのため、仮に変えたとしても、
「卒業までずっとやって下さーい」
「800部にしまーす」
 なんて極端な変化ではなく、欠席振替分を厳密に計算するとか、その程度の差でしょう。
 すなわち、遠藤さん、賀喜さん、田村さんは、早ければ次作、遅くとも今年いっぱいで、免除になると思います。
 この三人に続くのは、筒井さんです。34枚目終了時点で331部なので、36枚目では最高でも391部で400部には届きません。最近やや完売速度が鈍っているものの、全完売は続けているので、早ければ今年いっぱいで免除になると、私は予測しています。


・六期生

 彼女らの売上を補うべく加入する六期生のオーディションは二回制、夏にも行われるとのことなので、お披露目は年末頃になる気が、私はします。五期生と同様に、歌とダンスをみっちり訓練してからの合流にして欲しいのですが、方向性を変えていきなり『未熟さ』を前面に出して早目に披露する可能性もあります。

 どちらにせよ、六期生の加入によって売上を補填しつつもミーグリ秩序を動かし、購買意欲を刺激しよう、と言う運営の目論見は、変わっていないと思います。恐らくグループが解散・活動停止するその日まで、同じサイクルを繰り返して行くでしょう。


・危機感煽り

 私自身、推しの金川さんのミーグリに参加しています。今作も無事全完売することが出来ましたが、六期生が本格加入後にはどうなるか、分かりません。五期生台頭中にも売上はあまり落とさなかったとは言え、余裕で全完売して選抜、と言えるラインには届いていない。その立場にいるのは四期生では、免除直前の三人だけです。
 そうした危機感を煽るやり方は、ずっと続いています

 言い換えれば、
「推しの出番が減っちゃいますよ~ミーグリ買わなくて良いんですか~?」
 という商売の仕方をしているわけです。
 正直クソだと思いますが、推しの金川さんが在籍する間は、クソと承知で乗ります。しかしその後は、こんなクソ商売に関わる気は一切ありません。曲を聞き、YouTubeを見て、外仕事を見に行き、ライブに参加することで、彼女達に貢献出来ればと思っています。


・免除制度の今後

 話を元に戻すと、個別免除制度は、今後も是非維持して欲しいです。
 …とわざわざ言うのは、私が知る限りではそのような免除制度はあまり見られず、姉妹グループとも言える櫻坂46や日向坂46ですら見られない、珍しい制度からです。
 乃木坂46でも、三期生までは免除されたように見えるとは言え、四期生にも適用されるかどうかはまだ分からない、そこまで確固として確立された制度とは言えない、ように私には見えます。

 組織が商売的に傾いた時、昔成功していたやり方に飛び付くも全くうまく行かず、現場が疲弊するだけで終わることは、ままあることでしょう。
 乃木坂46で言えば、免除制度を反故にして人気メンバーを延々とミーグリに参加させ続けたり、一旦免除になったメンバーを再稼働させたり、全国握手会を復活させたりする、といったことです。
 現在の乃木坂46はそこまで追い詰められてはいないはずですが、オンライン化により売上が減少していることは確かです。それの穴埋めをしたい、という心理から、負のスパイラルの始まりになる可能性も皆無ではなく、その点を僅かながらも懸念しています。

 まあ、現時点で私がいくら憶測を巡らせたところで意味は無いですし、まずは今年のシングルでのミーグリ発売状況を見て行きたいと思います。


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