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ライブでのコール

 私は以前は、乃木坂46のライブでコールしたいという欲求はなかったですし、むしろ邪魔だと思うことが多かったのですが、最近はコールするようになりました。


・宗旨替え

 私が初めてライブに参加したのは、2019年の夏のツアー、福岡ドーム。何も持たず、現地でペンライトを買えば良いや、と思って行ったものの、グッズ売場の長蛇の列を見て並ぶ気が失せ、そのまま入場しました。
 結局、タオルもペンライトも持たず、双眼鏡すらないオッサンが一人で来ているのを、周りの若者は奇異に思ったことでしょう。やったコールは、『裸足でSummer』だけでした。

 その後のコロナ期を経て、初のコールは、2023年2月の11thバスラの四期生ライブ。『ジャンピングジョーカーフラッシュ』は本当に最高でした。
 そして、4月の32ndアンダーライブ。『錆びたコンパス』で「ヘイ!」が言えた時は嬉しかったです。

 こうしたコールに関しては、メンバー側からも喜びの言葉や、促す言葉があったことで、私もかなり積極的になりました。会場の雰囲気に引き摺られた面も大いにあるのですが…


・特別な準備は要らない

 乃木坂46のコールには、曲ごとに決まったものもあります。『裸足でSummer』の、タオルを掲げての「ヘイ!」が有名ですし、『おひとりさま天国』でも公式で周知されたコールがあります。
 しかし一般的なパターンとしては、
「超絶可愛い!○○!」(Aメロ辺り)
(おーれーの!)「○○!」(Aメロ辺り)
「オー、ハイ!」(Bメロ辺り)
「オーイオイ!オイオイオイオイ!」(サビ周辺)
 ぐらいですので、周りに合わせていればすぐに対応出来ます(ちなみに私は「オイ」ではなく「ハイ」か「アイ」だと思っていました。今でも確信がありません)。

 余談ですが、
「ライブに参加するなら、コールを覚えて行くべき」
「曲ごとのペンライトの色を覚えて行くべき」
 なんて言っている人も見かけますが、頑張って覚えて行く必要は全くないです。座ってかったるそうにスマホを見てる、なんて態度でさえなければ、それで充分です。
 上記のような発言は、初参加の敷居を上げるだけで百害あって一利なし。古参ぶりたい奴がイキがってるんだな、とスルーすれば良いです。


・「はい、せーの!」

 ちなみに、2023年の北海道ツアー初日でのこと。推しの金川さんの凱旋公演と言うことで、全力声出しする気満々だったのですが、両隣りと真後ろが女性ファンでした。
「大声出したら引かれるかな…」
 と私は懸念しました。32ndアンダーライブでは、隣の女性がやや引いている感じだった思い出があったからです。ただそれは、全くの杞憂でした。

 と言うのも真後ろの方が、所詮は新参者に過ぎない私よりもずっとコールに詳しくかつ慣れていて、物凄く大きな声でガンガンにリードしてくれたからです。本当にありがたかったです。

 そこで知ったのですが、サビの
「オーイオイ!」
 の前に、
「はい、せーの!」
 が入ることを、私は初めて認識しました。ちゃんと聞いていなかったのか、最近普及して来たのか、は分からないのですが…
 ちなみに、拍数と言葉の関係で言えば、こんな感じです。「|」が、拍の区切りを示しています。
(休)|はい|せー|の
オー|イ|オイ|(休)
オイ|オイ|オイ|オイ


・音速の限界

 一体感を生むとされるコールも、広い会場では時差が生じます。神宮球場ぐらいの広さになると、その時差も巨大です。これをコール再開後のファンの不慣れさのせいにする人もいますが、物理的制約に拠るもののはずです。
 『見る』のは光速なので時差は無いのですが、音速は約340m/s。野球場なら最大100m以上の距離があるので、メンバーが拳を振り上げたのに合わせても、0.3秒は時差が生じます。
 また曲に合わせようとしても、元々の音からの時差が生じ、合わせて2倍になるため、ますます混沌としてしまいます。

 『Overture』であれば、だいたいBPM120ぐらい。そうなるとコールの「オイ!」が0.5秒ぐらいなので、まるまる1拍ぶんズレるようなイメージです。
 配信で見ていると、ズレっぷりが激しくて困惑するかも知れませんが、そうした事情があることを理解してもらいたいです。
 先日のアンダーライブ、横浜アリーナぐらいの規模であっても、現場では時差ゼロでしたが、配信では時差がありました。
 メンバーはそのためにイヤモニをしていますし、想定の上でライブに臨んでいるはずですので、問題はないはずです。


・今後

 余談が過ぎましたが、今後もメンバーが希望する限りはやって行くつもりです。
 メンバーの希望と言っても、
「オタクはコールしたいものだ」
 という想定の上で発言している可能性もあるため、本当の希望ではない可能性もあるのですが、その点は目を瞑ります。どうせ『本当の希望』なんてものは分かりませんので...

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