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アンダーライブしか勝たん!:乃木坂46 33rdアンダーライブを見て①

 乃木坂46 33rdシングルアンダーライブ。私は1,3日目に現地参加しました。3日目が現地だったためにアフター配信は見られず、2日目のジコチューコーナーはまだ見ていませんが、鉄は熱いうちに打てで、この段階で感想を書きます。

・座長 松尾美祐

 メンバー個々に触れていると超長くなるので別記事にしますが、唯一の例外として座長の松尾さんについて!
 パフォーマンスの凄さは既に分かっていましたが、この公演で際立ったのは、MCでの堂々とした座長っぷりでした。話すのが凄く得意という感じでもなかったので、一抹の不安はあったのですが、それは全くの杞憂でした。29thの時も、初座長の佐藤楓さんを心配していたところで素晴らしい座長ぶりを見せ付けてくれたことを、思い出しました。

 もう一つ印象に残ったのは、笑顔です。今まで私は、松尾さんの笑顔は少しぎごちない、硬い笑顔のように感じていましたが、今回は本当に素敵な笑顔でした。
 特にジコチューコーナーでの、『転がった鐘を鳴らせ!』。ライブでやることは少ないですが、最高に楽しい曲に、最高の笑顔を添えてくれました。夏のツアーとこのアンダーライブで、一回りも二回りも大きくなった気がします。

・概観

 私の初日の席は、スタンドのステージ正面。距離はありますが、全体がよく見えます。3日目はステージ下手側のスタンド。前後距離ではちょうど真ん中ぐらいで、ステージも見易かったです。
 今回は推しの金川さんが出ていないこともあって、双眼鏡で追うことにあまり拘らず、ステージ全体を見ている時間が長めでした。それで思ったのは、本人達が言うだけのことはあり、ダンスの揃いとしては今までで一番だった気がします。あまりそういう視点で見ないのでサンプルが少ないですが、11thバスラ三期生ライブでの揃いぶりに匹敵しました。

 今回のセットリストは、アンダー曲が多めでした。例外は『Route246』と『Against』ぐらいでしょうか。いわゆるアンダーライブらしい選曲だったと思います。ただし、ジコチューコーナーには普通に表題曲等も入って来ますので、それとバランスを取った結果とも言えそうです。
 個人的に大好きな曲『狼に口笛を』『自由の彼方』があったのが嬉しいのですが、『錆びたコンパス』がなかったのだけが残念でした。全国ツアーではあったから、と言う理由かも知れませんが、アンダーライブの方がより集中が高まる気がするので、是非やって欲しかった…

・集客とこれからの在り方

 集客は、無事に三日間満席。私は2日目を一般でゲットしようと5時間粘ったのですが、無理でした。初日だけは金曜日なので一般でもやや余裕があったようですが、結果的には埋まりました。
 これは恐らく、五期生効果が大きいです。今回出ている五期生は4人だけとは言え、アンダーでも三次で全完売するような人気メンバーもいますので、集客力はかなりあります。次のシングルでは五期生から、1人は確実に、もしかしたら2人は選抜に入るでしょうから、その場合のアンダーライブの集客がどうなるかは、これから明らかになって行くことでしょう。

 規模が大きくなり、
『全体ライブとの差別化が出来なくなるのは賢明とは思えない』
 などと言う意見や、バカの一つ覚えの昔話をしているツイートも目にしましたが、アンダーライブは人数が少なくて各メンバーにスポットが当たり易く、パフォーマンスの質も上がり易い、という圧倒的な差があります。
 はっきり言ってライブ体験としての質は、圧倒的にアンダーライブが上です。だから私のように、推しが出ていないアンダーライブにも参加する者が出て来る。その魅力は今でも健在だと、断言出来ます。
 また、彼女達のハングリーさも決して失われてはいないと、私は確信しています。

・四期生

 このライブで私が最も強く感じたのは、いよいよ四期生がアンダーの主戦力となって来たこと、です。これは当然、座長が四期生の松尾さんであった影響もあるでしょう。しかし、圧倒的な成長を見せる松尾さん、ジコチューコーナーで歌唱力の成長を見せてくれた黒見さんなど、パフォーマンスはもちろん、漏れ聞こえて来る振る舞いでの『中核感』がどんどん高まっているのは確かだと思います。
 それには、五期生という後輩が加入し、間の世代となったことが好循環になっているのでしょう。五期生の高いスキルと頑張りは刺激になっているでしょうし、MCで黒見さんが、
「後を追える背中がすぐ近くにいるのは大きい」
 と言っていた通り、盤石の安定感を持つ三期生の存在も大きいはずです。

 こう言ってはなんですが、三期生がこのまま十一人で居続けてくれる時間も、長いとは思えません。むしろ、明日誰かの卒業発表があったとしてもおかしくない。私のようないちファンでも感じることを、メンバーが感じていないはずもありません。
 いつか来るその日のために、たゆまず成長を目指し続けるのは、恐らく三期生も辿って来た道。今その道を四期生が歩み、やがては五期生が歩むことになるのでしょう(これはもちろん、アンダーに限りません)。

 乃木坂46は変わって行く。それは、飛鳥さんが言った通りです。
 メンバーも個々に変わって行き、そして旅立って行く。その様子を、表面のほんの一部しか見えなくても見守れる…少なくとも見守っている気分になれるのは、アイドルグループの大きな魅力だと思います。

・今後

 私のようなオッサンも、若者よりは遅いとは言え、多少は変わります。一生乃木坂の応援をし続けるとは思えず、いつかは離れる時が来ます。
 しかし、離れる最後のギリギリまで、アンダーライブには足を運び続けていると思います。それだけの魅力が、アンダーライブにはある。そう断言出来ます。

 個々のメンバーについては、アフター配信も見届けた後に、別記事にします。

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