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乃木坂46 35thアンダーライブへ向けて

 乃木坂46の35thシングルアンダーライブの開催が発表されました!


・事前の見通し

 今回は山下さん卒業シングルによる三期生全員選抜、そのためアンダーは四期生、五期生のみ。選抜発表当初は、そもそもアンダー曲がないのでは、という声もありましたし、4月にセーラームーンミュージカル、5月に山下さん卒コン、7月には恐らく夏のツアー、更に5/21のMrs. GREEN APPLEとの対バン、6月末の香港公演という日程からして、アンダーライブの開催は難しいのでは、という人もいました。それはそれでもっともな意見だったと思います。

 しかし、生配信についての「嬉しいお知らせ」という予告の時点で、これはアンダーライブはある!と期待は高まりましたし、その期待通りの発表となりました。
 初めにフォーメーション発表が行われ、センターは筒井さん、両脇の菅原さん、冨里さんの三人がフロントメンバーになりました。
 各列両端は五期生が立ち、内側に四期生が並びました。私の推しの金川さんは、二列目中央。隣には黒見さんと、久々のアンダーとなった柴田さん。後ろには松尾さんが来ました。
 四、五期生しかいないので当然ですが、完全な同期シンメです。


・センター

 センターの筒井さん。曲の収録とMVだけならともかく、初のアンダーライブなのに座長を務めるのは、かなりの負担になります。その選択をしたのはかなり意外でしたが、筒井さんの度胸に賭けたのが半分、もう半分は期待の大きさの表れだと、私は思っています。
 アンダーになったことに憤慨する筒井さんのファンの声も多く目にしましたが、選抜どころか福神入りも余裕というレベルだった以前より、ミーグリ完売速度が鈍くなっている現状を、認識していない人が多いように見えます。
 もちろん、ミーグリ完売数なんてものは本来、どうでも良いものです。実際ライブでの声援を聞いていると、筒井さんへの声援は一際大きく、会場人気という点では全く低下は見られません。
 しかし現実として、乃木坂46のグループ内序列はミーグリ完売数でほぼ決まっているのですから、序列について何か発言をするのであれば、少なくとも現状を把握してからするべきだと、私は思います。

 ミーグリ完売数・完売速度で序列を作っている乃木坂46の中では、例外的な扱いを受けている…嫌な言葉を使うと「優遇されている」のが筒井さんなのは、完売表を検索すれば分かります。正直言って、彼女に掛けられている期待は変わらず大きいと、傍から見ていると思います。
 ただ、もともとアンダーセンターはミーグリ完売数だけでは決めていませんし、運営の思惑というものはあって当然です。そうでなければ、EXCELで並べ替えれば作れるような人選にしかなりません。
 本人が怠けたり、ズルをして優遇されているなら話は別ですが、そんなことは全くないはずなので、決まったからには全力で後押しします


・センター脇

 菅原さんも初めてのアンダーライブなのは筒井さんと同様ですが、より忙しいのは菅原さんでしょう。セーラームーンミュージカルで主役を務めるのに加え、ラヴィットの金曜シーズンレギュラー、乃木のののMCにも就任。忙し過ぎて心配になるレベルです。二年前の早川さんの轍を踏まないよう、十分注意しているはずなので、あまり言わなくて良いはず、と信じたいですが…

 冨里さんは二度のアンダーライブ経験があるため、その点は大きなアドバンテージです。二度とも人気の割には後列でしたので、ここでフロントとして大きな役割を担う経験をしてもらおう、という意図ではないかと思います。ダンスはどんどん良くなっていますし、彼女のアオりは本当に素晴らしいので、聞けるのが楽しみです。


・金川紗耶さん

 今回が復帰となる、私の推しの金川さん。体調のことを考えればセンター(座長)は厳しい、と理性では判断していたものの、正直発表前は一抹の期待をしてしまっていたのも事実です。また、センターが無理でも、フロントは行けるだろう、と思ってしまっていました。

 しかし冷静に考えれば、フロントであってもかなりの負担です。菅原さんと冨里さんのミーグリ完売速度は金川さんより上なのも確か。金川さんの健康状態が問題ない時にこの配置となったら、感情的な発言をしてしまった可能性もありますが、今回はこれがベストな形の一つだろうと思います。


・MVと曲

 MVは、伊藤衆人監督。生配信時にメンバーが設定の細かさを語っていたところで、ピンと来ました。
 今でも最高のMVだと思っている『アナスターシャ』でも、メンバーの個性に合わせた様々な設定が盛り込まれていることは証言がありますし、再生回数が好調だった『おひとりさま天国』と同様に、多くのメンバーがしっかり映っていることも、個人的には大評価ポイントです。

 MVで特に良いと思ったのが、終盤。親友だと思っていた二人が、自分とは別に交友関係を築いている様子を見て寂しくなったところに、ちゃんと気付いて見てくれていた二人から写真が送られて来るところ。心が温かくなるシーンでした。

