2023.12.31

最悪な状況で始まった2023年。

どうなる事かとおもったが、こうして2023年の終わりを迎えると悪くない一年であった。

とくに今年は人生初をたくさん経験した。
初めての経験は良くも悪くも人生を太くしてくれる。

一年を通じて間違いなく今までの自分よりも太くなった。

仕事面では色々な出会いや再会、そして別れもあった。

5月にホテル時代の仕事仲間が他界した。同世代の仲間の死は大きな驚きがあると共に、命の儚さを強く感じさせた。

20代、30代の時は死なんて想像すらしなかった。
それが50が近づくと大病を患う仲間が増えていく、なんとも言い難い感情が芽生え、はっきりと死を意識するようになった。

ただ、限りある命を燃やすように全力で生きよう!という感じではなく、日々の生活を大切にしよう!そんな気持ちが強くなっていった。

そして今までよりも出会いやご縁を大切にしようと心から思えた。

きっかけは上述の仕事仲間のことで、皆で集まってお見舞いにいった事だ。

中には15年ぶりに会う人なんかもいて、最初こそどんな感じで向き合えばいいのか分からなかったが、ほんの二言、三言を交わすだけで昔に戻ることができた。

きっと亡くなった仲間が、人の繋がりは大切にしろよと教えてくれたに違いない。

普段、出不精な私も、これをきっかけに機会があれば人と会うようになった。

印象的だったのはブライダル時代の前職メンバーや当時のお取引先様と七年振りに会ったこと
これは貴重な経験であった。

正直、中には得意ではない人もいたが、7年という月日はそれらを甘くまろやかにしてくれて特別な時間を過ごすことができた。

激動の時代を共に駆け抜けたメンバーは、何があってもどこかで繋がっているのだろう。

今はお互いに良い思い出として、許し合える関係へとなっていた。

そしてプライベートは本当に素晴らしい日々を送ることができた。

高齢かつ体調があまりよくない母との時間が必然的に増えていったが、散々、迷惑をかけた母との時間は特別だ。

来年も時間の許すかぎり母との時間を持ちたいとおもう。

また2023年は本当によく遊んだ。
妻と二人で全国各地をドライブし神社や城を巡り、地のものを美味しく頂いた。
個人的に青森までのドライブは非常に印象に残っている。

そして気になるアーティストは片っ端から公演に出掛けた。世代的にアーティスト自身が高齢であるケースも少なくないので聴けるうちに聴いておきたいと考えるようになったからだろう。

そして12月25日のクリスマスから年末にかけて、とても感動的な出来事があった。

仕事では課題や苦しみが大きかった分、最後の最後で大きなご褒美をもらった気分だ。

大人になってから、初めてサンタクロースの存在を感じることが出来た。

2024年も家族との時間を大切にしながら、逢いたいと思った人には逢いに行こうとおもう。

好きな人と過ごす。
それは僕の人生において、最も重要なことだからだ。

2023年も本当にお世話になりました。
皆様、素敵な年越しをお過ごしください。

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