乃木坂46の35枚目シングルの選抜メンバー、フォーメーションが発表されました。

・センター

　センターは、前日に卒業を発表した山下美月さんです。
　凄い勢いでテレビドラマに出演し続け、乃木坂の顔となってくれている山下さんの卒業は、いずれ来ると分かってはいてもショックでした。
　昨年は真夏さん、絢音さんの卒業が早い段階であったものの、春先からはずっと、卒業の話題がなく過ごすことが出来ました。
　勝手な推測ですが、『一、二期生後の乃木坂46』が軌道に乗るまでは、と待ってくれていたのではないか、という気もします。もう少しグループを引っ張ってもらいたかったとは思ってしまいますが、かつての生田さんを思わせるとんでもないハードスケジュールで走り続けて来てくれたことには、感謝と畏敬の念でいっぱいです。
　卒業後は少し休むようですが、ひとまず最後まで、元気に走り抜けてくれることを願っています。

・新選抜

　新選抜は吉田綾乃クリスティーさん…と言うより、三期生全員選抜、という言い方をした方が良いでしょう。吉田さん自身の力量はアンダーライブで証明済ですので、全く問題ないのですが、山下さんの卒業シングルとは言え、三期生全員選抜という形をとるとは…
　山下さんの卒業発表があったのが前日でしたが、その後の短い間でも、三期生全員選抜を望む言葉は少し目にしました。しかし、乃木坂46の運営がそんな温情采配をするはずがない、と私は思っていたので、完全に予想外でした。

　前例とも言える、白石麻衣さんの卒業シングルとなった25枚目では、一期生全員が選抜となりました。しかしそれは、白石さんという絶大な貢献をした唯一無二の存在だったからこそ、だと私は思っていました。西野七瀬さんの卒業時ですら、そのようなことはなかったです。
　しかしよく考えれば、テレビドラマにこれだけ連続出演したメンバーは、乃木坂46の歴史で山下さんしかいません。ゼロから切り開いて行った白石さんとは形は違うとは言え、空前の貢献をしたという意味では、山下さんも何ら変わることはないと言えるでしょう。

　残された期間は三カ月程度。存分に、想い出を作って欲しいです。

・フォーメーション

　今回は、完全な同期シンメのフォーメーション。岩本さんが一列目に入り、弓木さんが二列目で田村さんとシンメになりました。

　25枚目の時は、一期生が一、二列目を占めました。一期生11人のうち選抜固定だったのは8人。そうではなかったのは、樋口さん、中田さん、和田さんだったと思います。
　それに比べると、現時点での三期生選抜固定メンバーは5人。その5人全員がフロントに立ち、残った6人は三列目となりました。ミーグリ人気の序列では、二列目メンバーが圧倒的に上ですので、そうした面を考慮したのだと思います。いっそ二列目も三期生でも良かった気はしますが。

　そして、弓木さんが二列目、初福神となりました。同期シンメを組もうとする影響もあったかも知れませんが、ミーグリ人気に加えてバラエティ番組での活躍の成果もあったでしょう。今まで通り思い切って活躍して行って欲しいです。

・金川紗耶さん

　私の推しの金川さんは、今回アンダーになりました。34枚目は休業だったものの、33枚目では4次全完売でした。ただ体調面の配慮を無視したとしても、三期生全員選抜となった今回は、それでは届かなかったでしょう。体調面を考慮すると、アンダーセンターもないと思います。

　本人は復帰後のラジオで、今までは『求められているイメージ』を無理して演じている時もあったので今後は無理なく自分らしくやって行きたい、と語っていました。

　非常に良いことだと思います。だからこそ今回のアンダーで、
「やっぱり無理してでも色々アピールして行かなきゃダメなんだ」
「トークもガンガン送って、ブログも毎週更新して行かなくちゃ」
「そもそも休業なんかしちゃダメだったんだ」
　などとは思わないで欲しいです。それではきっと、以前と同じになってしまいます。

　もちろん、選抜とアンダーでメディア露出には差がある以上、全く気にしないのは難しいでしょうが、とにかく応援する人は必ずいるので、それだけは信じて欲しいです。私ももちろん、変わらず応援を続けます。

・アンダー

　アンダーセンターは誰になるか、まだ分かりません。
　ミーグリ序列的には筒井さん、菅原さんが候補になりますが、二人はアンダーライブは初参加。いきなりのセンターは大変過ぎるかも知れません。
　アンダーライブ経験を考えれば、まずは小川さん、冨里さん。そして黒見さん、久々ですが柴田さんも候補になると思います。金川さんは本来は候補ですが、上記の通り体調を考慮して、無しと思われます。
　期別曲のセンター経験もない柴田さんを起用して歌唱力を活かして欲しいと期待していますが、なんとも言えません。

・アンダーライブ？

　そもそも、アンダーライブがあるかが分かりません。3月にバースデーライブ、5月に山下さん卒コンとなれば、スケジュール的にはかなり厳しい。その点の懸念は、Twitter上でもたくさん見ました。
　しかし、普通なら選抜レベルのミーグリ売上者が何人も参加するなら、やらない手はありません。
　私は気の早い『東京ドーム説』（正確には山下さん卒コンと合わせての、連日東京ドーム説）も見たぐらいです。いきなりそこまで楽観的にはなれませんが、さいたまスーパーアリーナクラスではやって欲しいと願っています。

・まとめ

　大きな節目を感じさせる体制となった35枚目。しかしファンとしては、出来る限りの応援を続けるだけのことです。メンバー皆にとって良き思い出となるシングルになることを願っています。