 現時点で再生回数は非常に好調、公開後5日ぐらいで100万回とアンダー曲では記憶にない速さだと思います(データはとってないので分かりませんが)。
 曲やMVの内容が良いのは大前提として、更なる要因の一つだと私が勝手に思っているのが、サムネイルの筒井さんの笑顔。美しさと可愛らしさの見事な両立が、とても、とても素晴らしいです。

 曲に関しては、前日にTiwtterにアップされた数秒の予告映像で、イントロが少し流れました。
 この時点で、非常に爽やかな曲であることは想像出来ましたし、私の期待は高まりました。アンダー曲は反抗期曲や鬱屈曲、もしくは妙にクール系だったりして好みにハマらないことが多く、爽やか系の方が好みなのです(ベストは『錆びたコンパス』のような応援系)。

 爽やかという点では前作の『思い出が止まらなくなる』と共通していますが、今回はより緩やかな曲調で、筒井さんの穏やかさにとてもマッチしていると感じました。


・アンダーライブの色

 四期生中心のアンダーライブは、今までと少し色合いが変わって来そうです。配信の時の
「楽しくやりたい」「楽しみたい」
 という発言や、ワチャワチャと楽しそうな様子からも、その予兆が伺えます。

 思えば31stアンダーの時から始まった、アンダーについての生配信。あの時は、悲壮感が漂う配信でした。三、四期生のみの体制の開始、会場キャパの縮小傾向による危機感が強かったと思います。更に昔の、アンダーライブが始まった頃は、文字通り『生き残りを賭けた戦い』だったことでしょう。

 しかしグループの人気が上がり、アンダーライブの人気と動員力も上がり、三、四、五期生と合流してメンバーも変わり、ファンも入れ替わって、アンダラ開始当初の切迫感はもう無いと思います。
 しかしそれは当然です。人気と動員力が上がり、それに伴って強過ぎるプレッシャーから解放されるのは、歓迎すべきこと
 二、三ヶ月毎に
「これがダメだったらクビだぞ!」
 と言われ続ける会社に務めたくないのは、誰もが同じでしょう。

 しかし傍から見る立場なら、そうした光景を肴にして飲む酒が旨い、という層は確実に存在します。
「連投でボロボロになって肘を痛めても投げるのが、高校野球の醍醐味だ」
 と言って酒を飲んでいる老害ジジイと変わらないので、絶滅して欲しいものです。

 こんなことを言うのもTwitterで、結構信頼していた人が、
「楽しむ、なんて言われたら乗れない。頑張るって言って欲しい」
 とか言っていたからです。即ブロックしました。かなり頭に来ました。

「選抜を目指す」と言えば「アンダーを軽視するな」と言う奴が、
「アンダーを楽しみたい」と言えば「向上心が無い」と言う奴が、
 ゴキブリのように湧いて出て来るのが今の時代です。
 それを浴びせられるメンバーの気持ちも考えられないのか。
 自分の思い入れや哲学や世界観とやらを優先するのか。
 「楽しみたい」と言う人が、頑張っていないとか、悔しさを感じていないとでも思っているのか。
 その程度の想像も出来ずに、ネット上で言葉を発しているのか。
 それなら、お前のしている行為はもはや応援ではなく、ただの押し付けだ。

 本当に胸クソ悪かったです。


・四、五期生のみのアンダーライブ

 気を取り直して。
 今回のアンダーメンバーには、これまでアンダーライブを支えて来た三期生が不在となりますが、私は特に心配していません。

 歌メンとしては菅原さんと柴田さん、ダンスメンとしては金川さんが入りますので、穴埋めは出来るはずです。ダンスに長足の進歩を見せる冨里さん、経験豊富なオールラウンダーである筒井さんも来れば、質が落ちる心配は不要でしょう。
 余談ですが、私の目からは、四期生のダンスと五期生のダンスは、やや違うように見えます。素人なので理由はよく分かりませんし、どちらが上とか下とかいう話ではないのですが、今回のライブで、何か解釈が見つかればと思っています。


・ライブに向けて

 有明アリーナのキャパは、Wikipediaによれば1万5千人。33rdの横浜アリーナは1万7千人。メンバーの集客力的には互角以上、かつ同じ金曜~日曜ですので、満席になるのはほぼ確実です。全日当選は難しいかも知れませんが、当然全日申し込む予定です。仕事がどうなるかは分かりませんが…

 28thからバタバタと『一・二期生後の状況』への準備に入った反省を活かして、今の時点から、三期生後の状況への準備を始めているのだと思います。
 乃木坂46では、本人が卒業を申し出た翌週に発表、なんてことはなく、一年ぐらい時間を掛けることも珍しくないことは、数々の証言からもうかがえます。現時点で三期生の誰かが卒業を申し入れていたとしても、何の不思議もありません。
 実際に卒業ラッシュが始まってから準備したのでは遅い、という面は間違いなくあります。もちろん、三期生全員選抜という特殊な状況だからこそ出来たのだと思いますが、これを奇貨として今後への礎として欲しい
 推しがアンダーにいるということもありますが、仮にそうでなかったとしても、全力で全日参加に挑戦した自信があります。とりあえず、抽選申込開始を待ちつつ、MVをひたすら回します

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